トピックス
- 2016_「J」チャンピオンシップ決勝の2・・あ〜あ、これでクラブワールドカップの楽しみが半減してしまった・・(レッズvsアントラーズ、1-2)・・(2016年12月3日、土曜日)
- まあ、サッカーだから、こんな結末になっても、仕方ない・・と受け容れるしかない。
それにしても、この「でっち上げチャンピオンシップ」。
とにかく私は、このままリーグが、アントラーズを、2016年シーズン「J」の優勝クラブとして公式に登録することについては、あまりにも不自然だと、異議を唱えつづけますよ。
ということで、このテーマについては、新連載「The Core Column」で3年前に発表した「このコラム」をご参照ください。
ところで、「Jリーグ」の公式チャンピオン・・!?
とにかく、現場の人間だけじゃなく、ファンやサポーターも含む、プロサッカーに関わる大多数の方々は、年間の勝ち点チャンピオンである浦和レッズこそが、今シーズンの真のチャンピオンであることに異論を唱えないでしょ。
だから私は、「公式」と呼ばれるモノこそが「でっち上げ」だと主張するわけです。
あっと・・
このテーマについては、もう3年間も、常に、年間の勝ち点チャンピオンこそが真のチャンピオンだ・・と言いつづけていた筆者だから、今さら何を主張しようとしているのか・・なんて、自戒しちゃったりして・・。へへっ・・
ということは、実は私も、「マイスター・シャーレこそが・・」なんて、形式(カタチ)にも、気持ちが引きずられているということなのか!?
なんて、だらしない・・フ〜〜ッ・・
とにかく、「カタチ」は、勝者であることの(スポーツ的な!!)真のバックボーン・コノテーション(言外に含蓄される意味)と、限りなく「シンクロ」して
いなきゃダメだという気持ちと、それとは次元を異にする「カタチへの誘惑」の相克に悩んでいる、だらしない筆者なのであ〜る。へへっ・・
あっと・・
でも逆に、年間の勝ち点で「15」も離されていたリーグ三位のアントラーズが(公式の!?)年間チャンピオンの称号を奪い取ったというこの結末が、Jリーグの歴史に残る「汚点」として、人々の記憶に残るわけだから・・まあ、それも、いいか。
そして、時を経た後に、「あのとき、リーグは、本当にバカげた(不自然きわまりない!?)興行をやったんだな〜・・でもオレ達は、そんな間違いは犯さないぞ・・」と、リーグのステーキホルダーたちが自戒する。
そして、もちろん・・
前述の「The Core Column」でも書いたように、10年後、20年後のリーグチャンピオンと同じ条件で比べられるのは、「Jリーグ」2016年シーズンの年間勝ち点チャンピオンである浦和レッズということになるわけさ。
ということで、試合も、簡単に振り返っておきましょうか。
前半の30分あたりまでは、完璧に、レッズが、内容でも、勝負の流れでもイニシアチブを握りつづけた。そして、まさに順当な先制ゴールまで叩き込んだ。
その後も、サッカーの内容で凌駕しながら繰り返しチャンスを創りだしていたレッズだったけれど、前半も30分を過ぎるあたりから、徐々にペースがダウンしていった。
そして前半終了間際に、アントラーズに同点ゴールを奪われてしまうんだよ。
たしかにミハイロは(朝日新聞、潮さんの質問に対して!)アグリーしなかったけれど、この同点ゴールが、その後の選手たちの「心」に重くのし掛かっていったことは想像に難くなかった。
そう、あと1点奪われたら「公式タイトルを失ってしまう・・」という心理プレッシャー!?
とにかく後半のレッズが、ペースをうまくアップさせられずにいたことは誰の目にも明らかだったからね。
もちろん、何度かは、全体的な押し上げから、ダイレクトパスを織り交ぜた組織サッカーでチャンスは創りだした。
とはいっても、(決勝ゴールを奪われるまでの!)全体的なゲームの構図としては・・
「やるしかない」アントラーズの、前へ、前へ・・という物理的&心理・先進的なプレッシャーに押し込められてミスパスを積み重ねるなど、うまくペースに乗り切れなかったレッズだったんだ。
ところで、もう「行くしかない」アントラーズ・・という視点。
そこで生み出される心理&物理的パワー(ダイナミズム)は、もちろん、まず何といっても、守備プレーの内実に現れてくる。
とにかく、アントラーズが魅せつづけた、パスカットやインターセプトを狙うときの「爆発ダッシュ」や、レッズ選手がイメージする人とボールの動きをダイナミックに「囲い込んでしまう協力プレス」の勢いは、尋常じゃなかったんだ。
そして、そんな激烈なボール奪取デュエルを制してボールを奪い返したアントラーズは、間髪を入れずに必殺カウンターをブチかましていくっちゅうわけだ。
それが、「あの」PKを誘発した。
確かにその後の(タイムアップまでの)15分間では、ズラタンと、前線へ上がった槙野智章の「高さ」を効果的に使ったパワープレーで、何度か、ゴール寸前までいった。
でも・・
まあ仕方ない。
とにかく、ミハイロも言っていたように、今シーズンのレッズが魅せつづけたサッカーの内実は、明らかに(フロンターレとともに!?)リーグのトップに君臨していたと思う。
そして彼らは、リーグを席巻し、フェアな結果を導き出した。
ということで、(鬼が笑う!?)来シーズンのレッズ。
ルヴァンカップと年間勝ち点チャンピオンという「実の詰まった!」称号を勝ち取った彼らは、同じチーム戦術のベクトル上を、着実に進化し、深化しつづけるでしょ。
そう、継続こそチカラなり・・というわけさ。
新しい選手たちのインテグレーション(健全で効果的な競争環境の活性化!?)も含め、いまから楽しみで仕方ありません。
ミハイロ・ペトロヴィッチとコーチングスタッフ、またチームを引っ張るリーダーの進化&深化にも、大いに期待しましょう。
それにしても・・
これで、クラブワールドカップの楽しみが半減してしまったわけだけれど、それには、ホントに痛く落胆させられたよね。フ〜〜・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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