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2012_U23・・この時点での最重要テーマは、勝負に臨むチームを固めることなのでは?・・(U23日本代表vsベラルーシ、 1-0)・・(2012年7月18日、水曜日)

実はいま、家族サービスも含め、久しぶりに京都を訪れています。

 梅雨明けの殺人的な暑さにもかかわらず、祇園祭、西本願寺、銀閣寺、哲学の道、南禅寺、河井寛次郎記念館などなど、歴史的バックボーンに彩られた行事や施設と積極的に接することで、様々な意味合いの「新鮮な刺激」を堪能しているっちゅう次第。

 ということで、このゲームは、ホテルでのテレビ観戦ということになりました。とにかく短く、ポイントだけを箇条書きでまとめます・・

 ・・関塚隆監督が考える(やっと揃った)ベストの先発メンバー!?・・

 ・・とにかく、残された8日間のなかで、彼らの「イメージシンクロ状態」を出来る限りアップさせていかなければ・・そう、組織コンビネーションを基盤と するコレクティブサッカーのなかにタイミングよく個の勝負プレーもミックスしていくことで、組織プレーと個人プレーが究極のバランスを魅せる最高パフォー マンスを世界にアピールするために・・

 ・・と、思っていたのだけれど、結局は、先日のニュージーランド戦同様に、多くの選手を入れ替えた・・いまは、「勝負チーム」を固めていく最後のタイミングなのに・・さて〜・・

 ・・まあ、ニュージーランド戦では、主力と考えられる何人かの選手を欠いていたこともあったんだろうけれど・・

 ・・どうも、選手交代のバックボーン(チームの意図)を掴みきれない・・まあ、ターゲットマン杉本健勇とか、爆発勝負ドリブルの突貫小僧、齋藤学、はた また守備のオールラウンダー(オーバーエイジの)徳永悠平といった、安定と変化を望める選手は別だけれど・・フムフム・・

 ・・前半の立ち上がりは、うまく組織プレーが回らなかった・・人とボールの動きの量と質がアップしていかない・・だから、素早いコンビネーションも出て こないし、ウラのスペースも突いていけない・・ただそれでも、時間の経過とともに徐々にペースがアップしていったと感じた・・

 ・・相互コンビネーションのイメージ共鳴レベルがアップすることで、人とボールの動きがスムーズにリンクするようになっていったと感じられたのですよ・・

 ・・だから、宇佐美貴史に代表される個の才能も、より良いタイミングと状況で、効果的な個の勝負を仕掛けていけるように「も」なった・・

 ・・そう、前半でも、時間の経過とともにサッカーの内容はアップしていったと感じていた筆者だったのですよ・・だから、後半に対する期待も高まってい た・・もちろんそこには、前述した「安定と変化が望める選手」の交替出場に対する期待もあった・・だからこそ、後半の、バックアップ選手も含めた「チーム 全とっかえ」には、面食らった・・

 ・・関塚隆監督は、試合後のインタビューで、チーム全体のコンディションをアップさせ(高みで安定させ)なければならないとは言っていた・・まあ、コン ビネーションでの「あうんの呼吸」といった、攻守にわたるチームとしての「やり方」は、選手全員に浸透している(イメージが共有されている)という前提で の発言なんだろうけれど・・さて〜〜・・

 ・・とにかく私は、いまの時点でもっとも大事なコトは、勝負マッチに臨むチーム(先発メンバー)を出来る限り「固め」ることで、互いのプレー(イメージ)のシンクロレベルをアップさせていくことだと思うわけです・・

 ・・でもこの試合では、選手がどんどんと入れ替わってしまうことで、サッカーの内容が減退していったという印象を拭(ぬぐ)えなかった・・まあ、杉本健勇が決勝ゴールを奪ったことでゲームは勝利を収めたけれどね・・

 ・・どうも、うまく納得できない・・とはいっても、そこは優れたプロコーチ関塚隆のこと、その脳裏には、わたしの発想を超越するような(部外者には決し て推し量ることが出来ない!?)次元を超えたチーム作りの(チーム力を最高潮にもっていく)心理(!?)マネージメントイメージが詰まっているのかもしれ ない・・ソコが知りたい・・

 ・・とにかく、そんな視点も含め、次の(スペイン戦を控えた最後の調整マッチである)メキシコ戦に注目しよう・・そこでは、どんなコトが起きるのか・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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