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2017_J2・・これほど「内容と結果」が乖離(かいり)したゲームも珍しい・・(ヴェルディvsジェフ、 3-0)・・(2017年5月17日、水曜日)

いいね〜〜、アルヘンティーナ(強面の!?)イケメン監督、フアン・エスナイデルさん。

ホント、とても良い仕事をしている。

彼が率いるジェフの観戦は、今回で2度目になるのだけれど、最初に観たときから比べれば、隔世の感があるほど良くなっている。

そう、私が予感していたとおりにね・・

この「予感」については、第5節「ベルマーレ対ジェフ」のコラムをご参照あれ。

実は私、エスナイデルさんの「ハーフタイムの檄」が、ものすごく好きなんです。

今日も、その(ハーフタイムの)コメントシートを見て、一人で盛り上がっていた。曰く・・

・・もっとアグレッシブに!!・・もっと覚悟をもって!!・・もっと、ゴールする気持ちを見せて!!・・

もう、大好きです。

ベルマーレ戦のコラムでも、彼の、そんなコメントに、とても感動していたんだよ。

ということでゲーム・・

それは、結局「3-0」という大差でヴェルディに軍配が挙がったけれど、実質的な内容では、ジェフが上回っていたと評価するのがフェアだよね。

詳しい戦術的な分析には入り込まないけれど、特に前半のジェフは、少なくとも「0-2」のリードを奪ってもおかしくないほど優れたサッカーを展開したんだ。

また後半の立ち上がりでは、完璧な崩しから、左ポスト直撃のシュートもブチかました。

でも、ゲーム全体としてジェフを評価した場合・・

あれほど素晴らしいチャンスの流れを創り出していたのに、最後のトコロで、ミスパスしたり、クロスをミスったり、はたまた仕上げのシュートでズッコケたり・・と、チトいただけなかった。

そりゃ、観ている誰もが溜息をつくのも道理でしょ。

とはいっても、進化した今のジェフでは、攻守にわたる連動ハードワークの量と質が、ものすごくアップしているのも確かな事実。だから、ゲームを完璧に支配できちゃう。

選手たちは、強烈な「闘う意志」をもって、誰もが、攻守におけるホンモノの仕事(ボールがないところでのハードワーク!!)を探しつづけていると感じる。

彼らにとっても、疲れるだろうけれど、そんなプレー姿勢が、ものすごく楽しく、充実したモノであるに違いない。

何せ、サボる者がいないからこその、チーム全体が躍動するスーパーな組織サッカーが出来ているわけだからね。

ということで、ここからは、数字的には完勝を収めたヴェルディ。

ロティーナ監督は、ジェフの組織サッカーを抑制したり、それを押し返せないチームに対し、効果的な手を打てず、少し戸惑い気味だったに違いない。

でも・・

そう、そんな「ジリ貧のゲーム展開」が、一人の選手交代によって、まさに「ガラリッ!!」と変容しちゃうんだ。

ドウグラス・ヴィエイラの交替出場。

彼の投入は、後半立ち上がりに(前述した)ポスト直撃シュートをブチかまされ、ヴェルディの雰囲気がジリ貧というところまで落ち込んだタイミングだった(後半8分)。

そして、そこからヴェルディが、一発(アラン・ピニェイロ)、二発(高木善朗)、三発(これまた高木善朗)と、まさにツボにはまったカウンターを決めちゃったという次第。

この三つのゴールについては詳述しないけれど、それらのゴールに絡んだ二つの要素についてだけは、軽くコメントさせてもらおうかな・・。

一つは、ドウグラス・ヴィエイラ。

彼が入ったことで、より積極的にロングパスが出るようになったと思う。そう、「アバウトでも・・ドウグラスだったら何とかデュエルに勝ってキープしてくれるはず・・」ってな期待。

そんな、「アバウトでも積極的に前へ!」という共通マインドが出てきたと思うわけさ。

そんな現象もまた、「サッカーは本物の心理ゲーム・・」という普遍的なコンセプトの証左でもあるっちゅうわけだ。

そして、もう一つ。2点目と3点目を決めた高木善朗。

彼は、ボール絡みでは、とても能力のある選手だと思う。でも・・

そう、前戦から攻守ハードワークという視点では、まさしく落第点のプレイヤーなんだよ。

私は、昨シーズンを通して低迷したヴェルディでは、彼が「戦犯」の重要参考人の一人だったと思っているのさ。

いつも書いているように、「才能に恵まれているからこその攻守ハードワーク!!」というプレー姿勢(強烈な意志!)こそが、世界への階段を駆け上がるための絶対条件なんだ。

そりゃ、楽して金儲けしようなんていう怠惰なマインドだったら、(十分な才能があれば!?)そこそこ生き延びられるんだろうけれど、それで満足できるのかい?

もし、そんなメンタリティーの選手だったら、プロから足をあらって欲しいね。

プロだったら、やはり、自分の意志で、限界を極めようとするべきなんじゃないだろうか?

とにかく、高木善朗を観るにつけ、天賦の才に恵まれている彼だからこそ、「ものすごく惜しい・・」と、忸怩(じくじ)たる思いにかられてしまう筆者なのであ〜る。

へへっ・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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