トピックス
- 2017_ルヴァンカップ準々決勝・・後半は活性化したレッズだったけれど・・また、強烈な意志を炸裂させるユン・ジョンファンのセレッソにも拍手!・・(レッズvsセレッソ、2-2)・・(2017年9月3日、日曜日)
- ・・彼は、性格が弱気なんですか〜???・・
・・いえ!!・・そんなことは、まったくありません・・
・・彼には、組み立てと、タテへのチャレンジをバランスよくやるようにと指示したんですよ・・
・・そのこともあって、変なカタチでボールを失ってブチかまされる相手カウンターに対するケアも含めて、とても気を遣ってボールを扱っていたということだと思います・・
チト礼を欠いた雰囲気の質問は、もちろん私から堀孝史さんへのモノでした。
そして堀さんは、礼によって、ものすごく冷静に、そして真摯に、選手の気持ちをおもんぱかるように、非礼な雰囲気をピシャリッと抑えたっちゅうわけです。
自信にあふれた素晴らしい対応だったと思う。
ところで・・その「彼」とは?・・
そう、「あの」長澤和輝のことでした。
私にとっては、この試合が、彼のレッズデビュー戦ってな感じだったんですよ。
だから、攻守ハードワークも含めた、ハイレベルな全体パフォーマンスに、とてもハッピーな感覚に包まれていたっちゅうわけです。
何せ・・
そう、槙野智章と長澤和輝は、私の「マイチーム」である「1.FC Köln」の一員だったこともあるわけだから・・ね。
この一連の背景ストーリーについては、「戦友」奥寺康彦も登場する「My Biography」を参照してください。
当時いっしょにボールを蹴っていたベルント・シュテーグマンは、後に、「1.FC Köln」の副会長を務めることになるんだけれど、彼とも、槇野や長澤を話題にしたコトがあったね。
もちろん内容は、とてもポジティブなモノだった。
だから、この試合でフル出場を果たし、素晴らしいバランサーぶりを発揮した長澤和輝に、心からの拍手をおくっていたっちゅうわけさ。
でも・・
そう、冒頭の質問のように、あれほど長澤和輝にボールが集まっていたにもかかわらず、タテへの仕掛けチャンスに展開パスを送ってしまうなど、私の眼には、「オイッ! チト消極的に過ぎやしネ〜〜か!?」ってな感じに映っていたんだよ。
それに、局面デュエル(ボール奪取勝負!)での闘う意志の炸裂コノテーション(言外に含蓄される意味)を充実させるという課題も見え隠れしていたしね。
どうも、「そこら辺り」に改善の余地ありって感じていたんだよ。そのこともあって、冒頭の無神経な(!?)質問が飛びだしたっちゅうわけなのですよ。
まあ、相手が、強烈な闘う意志をベースにした攻守ハードワークを積み重ねる、ユン・ジョンファン監督が率いるセレッソが相手だから、そう簡単にゃ、いかないだろうけれど・・さ。
とはいっても、全体パフォーマンスとしては、攻守ハードワークも含め、とても実効レベルの高いバランサーぶりだったから、彼が戦力になることは如実に証明できていたと思いますよ。
あっと・・ゲーム・・
特に、森脇良太と武藤雄樹が登場した後半のレッズは、とても良くなった。
まあ、ここでは、「何が良くなったのか・・」というテーマについて入り込み過ぎることはしないけれど、とにかく、人とボールの動きが活発になり、そのリズムも「自分たちのイメージどおり」になっていったということだね。
だからこそ、3人目、4人目のフリーランニングを、スペースでうまく「使える」ようになったというわけさ。
でも、相手は、「あの」強烈に粘り強いセレッソ守備だから、そう簡単に、ウラの決定的スペースを突くことは叶わないし、チャンスになりかけても、どこからともなく、相手ディフェンスの「最後の半歩」が伸びてくるんだよ。
またセレッソGKの丹野研太も、素晴らしいパフォーマンスを披露したし・・さ。
とにかく、ボールがないところでの守備コンテンツに、ユン・ジョンファン監督の突出した「ストロングハンド」を感じていた筆者だったのであ〜る。
それでもレッズは・・
そう、着実に、良くなっている。
特に、堀孝史さんのチャレンジングフィロソフィーをベースに新しい「顔」を登場させることで、チームを活性化できているコトがいい。
とはいっても、サイドゾーンからの個の勝負(ドリブル突破)を活性化することは、喫緊の課題だよね。
そう、サイドからのドリブル勝負や、アバウトなアーリークロス、はたまた、誰もが驚くタイミングでのロング&ミドルシュートといった「仕掛けの変化」が出てくれば、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、より効果的に機能させられるだろうからね。
さて次は、「あの」強烈に強いレイソルとの勝負マッチ。いまから楽しみじゃありませんか。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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