トピックス
- 2018_CWC・・三位決定戦と決勝から、こんなテーマを抜き出してみた・・ダイレクトパスを織り交ぜた(タテへ仕掛ける!)組織コンビネーション・・そして、ホンモノのスペース攻略・・(2018年12月23日、日曜日)
- 所用が重なったため、アップが遅れました。
ということで今回は、クラブワールドカップ全体から絞り込んだテーマを、短くアップすることにトライします。
そう、短くネ・・
そのメインテーマは、表題のとおりですが、そこじゃ、やはり、「ホンモノのスペース攻略・・」っちゅうのがポイントですかネ。
そう、確実に決定機をモノにできる、ホンモノの・・
だから、テーマ表現としては、あくまでも(勇気をもって!)タテへ向かう、人とボールのスムーズな動きの内実ってな感じでも、イケルかも。
要は・・
・・ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをベースに・・
・・(少なくとも!?)3人目のフリーランナーが絡みながら・・
・・相手ディフェンスライン背後に広がる「ウラのスペース」を攻略する・・ということ・・
そう、ウラのスペースを完璧に攻略することで、決定的チャンスを創りだすんだ。
そのプロセスでは、ダイレクトでボールを動かしながら、何度も、「とても狭いスペース」に入り込んでパスを受け、そこから、素早いトラップ&パスや、ダイレクトパスを「紡いで」いくんだ。
そう、選手たちが描く勝負イメージのコア、「真のウラスペース」を目指して。
それは、「トントント〜ン」っちゅうリズムの、小さなエリアでのダイレクトパス組織コンビネーションだけじゃない。
ボールを(タテへ!)素早く動かしながら、最後は、(ダイレクトで!)決定的スペースへスルーパスを通しちゃうような「大きなエリア」を駆使するコンビネーションだってある。
そこでは、コンビネーションの流れに絡むプレイヤーたちが、統一された完結イメージを、アタマに描写していると感じる。
だからヤツらは、ボールがないところでの決定的アクションを「爆発」させるんだ。
ボールがないところで爆発スタートを切るフィニッシャーも、完璧なタイミングを明確に感じながら(イメージしながら)満を持しているんだよ。
もちろん、そんなコンビネーションを成功させるためには、優れたテクニックも必須だ。
世界トップの強豪である彼らには、その才能が備わっているっちゅうわけだ。
その能力の高さは、彼らが魅せる驚愕の「トラップ技術」を見てりゃ、十二分に体感できる。
とにかく、どんなボールでも、ピタリと足許に止めたり、一発トラップフェイントで、ボールをスッと横に動かすことでアタックにきた相手ディフェンダーを置き去りにしちゃったりするんだよ。
もちろん、「トッ、ト〜ン」というリズムの二軸アクションも多彩。
そのテーマについては、かなり前にアップした「このコラム」をご参照あれ。
そんなリバープレートやレアルが魅せつづける、びっくりするほど正確で効果的、そして美しい「人とボールの動き」に対して、他チームの「それ」は、明らかに劣る。
彼らの「人とボールの動き」では、まったくといっていいほど、レアルやリバープレート守備のウラスペース「まで」も攻略できるようなコンビネーションは、出てこない。
もちろん何度かは、相手のミスや勇み足で(結果として!)ウラスペースを攻略できたコトもあったけれど、意図した「組織コンビネーション」による攻略シーンは、まさに皆無だった。
それに対して、いとも簡単に、ウラの決定的スペース「まで」、素早く人とボールを動かしてしまう世界の強豪。
私は、ソコに「も」、世界との「最後の僅差」の本質があると感じていたっちゅうわけさ。
そんな、ホンモノの決定的ウラスペースの攻略。
それがあるからこそ、次の「個の勝負」だって、ものすごく危険なモノになるっちゅうわけさ。
これから、「世界との最後の僅差」とか「気づき」ってなテーマで、久しぶりに「The Core Column」もアップしますかね。
では、また・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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