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2018_アジア大会・・まあ、ここからだな・・(日本vsネパール、1-0)・・(2018年8月14日、火曜日)

久しぶりに、次元の低いカメラワークに閉口していた。

そう、カメラワークが「寄り過ぎ」。そして、仕掛けのタテパスなどを視野に捉えるための「ズームを引くタイミング」も、鈍重に過ぎる。

そんなだから、ボールがないところでの、仕掛けとディフェンスのせめぎ合いコンテンツを確認できないのも道理。

仕掛けプロセスに入ったとき、日本の最前線が、どんな動きを(最終勝負の仕掛けを)イメージングしているのかが分からないんだよ。

もちろん筆者は、強化守備ブロックのネパールだからこそ、「それ」を、人とボールの動きで、どのように崩していこうとしているのかの「仕掛けのイメージング内容」を確認したかった。

でも・・

それこそが、もっとも興味を惹かれるポイントであったにもかかわらず・・

とても、とても、フラストレーションが溜まった。

でも・・まあ、仕方ない・・

とにかく、選手たちの、スペースを攻略していく(それを阻止しようとする)攻守のイメージング内容を、より正確に「体感」したかったのに、サッカーを知らないカメラマンに、その観戦興味が台無しにされたことでアタマにきていた筆者だったのです。

まあ、アタマにきていた背景には、日本の仕掛け(スペース攻略)プロセスが、ことごとくネパール守備に潰されつづけていたコトもあるよね。

日本の仕掛けプロセス・・

たしかに人とボールは動くけれど、「その動き」が、決定的スペースの攻略につながらない。

それは、とりもなおさず、3人目、4人目のフリーランナーが出てこないからだと思う。

もちろん日本は、まず第一義的に、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをもって、スペースを攻略しようとしている。

スペースの攻略。

そう、ある程度フリーでボールをもつ味方選手の演出(=仕掛けの起点)。

そんな「仕掛けの起点」は、相手守備ブロックの組織が、少し崩れ気味であるコトを意味するわけだから、後方からの押し上げで、スペースを攻略するビッグチャンスだよね。

だからこそ、その「最終勝負の起点」を、いかに効果的に創りだすのかというのがメインテーマになるわけさ。

でも・・

そう、3人目、4人目の「動き」が、ボール周りの「動きの輪」と、うまくリンクしないんだよ。

いや、そんな3人目、4人目が仕掛けプロセスに絡んでくる「頻度」自体が、とても低かったと言った方が正確なんだろうね。

ところで・・

このチームは、招集されてから、まだ数日とのこと。

そりゃ、コンビネーションの機能性が、「高い実効レベルの理想イメージ」に至らないのも道理。

3人目、4人目のフリーランナーが、ボール絡みの「動きの輪」と効果的にリンクするためには、選手個々の「イメージング内容」を、しっかりとシンクロさせることが必須なんだよ。

このチームには、まだ時間が必要・・ということなんだろうね。

また、彼らの仕掛けプロセスが、うまく「ゴール機会」につながらなかった背景には、こんなファクター「も」あったかもしれない。

例えば・・

グラウンダーのコンビネーション以外の、「空中スペースの攻略」っちゅう視点。

そう、たまに送り込む、(アバウトな!?)放り込み。

日本は、ヘディングでは、とても高い実効レベルでネパールと競り合える。

もちろん一発ヘディングシュートをブチかませなくても、ボールが「こぼれる」頻度も、かなり高いレベルで維持することだって可能だよね。

そして、もう一つ・・

そう、言わずもがなの「キャノン・ミドル」。

ネパール守備ブロックは、完璧に組織を整え、ものすごく粘り強く「マン・オリエンテッド」なディフェンスアクションをブチかましつづける。

マン・オリエンテッドな守備・・

だからこそ、相手とのフィジカルコンタクトを「スマートにかわす」ような、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、とても有効なんだよ。

あっと・・

もちろん、3人目、4人目のフリーランナーが効果的に絡めるように、勇気をもって決定的スペースへ飛び出していくような勝負アクションがあればこそ・・だけれど・・さ。

とにかく、森保ジャパンは、大事な初戦に勝利を収めた。

そして選手たちは、貴重な「体感」を積み重ねた。

さて、ここからだな・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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