トピックス
- 2015_チャンピオンシップ決勝(1)・・やっぱりサンフレッチェは(勝負!?)強かった・・(ガンバvsサンフレッチェ、2-3)・・(2015年12月2日、水曜日)
- 何か、もう、コメントなんてまったく必要ない最高のドラマだったじゃありませんか。
特に、ガンバにリードされてからサンフレッチェがブチかました「攻めの姿勢」。このポイントについは後述しましょう。
このコラムの主役は(ガンバには申し訳ないけれど)サンフレッチェにしたい。
だから、まず最初は、スーパーな機能性を魅せつづける組織ディフェンスから入っていかなきゃいけない。
そこでのキーワードは、何といっても、互いのポジショニングバランスと、チェイス&チェックを絶対ベースにした「ボール奪取プロセスでの連動性」。
その連動性に、彼らは絶対的な自信(≒相互信頼・・)があるからこそ、まったく慌てず、騒がずに、相手の仕掛けの流れを「柔軟に」受け止めることができる。
そしてもう一つ、彼らの守備にはキーワードがある。それが、裏に広がる決定的スペースをケアー(カバー)する強烈なイメージング能力。
その意志の組織ディフェンスには、「絶対に裏のスペースは使わせない・・!!」という気概があふれていると感じる。
まあ、具体的シーンがないから、形容表現ばかりになってしまう。ご容赦・・
そして、前述した、ガンバにリードされてからの、自分たち主体の「積極攻撃サッカー」。
サンフレッチェは、前述した組織ディフェンスからの「蜂の一刺しオフェンス」だけじゃなく、そんな、組織的「積極攻撃サッカー」でも抜群の強さ(危険な雰囲気)を振りまいていた。
特に、サイドからの仕掛け。
ミキッチ、清水航平、そして後半に登場してから、鬼神の(強烈な意志と勇気がほとばしる!!)突破を魅せつづけた柏好文。
サンフレッチェの(カウンター的な流れ以外の!?)組織的な攻めでは、そんなサイドからの「意志のドリブル突破チャレンジ」こそが、キーポイントなのかもしれない。
もちろん、人とボールの素晴らしい「動き」をコアにした(それにしても彼らの落ち着いたボールキープには舌を巻く!)組織(ダイレクト)パスコンビネーションもあるし、佐藤寿人を中心にした「ザ・ヒロシマ」や、ドゥグラスがブチかます個のドリブル勝負もあるけれど、やっぱり、もっとも効果的なのは、サイドからの「仕掛け」だと思うわけだ。
サンフレッチェのサイドアタッカーたちは、勇気があるし、自信がある。イイネ・・
それにしても、この試合でサンフレッチェがブチかました大逆転ドラマはすごかった。
もちろん、オ・ジェソクが退場になって一人足りなくなったこともあったけれど、ガンバ守備は、イケイケになったサンフレッチェの勢いにタジタジになった・・と、感じていたんだよ。
堅くバランスの取れた組織ディフェンスをベースの素早い攻め上がりも良し、高い位置でのボール奪取勝負からのショートカウンターも良し、そして前述した、自分たちが主体になってイニシアチブを握る(ポゼッション!?)積極攻撃サッカーでも良し・・等など。
そんな強いサンフレッチェについては、新連載「The Core Column」で、「こんなコラム」をアップしたから、そちらもご参照アレ。それは、東アジアカップが開催された、8月の暑い武漢(中国)で書き上げたコラムでした。
あっと、ガンバ・・
彼らについては、何といっても、遠藤保仁と今野泰幸が構成したダブルボランチの、攻守にわたる素晴らしい機能性について触れないわけにはいかない。
もちろん大森晃太郎や阿部浩之といった「攻守ハードワーカー」に支えられた前方ミッドフィールドや、この試合で先発を任された長澤駿、また、良いカタチでボールを持てたら「たまに」素晴らしく危険な勝負を繰り出す宇佐美貴史もいる。
でも、やっぱりガンバのサッカーを支える絶対的コアは、遠藤保仁と今野泰幸による中盤の「重心コンビ」にあり・・と思うわけだ。
とにかく私は、彼らの、攻守にわたる、絶妙な創造性プレーに舌鼓を打っていたのですよ。
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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