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- 2014_欧州の日本人・・いいね〜、香川真司・・(自分自身で意識改革した!?)本田圭佑との噛み合わせに期待が持てるようになった・・(2014年10月2日、木曜日)
- 香川真司の、ドルトムントでの「サクセス再デビュー」については、もう書くまでもありません。だから、今回は、彼の攻守ハードワークについて触れようかな。でも、まず・・
それにしても、彼のプレー内容は、高みで安定している。
もちろん、組織サッカーの「加速装置」としてね。
「球離れ」が、とても軽快なんだよ。
基本的には、パスを受ける前にスペースへ入り込むことで、フリーなボールホルダーになるというシーンが多いけれど、相手にマークされた状況でボールを持っても、とても軽やかにパスを回してしまうんだよ。
要は、相手にフィジカル圧力を掛けられてしまう(追い込まれてしまう!?)前にボールを離す(パスを出す)ということだね。
パス出しのタイミングが絶妙だし、そんな香川真司の「プレーイメージ」が、チームのなかで、しっかりと理解され、共有されている。
だからこそ、チーム全体として、『彼を中心に』人とボールの動きが活性化する・・っちゅうわけだ。そう、組織サッカーの加速装置としてね。
ところで、相手を、フィジカル的に背負わない・・というテーマだけれど、「相手との接触」を極力避ける・・とも表現できるよね。
だから、相手マーカーを背負った状況で後方からのタテパスを受けるシーンでも、最初のボールタッチで、巧みに、相手アタックの逆を取ってしまったりする。
また、相手マーカーが、香川真司の「アクション待ち」の状況でも、スッと、ボールを左右のどちらかに「動かして」しまうことで、相手との間合い(余裕)を作り出し、そこから、自分が「コア」になった勝負コンビネーションをスタートしちゃう。
まあ、巧みだよ。
そんな香川真司に対して、本田圭佑は、好んで、相手をフィジカル的に「背負う」。
そのことで、周りの味方にスペースを作り出せるし、相手の視線と意識を引きつけるような、効果的な「タメ」も演出できるっちゅうわけだ。
そして、彼もまた、巧みに、(自分が作り出した)タメによる、スペース状況の変化を最大限に活用するのだよ。
香川真司も本田圭佑も、パサー&シュータータイプ。
以前の本田圭佑は、仕掛けプロセスで、センターゾーンで「止まって足許パスを待つ」自分を中心に(パサーとして!)最終勝負コンビネーションを完遂させたり、自分がシュートを決めることに「こだわって」いた。
でも、今は、かなり違う。この件については、このところ何度か発表している、本田圭佑に関する「このコラム」や「あのコラム」も参照して下さい。
ということで、この2人の、「タイプ的な違い」が、今度は、うまく「噛み合う」ような気がしてきているということが言いたかったんだよ。
とにかく、今度の代表フレンドリーマッチが、楽しみだね。
あっと・・香川真司の、攻守ハードワーク・・。
まあ、たしかに、岡ア慎司が魅せつづけるような、最前線からのフルスプリント満載のチェイス&チェックは、そんなに多くはないよね。
それでも、全体的な運動量は豊富。よく走る。
まあ、ユルゲン・クロップから、「完全な自由」を与えられた戦術タスクを享受する香川真司ということだね。
たしかに、守備で「深追い」することはないけれど、常に、「次のパスレシーバー」として動き回ることでは、まあ右に出るモノはない。
もちろん、決定的な場面での勝負コンビネーションでは、自分が「最後のパスレシーバー」になることもイメージしている。
いいネ・・
最後に、香川真司と本田圭佑の「ドリブル突破」について・・。
もう何度も繰り返し触れたけれど、本田圭佑にしても香川真司にしても、本場の屈強な(そしてスピードもある)ディフェンダーと、『静対』した状態から、その相手を抜き去って置き去りにしちゃうような「本物のドリブラー」ではないよね。
彼らの場合は、何といっても、組織コンビネーションの「動き」に乗り(自分がそのコアになり!?)、流れのなかで動きながらスペースでパスを受けるというイメージなんだよ。
動きのなかで、スペースでパス受けられれば(=フリーのボールホルダー!!)、そこから、スピードを落とさずに、ものすごく効果的な突破ドリブルを仕掛けていけるっちゅうわけだ。
そうなったら、絶対的なスピードは関係なくなるからね。
だから、そんな巧みな選手のことを、「タイミング・ドリブラー」なんて呼び方をするんだよ。
チト、蛇足。
とにかく、この次のアギーレ・ジャパンの試合が楽しみだね。
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ところで、ブラジルW杯に、後藤健生さんと「スカイプ」を通して繰り返したディスカッションをまとめた、ライブ感あふれる「ナマ対談本」が出来上がりました。
その新刊については、「こちら」をご参照ください。ではまた・・
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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