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2017_天皇杯、準決勝・・内容ではレイソルに一日の長があったから、チト後ろ髪を引かれる結果ではあった・・(レイソルvsマリノス、1-2)・・(2017年12月23日、土曜日)

・・あ〜あっ・・終わっちまったヨ・・

それは、等々力での「マリノス対レイソル戦」がはじまる直前のことだ。

等々力スタジアムの記者会見場にそなえ付けられている大型液晶ディスプレー。

そこに映し出されていた、もう一つの準決勝セレッソ対ヴィッセル戦(至長居)に見入っていた数人のジャーナリス仲間が、冒頭の「落胆の(!?)捨て台詞」をのこして会見場を後にした。

それは、後半ロスタイムに入ったところで生まれた、ヴィッセル先制ゴール直後のことだ。

フリーキックからだったけれど、たぶん誰にも触らず、右サイドネットに吸い込まれたと思う。そう、セレッソの自殺点みたいなモノ。

ゲーム内容としては、明らかに、セレッソに分があったから、そんなちょっとアンフェアな結末(!?)に、観ていた誰もがフラストレーションを溜めるのも道理だったというわけさ。

私は、バックパックにコンピュータを入れたり、防寒ウェアを点検したりしながら、何となくディスプレーに目をやっていた。

そしたら・・

そう、その先制ゴールの1分後に、セレッソの水沼宏太が、こぼれ球を、ジャンピングボレーでブッ叩いたんだ。

同点ゴ〜〜ルッ!!

ちょっと信じられなかったけれど、延長に入る直前の、そんな劇的シーンを目撃できたことで、とてもハッピーなムードで、4階のメディアスタンドへ向かったっちゅう次第。

ちなみに、その後の延長戦では・・

セレッソが、柿谷曜一朗のPKと、攻守にわたるスーパーハードワークを魅せつづけた(驚嘆に値する活躍の!)ソウザの一発で、セレッソが「3-1」という大勝を収めた。

このシーンでのソウザも、カウンターの流れに乗るために、後方から何十メートルも全力で押し上げてきていた!!

ところで、等々力スタジアムの会見室にそなえ付けられているディスプレー・・

イヴェントの「モニター」として活用されているから、一般の番組は観られないのかもしれないけれど・・。

そのことについて受付の方(協会広報の方!?)に聞いてみたけれど、そりゃ、知る由なんてあるわきゃないよな。

だから自分でディスプレーを操作してみることにしたんだよ。

そこで観られなきゃ、2時間前にスタジアムに来た甲斐がないってなものだから・・サ。

もちろんリモコンなんて、ない。

だから、本体に付いている、マニュアルで切り替えるための操作ボタンを押しながら、「on-off」やチャンネルの変更、モードなどの設定などにチャレンジすることにしたわけだ。

そして、10分はかかったと思うけれど、やっと探し当てた。

そう、NHK地上波のEテレ(以前の教育チャンネル)。

ところでディスプレーだけれど、それは、天井近くにレイアウトされているから、オレくらいしか、(ある程度は楽に!?)ボタンを押すなどのマニュアル操作はできなかったはず。

ちなみに、わたしの身長は、190センチ弱なのです。

そんな、こんなで、ゲームが映りはじめたんだ。もちろん、人も集まってくる。そして、内容について話し合いながら熱心に観戦しはじめたというわけさ。

私は、そこまでのプロセスを反芻しながら思っていた。

協会は、そのくらいのサービスは、考えてもいいんじゃありませんか!?

へへっ・・

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あっと、マリノス対レイソル・・

たしかに前半の立ち上がり「数分間」は、マリノスがイニシアチブを握って押しまくっていた。

でも・・

そう、その立ち上がりの「流れ」が落ち着きはじめたら、レイソルが、実力を(彼らのサッカーが秘めるクオリティーを!)いかんなく発揮しはじめたんだ。

いつも書いているように、彼らもまた、「美しく勝つサッカー」を志向している。

だから、豊富で効果的な攻守ハードワークを絶対的ベースに、人とボールの動きの量と質が、とてもハイレベルに回りつづけるんだ。

人は、ハモン・ロベスがブチかました、「あの」スーパー・キャノン・ロングシュート(前半11分)がキッカケで、ゲームの流れが逆転した(レイソルがイニシアチブを奪い返した!?)なんて思っているらしい。

でも実際には、キックオフの数分後には、すでにレイソルが、「自分たちのサッカー」でゲームの流れを支配しはじめていたのさ。

そして前半は、完璧にレイソルがゲームを支配し、何度も、決定的なチャンスも創りだしていた。

そんなゲームの流れを観ながら、こんなコトを考えていた。

・・でも、マリノスも実力チームだから、後半になったら、こんな無様なゲームから脱却してくれるに違いない・・

しかし、実際は・・

そう、後半の立ち上がりでも、マリノスは「鳴かず飛ばず」だったんだ。

意志のパワーが地に落ちているから、特に局面デュエルが弱い。また、次のプレッシングの集散も、ゆるい。

これじゃ、強いサッカーなど、望むべくもない・・

でも・・

そう、そんなコトを考えていると、徐々にではあるけれど、マリノスが盛り返しはじめたんだ。

いや、「盛り返す・・」というよりは、レイソルの攻撃を、より積極的に(より効果的に!?)潰しはじめたと言った方が妥当な表現かも知れない。

そう、ボールを奪い返そうとする「意志」が、より活性化したことで、ボールがないところでのディフェンスの動きの量と質がアップしたんだよ。

そんなだから、ボール奪取の実効レベルがアップし、その「動きのエネルギー」が注入される次の攻撃でも、「ボールがないところでの勢い」が、格段に増幅したっちゅうわけさ。

そしてゲームが、互角の展開へと変容していくんだよ。

ところで・・

そんな、マリノスのペースアップに貢献していた一人、交替出場した伊藤翔。

彼については、以前の「Jリーグコラム」で、その意志が感じられない怠惰なプレー姿勢を、ボロボロに批判したことがあった。

そのコラムは「こちら」

でも、この試合では、たしかに守備は、まだまだ「お座なり」だったけれど、攻撃では、ボールがないところで動きまわり、しっかりと、攻撃の「起点」になれていた。

私にとっては、これまでの彼のイメージが、あまりにも悪すぎたから、それは、ものすごくポジティブなイメチェンではあった。

会見後に、モンバエルツ監督と(他のジャーナリスト連中も一緒に・・)立ち話をしたんだけれど、そこで彼が、こんな興味深いコトを言っていたんだ。

・・このところショウは、普段のトレーニングでも、しっかりとプレーするようになっていたんだ・・だから、彼を使うことにしたんだよ・・

モンバエルツさんが言う、「しっかりとプレーしている」という表現。

そのコノテーション(言外に含蓄される意味)には、もちろん攻守ハードワークや、攻守にわたるボールがないところでのプレーの量と質などが含まれているはず。

たしかに、伊藤翔は、意識と意志が、改善している。

基本的な能力(才能レベル)は高いモノを秘めているんだから、あとは、意識と意志の内実で、ホントに全てが決まる・・ということだね。

彼には、決勝では、足がつって動けなくなるくらいに頑張ってもらいたいね。

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さて、決勝。

セレッソとマリノスの激突ということになった。

両チームともに、私の眼には、「美しく勝つ・・」のではなく、あくまでも「粘り強く勝利を目指す・・」というタイプのチームに見える。

それでも、一発勝負の天皇杯だから、「あの」レイソルにしても(もしこの準決勝に勝っていたら!)決勝だけは「粘り強く・・」というゲーム戦術で臨むことにしたかもしれないよね。

どうですかね、下平隆宏さん・・

とにかく、様々な意味合いで(!)エキサイティング&インタレスティングな決勝になること必至だと確信する筆者なのです。

私は、例によって、ラジオ文化放送で、その決勝を解説します。

もし、興味があれば・・

ということで、元旦にまた〜・・

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ところで・・

私の、とても近しい友人である「カーラ・ライフ」さんが経営する、鎌倉にある「シーキャッスル」というドイツレストラン。

今年、実に「60周年」を迎えたんだよ。

そのシーキャッスルについては、HPはないから、「このページ」や、「あのページ」「こんなページ」、またご自分で検索されたページなどをご参照あれ。そのインプレッションでは、「カーラ」が、とても丸くなっているっちゅうことだけれど・・へへっ・・

また、カーラについては、「My Biography」シリーズでも書いたっけね。

彼女が登場するコラムは、こちら(その1その2その3)ですかね。

とにかく機会があったら、是非、カーラのところで、ドイツ料理に舌鼓を打ってください・・ネ。

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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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