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2018_日本代表・・西野朗は、(先日のスイス戦で先発した!?)メンバーに欠けている「何か」をデモンストレートした!?・・(日本vsパラグアイ、4-2)・・(2018年6月12日、火曜日)

何なんだろうな〜・・

メンバーの全とっかえ・・

まさか、コロンビアのスカウティングを「惑わす」ためってなコトがあるはずもないし・・

「本番」へ向かう最後のトレーニングマッチだから、勝負マッチに臨む先発メンバーの攻守イメージを(!)シンクロさせるのが基本だと思うのだけれど・・

ゲーム前、そんなコトがアタマのなかを駆けめぐっていたっけ。

でも、このゲームに臨んだメンバーは・・

とても良いサッカー(フッ切れた積極的&攻撃的なサッカー!?)を魅せてくれたんだ。

だからこそ、先日のスイス戦で先発したメンバーの課題が、より鮮明に見えてきた。

そこでは、チームだけじゃなく、日本サッカーに関わる(ファンも含む!)ステーキホルダーも、個々の選手の可能性(闘う意志のポテンシャル!?)だけじゃなく、本大会では「この闘い方しかない・・」という確かな事実を、より明確に認識させられたに違いない。

その意味で、このトレーニングマッチには、大いなる価値があった・・と思う。

ところで、個々の選手・・

例えば、岡崎慎司、乾貴士、武藤嘉紀、柴崎岳・・など・・

その(強烈な闘う意志をブチかます!?)強者たちは、ハードワークをベースに、攻守にわたる効果的コンパクトサッカーを「創りだし」つづけた。

要は、全体的なポジショニングバランスをうまく執りながら、攻守にわたって、より効果的に、数的に優位なカタチを創りだしつづけたっちゅうわけだ。

そう、攻守にわたる「動きの集散」に関して、チーム内のイメージが、とても機能的にシンクロしていたとも言えるかネ。

そんなだから、前回のスイス戦と比べて、サッカーのダイナミズムがアップするのも道理。

その絶対的ベースは、もちろん守備。

ボール奪取プロセスの内実にこそ、次の攻撃を彩る絶対ベースが隠されているんだよ。

要は、「どのようにボールを奪い返すのか・・」っちゅう、重要テーマのことサ。

この試合での日本代表は、誰一人としてサボらず、相手ボールホルダーに対し(次のパスレシーバーに対し!)しっかりとチェイス&チェックをブチかましていたんだよ。

そして、その守備ハードワークに呼応するように、ボールがないところでの守備アクションが、次、その次と、どんどんと有機的に連鎖しつづけた(効果的カバーリングや協力プレス)。

そう、良いカタチが連鎖してボールを奪い返せたからこそ、次の攻撃プロセスでの「ボールがないところでの動きの量と質」もアップしていったというわけさ。

そして、だからこそ、しっかりとスペースも攻略できたっちゅうわけだ。

わたしは、そんな、攻撃的&積極的なサッカーを観ながら思っていた。

もしかしたら西野朗は、「そんな積極的&攻撃的プレー」を、主力と呼ばれている連中に魅せつけようとしていたのかもしれない・・ってね。

西野朗は、彼らに、そんなプレー姿勢こそが大事なんだと再認識させようとしていた(!?)

まあ、ホントのところは分からないけれど、冒頭で書いたように、そうでなければ、この試合での「メンバー全とっかえ」に対する理解が、とても難しくなるよな。

もちろん・・

そう、本番で前へ攻め上がり「過ぎた」ら、逆にやられっちゃうのがオチでしょ。

何せ相手は、世界の強豪なんだから。

だからこそ、前述したように、互いのポジショニングバランスを明確に意識するような「攻守コンパクトサッカー」が求められるのさ。

そこでは、もちろん、より多くの運動量(全力ダッシュの積み重ね)が求められる。

さて・・

ということで、W杯という世界ステージでの西野ジャパンのミッション・・というテーマに入っていくわけさ。

もう何度も書いているように、本大会では、いかに、目の肥えた世界のファンやエキスパート連中に、「へ〜〜ッ!?」ってな、エッジの効いたインプレッションを残せるか・・

そのことで、日本サッカーのイメージアップに貢献できるか・・

西野ジャパンにとっては、それが、最重要ミッションなんだと思う。

だからこそ、ギリギリの限界まで、攻守にわたる「コンパクト・ブロック」を効果的に集散させながら、積極的な攻撃サッカーをブチかましていかなければならないんだよ。

ソレが機能すれば、変なカタチでボールを失っても、常に、周りの「カバーリング」が最高レベルで機能するに違いない。

とにかく、無様な「守備サッカー」だけはノーサンキューだよね。

とはいっても、もちろん「蛮勇サッカー」もダメ。

だからこそ全員に、最高の「闘う意志」と集中力をもって、素早い攻守の切り替えをベースに、攻守ハードワークを積極的に「探しつづける」という闘う姿勢が求められるんだ。

最後に・・

しつこいけれど、筆者は、この時点でも、「本田圭佑のワントップ」にこだわっているんだよ。

どうせ彼には、本当の意味でのチェイス&チェック(守備ハードワーク)など期待できない。

でも、ワントップとしての「質」は折り紙付き。

だから、そのポストプレイヤーの周りで、ポジションを激しくチェンジしながら攻守ハードワークを探しまくるような「衛星ハードワーカー」を正しく選択すればいい。

もしかしたら・・

西野朗は、このゲームで、その「衛星ハードワーカー」を探し出そうとしていたのかもしれない。

ゲームを観ながら、そんな「希望的観測」までアタマをよぎったモノさ。

へへっ・・

さて、本大会だ。

私は、17日から(ドイツ対メキシコ戦から)モスクワ入りし、決勝まで滞在します。

では、また〜〜・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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