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2019_ACLプレーオフ・・とにかく両チームともに本戦へ駒を進められて、よかった・・(2019年2月20日、水曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
実は・・
    
先日のXEROXカップ当日、単車を飛ばして帰宅し、コラムをアップしていた最中に、急に「ブルブル」ってな震えに襲われたんだ。
    
そう、風邪。
    
そして二日間も寝込んでしまった。
    
だから、昨日のACLプレーオフも、熱が癒えない、うつろな感覚で見終えたっちゅう体たらく。
    
もちろん、城福サンフレッチェが(PK戦を)勝利したときは、小さくガッツボーズは出たよ。
    
でも、なんか、その嬉しさエネルギーが全身を駆けめぐるといったアクティブな感覚がないまま、ベッドにもぐり込むしかなかったんだ。
    
昨夜は、ホントによく練られた。
    
そして翌朝5時に目が醒めたのだけれど、そのときには(要は、いま現在のハナシ!)風邪からは、完璧に解放されていた。
    
それにしても何だったんだろうネ。
    
埼スタから、寒い中を単車で帰宅する最中に、「何か」を拾った!? それとも、それまで体内に囲っていたヤツらをアクティベートしてしまった(免疫力がガクッと低下した)!?
    
さて〜〜・・
    
まあ、そんなハナシは置いておいて・・
    
まず、アントラーズ・・
    
まあ、まさに質実剛健に勝利した彼らについては、今年もフロンターレの大きなライバルとして存在感を発揮した・・ってなコメントに集約されるでしょ。
    
でも、そのなかで生まれた二つのゴールが特筆だったから、それをピックアップしたい。
    
一つは、山本脩斗の2点目。
    
安西幸輝の、勇気を爆発させた、「エイヤッ!!」のドリブル突破と、ファーポストゾーンへの素晴らしいクロス。
    
そのクロスは、相手ディフェンスへ向かっていった。
    
そのディフェンダーは、自分の背後に注意を向けることなく、とても安易に、ボールの軌跡を注視し、足を止めてしまった。
    
でも最後の瞬間、その彼の眼前を、「赤い陰」がよぎった・・っちゅう次第。
    
とにかく安西幸輝の勇気ドリブルと、山本脩斗の、闘う意志が炸裂する「走り込み」に拍手。
    
二つ目はセルジーニョが決めた4点目。
    
相手と「入れ替わり」、フリーのドリブルで、左サイドを抜け出していった山口一真。
    
冷静にゴール前の状況を見極める。
    
そして・・
    
ゴール前のセルジーニョは、自分のマーカーの視線がボールに集中していることを確認し、スッと、薄い(!)ファーポストスペースへ走り抜けた。
    
そう、それは、山口一真とセルジーニョの「最終勝負イメージ」が、ピタリと一致した瞬間だった。
    
山口一真から送り込まれたグラウンダークロスは、そのディフェンダーと相手GKの「隙間」をスッと抜け、セルジーニョが待ち構えるファーポストスペースへ流れ込んでいったっちゅう次第。
    
ホント、ピューティフル(イメージ)コンビネーション・ゴールだった。
    
最後に、安部裕葵。
    
ものすごい才能を有している。
    
あれだけの天賦の才であるにかかわらず、攻守ハードワークもサボらない。
    
何度も、強烈な闘う意志が炸裂したピューティフル・インターセプトから創りだした(自身の突破ドリブルも含めた!)カウンターチャンスを目撃した。
    
もちろん「U19アジアカップ」でも、その才能は目立っていたわけだけれど、とにかく、このまま「正しいベクトル上」を進化&深化しつづけてほしい。
    
サッカーは、一人じゃ出来ないんだよ・・
    
チームメイトに支えられているからこその「才能の発露プレー」なんだ・・
    
だからこそ攻守ハードワーク・・
    
それをベースにした、チーム内での相互信頼(相互レスペクト)・・
    
フムフム・・
    
_______
    
さて、城福サンフレッチェ。
    
苦労させられた。
    
前半は、まさに縦横無尽の組織サッカーで、相手を圧倒した。
    
    ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションと、個のドリブル勝負を、高い次元でコラボレートする「美しい攻撃」。
    
サスガに城福浩さんだ・・そんな感慨が湧きだしてきたモノさ。
    
でも・・
    
徐々に、サンフレッチェが繰り出す組織コンビネーションによる、「次の決定的スペース攻略」が、相手に読み切られてしまうシーンがつづくようになってしまったんだ。
    
相手の「守備イメージング」が、とても効果的に順応し修正された!?
    
まあ、そういう面もあるだろうけれど、サンフレッチェ側でも、例えば、ボールがないところでの「人の動きの量と質」が(要は、闘う意志の内実が!)減退するといった問題が発生していたのかもしれない。
    
微妙に、難しいんだよ・・
    
ボールホルダーと、スペースを狙うフリーランナーの「勝負イメージング」を、実際のスペース攻略を生み出すために、ピタリとシンクロさせる作業は・・。
    
ホントに、少しでも、「感覚的なズレ」が生じたら、パサーにしても、スペースランナーにしても、闘う意志が殺がれ、(パスとレシーバー双方の!)アクションエネルギーがダウンしちゃうんだ。
    
だからこそ、そんな、とても微妙な「心理エネルギーの内実」を敏感に察知し、それを再アクティベートできるようなリーダーシップが必要なんだ。
    
もちろん、そんなコンビネーションに、リーダー本人が関わっていたら、「まずアクションすること」で、味方を鼓舞するよね。
    
でも、この試合でのサンフレッチェは・・
    
まあ、とにかく、前半の「質実剛健サッカー」が、時間を追うごとに影を潜めてしまったというグラウンドの現象が、気にかかった筆者だったのであ〜る。
    
あらっ!? まだ熱があるのかも・・
    
書きながら、発想の広がりが「いつものベースやリズムじゃない・・」って感じられはじめたんだ。
    
ということで、この二つのゲームについては、こんな感じ・・です。
    
では、また・・
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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