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2019_U20WM・・美しい「質実剛健サッカー」で世界にアピールしてくれた日本の若武者たち・・そして、影山雅永監督にも乾杯!・・(日本vsイタリア、0-0)・・(2019年5月30日、木曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
・・え〜〜っ!?・・
    
・・まだ、こんな、超イタリア的サッカーをやっているんだ・・
    
・・あっ、そうか・・
    
・・彼らは、すでに2連勝で決勝トーナメント進出は決めていたことで、負けなければ首位突破ということだからな〜・・
    
・・また、メンバーを「ほぼ全とっかえ」したっちゅうこともあるけれど、それにしても・・
    
ゲームを観ながら、そんなコトがアタマを駆けめぐった。
    
私は、イタリアが、「イメチェン」を果たし、それが全世代に浸透した(!?)と思っていたんだ。
    
それが、このチームは・・
    
イタリア伝統の「ブロック守備&カウンター」ってな、勝負優先サッカーを展開したのさ。
    
対する、日本の若武者たち・・
    
彼らは、人とボールを素晴らしい「リズム」で動かしながら、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを披露しつづけるんだ。
    
イタリアがブチかますカウンター攻撃への対策を、しっかりと機能させながら・・ね。
    
そう、まさに、美しい質実剛健サッカー。
    
そして、そんな組織コンビネーションを絶対ベースに、要所で、個々のスピードやスキルが光り輝く「個の勝負プレー」もブチかまして、しっかりと決定的スペースを攻略しちゃうんだ。
    
そう、突破ドリブルや、一瞬の「タメ」からの必殺スルーパス・・等など。
    
相手は、「あの」イタリアのブロック守備だからネ・・
    
頼もしい。
    
影山雅永監督は、ホントに良い仕事をしている。
    
そんなだから、日本の若武者たちが、次々と「ゴール機会」を創り出しちゃうのも道理。
    
・・まず、齊藤未月のミドル弾・・
    
・・前半11分のPK・・
    
・・コーナーキックからの決定的ダイレクトシュート・・
    
・・田川亨介のタテへの抜け出しからの決定機(でも肉離れが)・・
    
・・イタリア最終ラインのミス(譲り合い)を突いた、斉藤光毅のフリーシュート場面・・
    
その後も、「組織と個」の素晴らしいコラボレーションから、何度か、決定的スペースを攻略したゴール機会を創り出した。
    
あっと、イタリア・・
    
もちろん彼らも、危険な必殺カウンターをブチかますよ。
    
それは、「まさに伝統的なイタリアを観た・・」ってな感じ。
    
・・ブロック守備をベースに、日本の人とボールの動きに慣れはじめるイタリア・・
    
・・そして、効果的インターセプトからの必殺カウンター・・
    
・・ヤツらは、一発タテロングパスから、一気にシュートまでいってしまう・・
    
・・例えば、一発タテパスから、ヘディングの落としを狙う最終勝負など・・
    
・・とにかく、ココゾの勝負所での、ボールがないところでの「サポートアクション」が鋭い、鋭い・・
    
・・もちろん、日本の「攻め上がりプロセス」を狙ったボール奪取からのショートカウンターもある・・
    
・・そんなチーム戦術イメージが、ものすごく深くシンクロしている・・
    
・・やっぱり、コイツ等は危険だ・・
    
でも・・
    
そう、日本の若武者たちは、そんな、イタリアの鋭い(ショート)カウンターに対する守備イメージが、抜群の機能性を魅せつづけるんだ。
    
特に、前述した、「最初のロングパス」に絡む、3人目、4人目のサポート・フリーランニングを的確にマークしつづけるとかね。
    
たしかに、いくつかの「穴」はできた。
    
でも、以前の「イタリアとの対戦内容」から考えれば、着実に「互角以上の勝負ができる」サッカー内容ではあった。
    
とにかく・・
    
世界中の(特にエキスパート連中の!)耳目を集める「U20W杯」だからこそ、世界に対して為したポジティブアピールのコノテーション(言外に含蓄される意味)は、貴重だ。
    
決勝トーナメント・・
    
このチームは、影山雅永さんの下、この大会中に大きく進化&深化するに違いない・・
    
そんな期待と希望が、あふれ出してくるじゃありませんか。
    
いや、ホント、彼らからもらえる「元気」には、感謝しかないネ。
    
これで、今日も、前向きな一日を過ごせるゼ。
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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