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2013_J2_第39節・・反町康治さんとの対話・・チャレンジャーに乾杯!!・・(横浜FCvs松本山雅、 1-3)・・(2013年11月3日、日曜日)

ものスゲ〜迫力だな〜・・

ニッパツ三ツ沢球技場に到着したとき、すぐに、そんな思いにかられました。そう、スタジアム全体が、松本山雅サポーターがブチかます大迫力の応援に包み込まれていたんですよ。

「あの」松本山雅のサポーターだし、その監督も、「あの」チャレンジャー、反町康治だからね。ホント、ちょっと観戦にもリキが入った。

「あの松本・・」と書いたのは、2011年3月から公開されたドキュメンタリー映画、「クラシコ」の上映会で、宇都宮哲壱さんとステージ上で対談したことがあるからです。

そのときのコラムについては、「こちら」を参照してください。

映画は、松本山雅と、長野パルセイロとの、エキサイティングなライバル関係を、北信越リーグを舞台に、緻密に描き出している。

まあ、詳しくは、前述のコラムを参照して下さいネ。

ということで、松本という田舎の都市で(失礼!)、サッカーが、異文化接点として、どのように機能していくのかが、とても気になっていた。

そんな折、湘南ベルマーレを退任した反町康治さんが、監督に就任したんですよ。

また、読売サッカークラブ当時に、グーテンドルフと私で入団を決めた加藤善之が、ジェネラルマネージャーとして反町康治をサポートしている。

コリャ、ホント、気になって仕方なくなってしまった。

たしかに、スタジアム観戦の機会は限られているけれど、成績だけじゃなく、出来る限りビデオなどでもサッカー内容も追いかけていた。

そして思った。

・・やっぱり、反町康治は、優秀なプロコーチだ・・もちろんクラブ規模から選手の資質まで、どう考えても一流じゃない・・それでも、臨機応変に、それぞれの状況に即して、まさに最善といえる策を駆使して頑張っている・・

・・昨シーズンにしても、今シーズンにしても、彼らの総体的キャパシティーからすれば、まさにレベルを超えたパフォーマンスを魅せているじゃないか・・

だから、今日のゲームの後に、反町さんに聞いた。

・・立派なサッカー・・そして、昨シーズンも、今シーズンも、予想を超える結果まで、たぐり寄せている・・素晴らしい仕事ぶりだが、そのことについて、ちょっと自慢していただけないか・・

でも、反町さんは、自慢しない。曰く・・

・・任された以上・・何でも、すべてやる・・松本は田舎だし、人工芝のグラウンドなど、施設面でも恵まれているわけじゃない・・だから我々はハングリー だ・・でも、機会と脅威は表裏一体・・我々は、そのハングリーさをグラウンドでプラスに表現できるようになってきたんだ・・

・・私も含めて、チーム全体の、サッカーに対する貪欲さが増幅したとでも言うかな・・もちろん最初は、正直、大変なところにきてしまったとは思った・・で も、現場だけじゃなく、会社や周りの人々も、チャレンジする意欲にあふれているし、心からサポートしてくれるんだ・・だから、本当の意味でチャレンジでき る環境が、自然と出来上がっていったと思う・・

・・だからこそオレは、選手たちのチャレンジする意志を高みで維持することが出来ている・・それが、いまの成績につながっていると思うんだ・・

・・(筆者の質問がつづく)・・ただ、環境的なことでも、苦労が絶えないのではないか?・・私の目には、反町さんが、文化を創るという意気込みで仕事をしているように映るのだが?・・

・・会社や周りの方々のバックアップに支えられている・・だから、現場に対するサポートも、とてもしっかりしている・・要は、クラブを、隆盛ベクトルへと引き上げていくためのポジティブな循環が、うまく回りはじめていると思うんだ・・

そして最後に、こんな素敵な発言も、付け加えてくれた。

・・自分にハナシが持ち込まれる前には、何人ものプロコーチが、監督就任を断ったと聞いた・・そんなことも、自分のチャレンジ精神を刺激した・・だから、 監督を引き受けることにしたんだ・・たしかに様々なことが犠牲になっているのかもしれないけれど、だから逆に、得られる果実も、とっておきだっちゅうふう に確信しているのです・・あははっ・・

ちょっと脚色したけれど、反町康治さんの発言ニュアンスに間違いはないと思いまっせ。

とにかく、反町康治の、そんな素敵なコメントに強烈に刺激されたことで、自然とキーボードに向かわざるを得なくなったっちゅう次第。

あっと・・試合。

まあ、全体の印象としては、松本山雅の、セットプレーとショートカウンターの大嵐が吹き荒れたっちゅう感じですかね。

横浜FCの山口素弘さんが、悔しがること。

分かっていながら(それに対する準備も整えていたにもかかわらず)、まさに「それ」で、やられちゃったわけだからね。そりゃ、悔しいでしょう。

特にセットプレーが素晴らしかった。

要は、一発勝負だけじゃなく、セカンドボール状況でも、例えば、ファーサイド選手たちが、まさに自然に身体が動くってな感じで、イメージするスポットに飛び込んでいくんだよ。

ツボにはまったカタチ・・っていうかね、ラストクロスを出す方も、受ける方も、明確に、具体的なスボッとが見えている・・っちゅうことだね。

それは、何もクロスボール状況だけじゃない。

あるカタチになったときには(例えば、両チーム選手たちがゴール方向へ動くことで、その背後のバイタルエリアにポッカリとスペースが出来ちゃうとかサ・・)、後方から上がってくる選手が、明確に「バックパス」をイメージしている・・とかネ。

まさに、セットプレーでの、明確な「イメージシンクロ・プレー」っちゅうわけです。

たしかに横浜FCも、とても優れたサッカーを展開していた。でもこの試合では、反町康治のワナに、スボッとはまっちゃった・・ってなことかもしれない。

これで松本山雅は、肉を切らせて骨を断つ「昇格ラウンド」に臨めるランキング(6位以内)が見えてきた。

三浦泰年さんと山口素弘さんには悪いけれど、ここからは、反町康治に注目しようと思います。

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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