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2019_J1_第16節・・ゲームを観ながら、規制(制限)と解放(自由)のバランスというテーマが、アタマのなかを駆けめぐった・・(レッズvsアントラーズ、1-1)・・(2019年7月31日、水曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
・・まあ・・我慢くらべみたいなゲーム展開になったですよね・・
    
・・もちろん、そんな「静」の展開のなかで、たまに「オープン」な展開が唐突にスタートしちゃったりして・・
    
・・その意味じゃ、両チームにとって、とても難しい試合だったと思います・・
    
レッズ、大槻毅監督が、そんなニュアンスの内容をコメントした。
    
だから、思わず質問してしまった。
    
まあ、この質問は、アントラーズ大岩剛さんに対するモノと同じだったわけだけれど・・
    
ということで、大槻毅さん投げた、質問・・
    
・・高温多湿という、とても厳しい気候条件で勝負マッチに臨んでいく・・
    
・・そこで成果を出すために重要なポイントは、何なのだろうか・・
    
・・実は、アントラーズの大岩剛さんにも、同じ質問をしたのだけれど、「そんな大雑把な質問には、大雑把に応えるしかありませ〜ん」なんて言われてしまったんですよ・・
    
・・ということだけれど、大槻さんは、どうだろうか?・・
    
それに対して大槻毅さんは、まず・・
    
・・そうですね〜・・その質問は、どんなコメントを期待しているんでしょうかネ〜・・
    
・・なんて、何か、対話に乗ってきそうな雰囲気なんだよ。
    
だから・・こんなふうにたたみ掛けた。
    
・・もちろん大岩剛さんのコメントは、決して大雑把なモノじゃなかったですよ・・
    
・・それは・・
    
・・我々には、厳しい気候条件だからこその戦術プラン(イメージ)があったし、選手たちは、それを、しっかりとシェアして試合に臨んでくれたと思っている・・
    
・・ってなモノでしたね・・
    
・・あっと・・それに関連して、こんなキーワードも付け加えてくれましたかね・・
    
・・それは、スイッチ・・
    
そんな私の言葉に、大槻毅さんが、敏感に反応してくれるんだよ。
    
・・そうですよね・・
    
・・もちろん、こんな気候条件だから、両チームの全体的な運動量は大きくダウンするでしょ・・
    
・・だから、そんな展開のなかで、全員が、猛禽類の眼でチャンスを狙いつづけるんですよ(猛禽類の眼ってな表現は、わたしの脚色・・へへっ)・・
    
・・もちろんボール奪取チャンスのことです・・
    
・・もし、それが、ショートカウンターにつながるようなボール奪取だったら、特別なスイッチは要りませんよね・・
    
・・でも、他のボール奪取プロセスでは、そこからの次の仕掛けへ向けて、選手たちのイメージが合致することが大事なんです・・
    
・・だからこそ、スイッチ・・
    
いいね〜、大槻毅。
    
まさに、「そこ」が、日本の「Jの夏」を乗り切るキーポイントなんだろうね。
    
そりゃ、こんな厳しい気候条件では、「美しい質実剛健サッカー」を期待するのは難しい。
    
だから、よりレベルの高い「戦術サッカー」を徹底するのがいいよね。
    
そう、日本の夏は、戦術的な意味合いで、規制(制限)と解放(自由)のバランスという視点を突き詰めるのが、とても大事なコンセプトなんだ。
    
(前後左右の人数や位置取りなどといった!)互いのポジショニングバランスを、より意識しながらプレーする。
    
まあ、換言すれば、特殊な自然環境である「日本の夏」では、戦術的な規制(制限)を、より重要視しなきゃいけないっちゅうことだね。
    
残念だけれど・・
    
このポイントについては、日本の盛夏を知っている、ヨーロッパ(まあドイツ)の元選手や監督連中と、何度もディスカッションしたことがあった。
    
あっと、イビツァ・オシムの息子で、ジェフ監督も務めたことがあるプロコーチ、アマル・オシムとも、そのテーマで話し合ったっけ。
    
そう、特殊な自然環境のなかで、最高の成果を挙げるための、もっとも効果的なチーム戦術的(妥協の!?)ベクトル・・。
    
それが、戦術サッカーに徹しながら、猛禽類の眼で「爆発(スイッチングの!)チャンス」を狙いつづける・・っちゅう表現に落ち着くわけさ。
    
そう、冒頭で紹介した、大槻毅さんの「我慢くらべ」。
    
最後に・・
    
サッカー内容で「J」をリードする、フロンターレとマリノス。
    
彼らが、日本の「盛夏」のなかで、どのように柔軟に対応していくのか・・というテーマ(学習機会)に、大いに期待しているっちゅうわけなんだよ。
    
あっと・・
    
そのディスカッションのバックボーンは、もちろん、「規制(制限)と解放(自由)のバランス」という普遍的なテーマだよ。
    
念のため・・
   
  
   
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  - ところで・・
    
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
    
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
    
彼女については、このページやあのページを参照してください。
    
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
    
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
    
 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
    
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
    
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
    
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。 
   
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  - あっと・・
 
  
   
  - 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
 
   
  - ちょっと、プロモートさせてくださいね。
 
  
   
  - この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
 
  
   
  - とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
    
   
   
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  
   
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  
   
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
  
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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