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2017_ACL(ベスト16)・・厳しい気候だからこそ際立った、フロンターレの(牛若丸を中心にした!)スマートなゲーム運び・・(ムアントンvsフロンターレ、1-3)・・(2017年5月23日、火曜日)

この試合については、まず何といっても、厳しい気候条件(気温32度と湿度80%)というテーマから入らなきゃいけない。

サッカーは、積極的にリスクを冒していかざるを得ない「走る!」ボールゲーム。だからこそ、意志のボールゲームとも言える。

そして、だからこそ、気候条件についても、チーム全体が共有する(ゲーム戦術的な)イメージングが、とても重要になってくるんだ。

要は、いかに「効率的」にボールを奪い返し、次の攻撃で、スペースを攻略していくのか・・っちゅうテーマのことだね。

そう、攻守ハードワークにおける、メリハリの効いた内実。

まず、相手のボールの動きを、どのようにコントロールするのか(追い込み)という具体的な守備のテーマがある。

また攻撃では、全体的なポジショニングバランスとして、どこにスペースを作り出すのか、どのように人とボールを動かすのかという具体的な戦術的テーマもある。

でも・・

そう、ここでは、守備の個人戦術ファクターにスポットを当てようと思うんだよ。

連動性などがテーマの守備グループ戦術じゃなく、あくまでも個人のディフェンス戦術にスポットを当てようっちゅうわけさ。

それも、厳しい気候条件における、チェイス&チェック(寄せ)が内包する意味合いというテーマ。

厳しい気候条件だから、次、その次・・ってな、組織的に連動しつづけるアグレッシブな協力プレッシング守備を機能させるのは至難のワザ。

もちろん素早い攻守の切り替えは大前提だけれど、でも「そこ」から、爆発的な(ボール奪取の五秒ルール!?)協力プレッシング守備をブチかますのは、難しいんだよ。

そんなやり方をしたら、疲労と集中切れから(!?)、一人が「寄せ」ても、周りが付いてこないなど、全体的な連動ディフェンスに支障をきたすでしょ。

そして、相互信頼ベースのアクションが機能しなくなって足が止まり気味鳴ってしまう。

ということで、チェイス&チェック(寄せ)だけれど・・

今日のバンコクの気候じゃ、相手の自由度を「ある程度抑える・・」ってなニュアンスで取り組むのが、チーム全体の「イメージ作り」では適当なんだろうね。

そして、周りの「連動ボール奪取アクション」もまた、ある程度の忠実さで、「寄せアクション」に合わせる・・ってなレベルに抑える。

全体的な「連動守備アクションのイメージ連動性」はしっかりと機能させながら(勝負のイメージングとアクションを互いに体感できる程度に!!)、全力のボール奪取アクションをブチかます勝負所は、少しだけ「抑え気味」にする・・ってな感じかな。

やっぱり、言葉で表現するのは難しい・・ね。

もちろん、「少し抑え気味」というニュアンスは、特にボールがないところでの攻撃アクション(パスを受けるフリーランニングなど)にも言える。

そう、ここが難しいんだ。

「メリハリの効いた攻守ハードワーク」を、言葉に託してチーム全体に徹底させることが・・ネ。

「抑え気味・・」というニュアンスでチームを送り出したら、すぐにでも鈍重になっちゃうだろうし、「行かせ過ぎ」たら、すぐに疲労で機能不全に陥ってしまうだろうし・・。

もちろん、まったく「次のアクション」を起こさずに(積極的な勝負イメージングをサボり!?)、単なるシチュエーションウォッチャーに成り下がるのは言語道断だけれど・・ネ。

そうそう・・、家長昭博が、たまに陥っていたようにね(中村憲剛に指示される場面もあった!?)。

あっと・・蛇足・・

そう・・メリハリの効いた攻守ハードワーク・・というテーマだった・・

選手たちは、グラウンド上で、主体的に考えて判断し、勇気をもって(連動して!)、攻守の勝負アクション(リスクチャレンジ)をブチかませなきゃいけないというわけさ。

だからこそ、常日頃のトレーニングで、選手たちの考える姿勢(意識と意志を極限まで研ぎ澄まそうとする積極的な姿勢!)を養わなきゃいけないんだ。

あっと・・ゲームのことを書くのを、すっかり忘れていた。

とにかく、(上記のニュアンスも含めて!!)フロンターレが魅せつづけた、スーパーな「ゲーム運び」に乾杯・・ってなことになるでしょ。

それにしてもムアントンの守備は、とても堅牢だった。もちろん、そのバックボーンは、忠実さ(局面のデュエル能力)と創造力(イメージング能力=フロンターレの組織サッカーに対する優れたスカウティング!?)にありだよ。

だからこそ、このフロンターレのアウェー勝利には、素晴らしい価値がある・・と思うわけさ。

最後に・・

例によっての、チョン・ソンリョンのスーパーゴールキーピングと・・

3点目の、スーパーなダイレクトでのパスコンビネーション&シュートに、乾杯!!


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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