トピックス
- 2015_アジアカップ(16)・・まだまだ気が重いネ・・それとシドニーの動物園・・写真は文章内容とは関係なくランダムに配置しました・・(2015年1月24日、土曜日)
- ・・Dear Kenji・・
・・どうされますか?・・日本がいない準決勝でも、ニュー・キャッスルへいらっしゃいますか?・・もし来られない場合、その旨お知らせいただければ、メディア用パーキングチケットをキャンセルしておきますが・・
今朝、そんなメールをもらった。ニューキャッスル競技場メディアセンターの「David」さん。だから、すぐに、こんな返事を書いた。
・・Dear David・・
・・もちろん、行きま〜す!!・・準決勝と、3位決定戦の駐車チケットをキープしておいてくださいネ・・他の3人の日本人ジャーナリストと、クルマ一台で
行きますが、我々は、日本代表だけではなく、アジアのサッカー「も」観にきているんですよ・・ということで、よろしくお願いしま〜す・・
そんな返事を書きながら、まだまだ気が重い筆者だったのです。何せ、あの「負け方」じゃ、悔しさ(タラレバ情緒!?)だけが強烈に残るでしょ。
柴崎岳が、本田圭佑とのスーパー・ワンツーで抜け出して同点ゴールを叩き込んだとき、誰もが、日本の勝利を確信していたはず。
もう、こうなったら勝つしかないし、実力やサッカー内容からしたら負けるはずがない・・ってネ。
そして実際に、ゲーム終盤には、完璧にUAEを追い込み、後半ロスタイムに香川真司が得た絶対的決定機もふくめて、何度も、まさに100%ともいえる勝ち越しチャンスを作り出した。
でも、その後に、(まあ私の見立てだけれど・・)長友佑都のケガが原因で、チーム全体のダイナミズムが、とても「注意深い」モノになっちゃったってわけだ。
この「微妙なテーマ」については、昨日のコラムで書いた。
たしかに何度もチャンスは作りだしたけれど、最終勝負シーンには、「何か」が欠けているようにも感じたんだ。
まあ確かに、「そのこと」も、とても貴重な学習機会ではあったけれど・・。
とにかく、まだまだ悔しさが霧散していかないんだよ。フ〜〜ッ・・
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でも、だからといって、ホテルで悶々としていては、もっと気が滅入る。
だから、錦織圭の3回戦がはじまるまで(こちらの時間で18時あたりにスタートかな・・)、どこかへ出掛けることにした。
ニューサウスウェールズ州立美術館は、明日ゆっくり訪問するとして、時間が中途半端になってしまった今日は・・。
昨夜は、朝の4時あたりまでキーボードに向かっていたんだ。だから朝は遅かった。さて・・
そこで、ネットで探ってみた。そしたら、すぐに「タロンガ動物園」が目に入ってきた。私は動物園や水族館、科学館や美術館などのミュージアムには目がないんですよ。でも・・(その意味は後述)
タロンガ動物園までは、フェリー乗り場の「サーキュラー・キー」から、2番フェリーで行きます。乗っているのは15分程度。
また見学は、到着したところから出ているロープウェイで岡の頂上までいき、そこから坂を下りながら見て回るというのがお薦めらしい。
往復のフェリー代、動物園の入場料、そしてロープウェイ代など、すべて込みの「ズー・パス」というのがある。でも高い。
値上がっているんだろうか、54ドル「も」取られた。チト、ビックリした。やはりシドニーは、何から何まで、高い。
とにかく、岡の頂上に着き、そこから坂を下るように、いろいろな動物を訪ねることにした。
そして、ここで、前述の「でも・・」の内容に入っていくのですよ。
要は、動物たちとの「楽しい対面」がほとんどなかったんだよ。何らかの、自然との一体感を得られるような時間・・ってことですかね。
とにかく、まったく姿が見えないことがほとんどだったし、見えても、寝ているだけ。キリンちゃんやネズミの仲間の動物くらいだったですかね、少し動きがあったのは。
私は、北海道の旭山動物園にも行ったことがあります。良かったですよ、ホントに。そこには、たしかな「一体感」があった。
要は、動物園側が、前向きに仕掛けたマーケティング努力の賜物ってわけです。
当時の彼らは、入園者が何を求めているのかを、徹底的に追求せざるを得なかった。もちろん、動物が主体であるコトに変わりはないけれど、その自然とコマーシャリズム(入園者が感じる価値!?)を、できる限り「高い次元」でバランスさせたっちゅうわけです。
まさに、マーケティングの根幹コンセプトである、フェアな「価値交換」が、そこにはある。
あっ・・スミマセン・・語ってしまって・・あははっ・・
旭山動物園の場合は、そのマーケティング努力が素晴らしい成果を生みだしたわけだけれど、それに比べてタロンガ動物園は・・。
もちろん、世界中から観光客が集まるシドニーのことだから、彼らの場合は、そんなマーケティング努力は必要ないということなんでしょうね。
そう、彼らの場合は、すべてが満たされているから(満たされているように見えるから!?)、足りないモノがあること、そして「そのバックボーン」を自覚し、より良くしていこうという努力をする必要がないっちゅうことなんだろうね。
でも旭山動物園の場合は、生き残るために、ホントに必要に迫られて、(ステーキホルダー諸氏の!)意識改革を断行せざるを得なかった。
だから、人々に感動を与えられるまでに「再生」できた。
あっ・・スミマセン。様々に錯綜しているはずの「事実」を深く知っているわけでもない門外漢が、こんな出しゃばった主張をしてしまって・・。
まあ、私にとっては、フェリーに乗っていた15分間の、シドニーにしかない「スーバー景観」は、たしかに大きな価値がありましたね。
あっ・・コレも失礼な発言か・・フ〜〜ッ・・
あっと・・、そういえば、シドニー中心街の「ダーリンハーバー」に、新しく、「シドニー・ワイルドライフ・ワールド」という、小ぶりの動物園がオープンしたんだった。
そのコンセプトは、子供から大人まで楽しめる、見て、触れて、感じるオーストラリアの新(自然!?)テーマパーク・・なんだそうだ。
「シドニー・ワイルドライフ・ワールド」公式の日本語サイトの説明は・・
・・ワイルドライフ・シドニー・ズーはオーストラリアでも必見のアトラクションです!
オーストラリアの動物達が揃ったこのダーリングハーバーの動物園にはインタラクティブ式展示、楽しくためになる飼育員
のトークショー、動物の餌付け、さらには
デビルズデン、コアラ・エンカウンターズ、カンガルーウォークアバウト、バタフライ等の歩いて巡れる生息環境のコーナーが設けられています・・
今度は、そちらへ行ってみよう。もしかしたら、タイプの違う「価値交換メカニズム」を体感できるかもしれない。
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あっと、錦織圭。
2回戦では苦労したけれど、この3回戦では、実力を遺憾なく発揮した・・と思う。
まあ、2回戦でも、「ココゾッ!」のシーンでは、明確に「格上」であることを見せつけるようなスーパーショットをブチかましたけれど、それでも彼が、かなり心理的に追い込まれていたことも確かな事実だったでしょ。
そのゲームと同様に、この3回戦でも第一セットを奪われちゃったけれど、そこでの雰囲気は、2回戦の「それ」とは、まったく違っていたからね。
それもこれも、2回戦での、「冷や汗と、自分自身との闘い」が肥やしになっているに違いないと確信している筆者なのでした。
今日は、門外漢であるにもかかわらず、動物園や錦織圭を、声高に「語って」しまった筆者なのでした〜。えへへっ・・
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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