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2014_ヨーロッパの日本人・・香川真司と本田圭佑・・よ〜しっ!!・・やっと彼らの置かれた状況が好転しはじめた・・(2014年4月10日、木曜日)

まず香川真司。

このところ、攻守にわたるハードワークも含めて、素晴らしい実効プレーを披露し、結果(アシストや勝負のスルーパスなど!)も残している。

その香川真司のプレーを観ていて思った。まさに、組織サッカーの「加速装置」じゃないか。

このテーマについては、私のHP新連載「The Core Column」で発表した、「このコラム」を参照してください。

とにかく、忠実な攻守ハードワークを絶対的ベースにしているのがいい。まあ、彼の場合は、常に「その意識と意志」は、高みで維持されていたわけだけれど・・。

そして攻撃となったら、人とボールの動きを「加速」させるんだよ。

チームメイトたちも、香川真司を使えば、「自分も生きる」ということを肌身で感じている。だからこそ、彼にボールが集まる。

まあ、その背景には、香川真司の、ディフェンスでの貢献度が(実効レベルのことだよ!)明確にアップしていることもある。

だから、チームメイト(特にウェイン・ルーニー!)に信頼される。

でも、そんな香川真司のプレイヤータイプ(≒組織サッカー的な価値)が、デイヴィッド・モイーズがアタマに描くチーム戦術構想に、はまっていなかった。

でも、ここにきて、デイヴィッド・モイーズも、「急がば回れ」というコンセプトにも目を向けはじめたと感じるんだよ。

そりゃ、あれほど成績が上がらなくちゃ、自分自身「も」見つめ直さなきゃいけない。そんな状況が、香川真司にとってもポジティブに作用したっちゅう背景「も」あるんだろうね。

やっぱりサッカーは、コレクティブな(組織的な)ボールゲームなんだよ。そう、パスゲーム。

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そんな、組織サッカーのベースである「攻守のハードワーク」という視点は、本田圭佑にもあてはまる。

そう、やっと、本当にやっと、彼のプレーの内実が好転しはじめ、組織サッカーの「加速装置」としても機能しはじめたんだよ。

このテーマについても、私のHP新連載「The Core Column」で発表した、「このコラム」を参照してください。

守備では、相手ボールホルダーへのチェイス&チェックだけじゃなく、ボールがないところでの効果的マーキングといった忠実アクションの量と質も大きくアップしている。

また攻撃でも、ボールがないところでの動きの量と質がアップしたことで、ボールに触れる頻度も高くなっている。

そう、「オレにボールをわたして、オマエは走れっ!!」なんていう、アロガントな態度から、やっと脱却しつつあるんだよ。

そりゃ、彼ほどの才能があるんだから、ボールに触る回数「さえ」増えれば、おのずと良いプレーが出来るようになるのも道理だよね。

そしてチームメイトからの、(攻守ハードワークの内実が認められることで!?)様々な意味合いを内包する「信頼コンテンツ」もアップする。

だからチームメイトたちも、より積極的に、本田圭佑を「探す」ようになる。

やっと、「良いサイクル」を回せるようになった。フ〜〜・・ちょっと心配していたんだよ。

そして、本田圭佑といったら、何といっても、日本代表に「も」言及せざるを得ない。

そう、これまで何度も指摘した、本田圭佑が、2列目センターゾーンで「パスコンビネーションの流れのフタ」になってしまうというネガティブ現象のことですよ。

要は、前線の2列目トリオ(香川真司、本田圭佑、岡ア慎司)のなかでのポジションチェンジが、あまりにも少なすぎる・・というテーマです。

だから、香川真司や岡ア慎司の機能性もダウンしちゃう。

彼らは、もっと「組織サッカー」を加速させなきゃいけない。そのためにも、もっと、もっと縦横無尽のポジションチェンジを多用することで、仕掛けに「変化」をつけていかなきゃいけないんだ。

ワールドカップで対戦するのは、世界の強者連中なんだからね。ニュージーランドとはワケが違う。

彼らの場合は、勝負ドリブルに代表される「個人プレー」で、攻撃に変化をつけるのは難しいわけだからね。

そう、彼らは、(リンクを張った連載コラムでも書いたけれど)本物のドリブラーじゃないんだよ。

だからこそ、本田圭佑のキープ力とパス能力を最高の状態で駆使しまくるためにも、もっとポジションチェンジを多用することで組織サッカーを加速していかなければならないと思うわけだ。

とにかく、香川真司と本田圭佑の置かれた状況が、大きく好転するかもしれないという「兆し」を感じ、ちょっと嬉しくなった勢いでコラムを書いてしまった次第でした〜〜・・。

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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