トピックス
- 2019_コパ・・ゲームの流れを観ながら、世界トップとの最後の僅差っていうテーマに思いを馳せた・・(日本vsウルグアイ、2-2)・・(2019年6月21日、金曜日)
- これ以上ないほどの「本気」がぶつかり合ったギリギリ勝負・・
だからこその、最高の学習機会・・
そんな「意義」が詰め込まれた勝負マッチだった。
そして、観ながら、「世界トップとの最後の僅差・・」っていうテーマに思いを馳せたわけだ。
それは・・
以前の「コア・コラム」で書いたときの「最後の僅差」と比べ、その内実が、どんどん縮小してきているって体感させられたからに他ならない。
その背景には・・
影山雅永ジャパン(U20W杯)や、森保一の右腕でもある横内昭展さんが率いたU22代表(トゥーロン大会)が、世界にアピールしてくれた日本サッカー進化の体感もある。
とにかく、この1ヶ月間は、そんな、「心躍らされる体感」の連続だったんだ。
ということで・・
自身もサッカーエキスパートである田嶋幸三さん(会長)を中心にした、日本サッカー協会(強化組織!?)の、実のある地道な活動に対して、敬意を表する筆者なのです。
あっと、ゲーム・・
たしかに、ボール奪取プロセス、チャンスメイク(スペース攻略)プロセス、また、それらの結実としての「ゴール機会」という視点じゃ、ウルグアイに一日の「長」があった。
でも、その「長」の内実が、着実に縮小しているというのも、確かな事実なんだ。
もちろん・・
攻守にわたる「局面デュエル」の内実では、まだ確かな「僅差」はある。
でもそ、の「僅差」の内実が、かなり、フィジカルに集約されつつあるという傾向も見て取れた。
そう、戦術的な「イメージング&アクション能力」という視点では、その差は、大きく縮まっているんだよ。
まあ・・
トゥーロン決勝ブラジル戦の前半で感じられた、攻守にわたる、局面デュエル差のコノテーション(言外に含蓄される意味)は明らかだった。
でも、粘る横内昭展ジャパンは、時間の経過とともに、徐々に、その「差」を消していったんだ。
そんな「粘りのプロセス」にこそ、日本サッカー進化&深化の「コア・ファクターがあった!」と感じていた筆者だったのですよ。
そう、諦めない「意志の粘性」。
だからこそ、ちょっとハナシは飛ぶけれど、いまフランスで行われている女子W杯での「なでしこ」に対しても、ここからの進化を確信しているんだよ。
ところで、伝統ともいえそうな、「なでしこ」の粘り。
それって、澤穂希が完璧な中心になって勝ち取った、2011女子W杯での栄冠が、ある意味での「明確なイメージの原点」だったりして・・
もちろん、「意志の粘性」によって成功したケースは枚挙にいとまがないだろうけれど・・
やはり、世界的な注目度、サッカー界だけじゃなく、日本社会全体への浸透度という視点では、まさに巨大なエネルギーが集約されていたと思うわけさ。
そして日本サッカーは、そんな「粘り」が、いつしか、ゲーム内容を逆流させ、結果まで引き寄せるという確かな事実を体感し、そしてそれが、着実に記憶タンクに蓄積されていった!?
あっ・・
コラムの論が、右往左往している。
とにかく、このゲームでは・・
その構成メンバーが、どうたら、こうたら・・じゃなく、日本サッカーの「全体的な進化&深化」を体感できたという事実にフォーカスしたかった筆者なのであ〜る。
へへ・・
もちろん・・
守備での細かなバランシング(ポジショニングバランス)や連動カバーリング、相手のチカラに応じた「間合いの取り方」、攻撃での、スペース攻略へ向けた、
仕掛けのタメも含む、創造的な「組織プレーと個人勝負プレーのバランス」等などといった詳細分析は、ビデオを見返しながら、自分の学習機会として、真面目
に取り組みますよ。
でも今は・・
そう、世界トップとの最後の僅差・・っていうテーマに集中すべきだと思ったわけさ。
ということで最後に・・
チト、ワケが分かりませんが・・
優れたプロコーチ、森保一に乾杯っ!!
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最後に、新規の「告知」です。
- 昨日(2019年6月10日)から、「The Core Column」を、カリオカ(ラモス瑠偉)との対談というカタチで再スタートしています。
- まあ、私の自伝である「My Biography」については、まだ再スタートは切れていないけれど・・。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と考えている次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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