トピックス
- 2020_J2_第12節・・ヴェルディの「進化&深化」の証人になるのは、楽しい限りだね・・(水戸vsヴェルディ、0-2)・・(2020年8月16日、日曜日)
- サスガに、水戸ホーリーホック監督、秋葉忠宏。
彼のストロングハンドの下、水戸は、とても積極的で攻撃的なホームマッチを魅せた。
もちろん、その「積極&攻撃サッカー」の具体的バックボーンは、前からプレス守備だったよね。
特に前半は、そんな積極果敢なサッカーが、殊の外うまく機能し、ワントップのピットブルを中心に、何度か(決定的な!?)シュートチャンスも創り出したんだ。
でも、ヴェルディにとっては、これまた、とても貴重な学習機会・・!?
そう、そんな攻撃的な相手と対峙したからこその・・ネ・・
またそこには・・
ヴェルディのブロック守備や前からプレス守備が、うまく機能しているコトを再認識できた・・という側面もある。
寄せの内実、安易なアタックではない効果的なウェイティング、ボールがないところでのマーキングやカバーリング(次のイメージ的な準備)、そして協力プレスや「次」のボール奪取アタックを狙う猛禽類の眼、等など・・
そんな、連動する組織ディフェンスが機能していることも再確認できたんだよ。
ヴェルディ選手たちは、永井秀樹監督がプランするボール奪取イメージを大前提に、それぞれのシチュエーションで、最後は自由に、そして責任感と勇気をもって勝負アクションに入っているって感じさせてくれたわけさ。
そう、自信と確信に裏打ちされた、自ら、積極的にバランスを崩していくというリスクチャレンジ姿勢・・ネ!!
そんな、高い意識と意志ベースの積極プレー(ハードワーク)内容は、もちろん、次の攻撃にも存分に活かされてくる。
仕掛けプロセスに入ってからの、創造的な人とボールの動きとか、スペースを攻略できたときの「個のドリブル勝負」とか・・
そんな、組織と個の「優れたバランシング感覚」を、とても身近に体感できるのは、心地よいことこの上ない。
特に、タテへの積極的な仕掛け。
全員が、ミスを恐れずにチャレンジしていると感じるんだ。
だからこそ、人も動く・・
いや、人が動くからボールも動く!?
タマゴが先かニワトリが先か・・!?
まあ、どうでも、いいや。
とにかく、あの激烈なホーリーホックの前からプレス守備をモノともせず、ガンガンと押し返していくヴェルディの「意志の強さ」が印象的な前半だったんだよ。
そんな印象を強化してくれたのが・・
このところ、個の勝負という視点で、(持てる才能からすれば!!)少し不満だった井出遥也がブチかました、立ち上がり時間帯の、美しく危険なドリブルシュートとか・・ね。
そう、だからこそ選手たちがサッカーを(主体的に、そして心底!)楽しんでいると感じられる。
あっ・・楽しさは、あくまでも主体的なモノか・・
そして、だからこそ・・
そう、ヴェルディが、これからも大きく進化&深化していくって確信を持てるのさ。
後半・・
その立ち上がりから登場し、トップに入った森田晃樹。素晴らしいプレーを披露した。
その素晴らしさの象徴が、最前線での「攻守ハードワークとリスクチャレンジ」だったコトは言うまでもないよね。
その積極プレーを観ながら・・
「やっぱりサッカーは、意志のボールゲームなんだよ・・」なんて、不確実な要素が満載のサッカーだからこその「絶対コンセプト」を噛みしめていたっけ。
そして・・
そんな、森田晃樹の「強烈な意志」が弾ける、攻守にわたる積極プレーに引っ張られるように、ヴェルディ全体が躍動しはじめるんだ。
そう、選手全員が、「それそれ・・」って、自分たちが志向するサッカーを思いだすかのようにネ。
そして、水戸に輪を掛けるほど鋭い前からプレス守備をブチかましていくんだ。
そんなだから、ヴェルディが、明白に、ゲームの流れのイニシアチブを握るのも理の当然っちゅうわけさ。
ところで・・
そんなヴェルディで、これからの大きな飛躍が期待される選手たち・・
わたしは、いまのところ、井出遥也と藤田チマに、メインの視座を落とし込んでいます。
もちろん、佐藤優平と井上潮音は、強烈な意志ベースの攻守ハードワークとリスクチャレンジにも長けた「才能」という意味で、いまのヴェルディの屋台骨ではあるけれど(あっ・・守備ラインでは、もちろん高橋祥平!)・・ネ。
そんな主軸を支える存在として、彼らの「更なる」進化&深化に期待している筆者なのだよ。
いまの彼らの、最大のアドバンテージは、何といっても、ボール絡みのプレー。
井出遥也については、前述した個の勝負もふくめ、様々な意味合いを内包するチャンスメイクという視点で、素晴らしい才能を魅せつづけている。
だから、(佐藤優平や井上潮音に遠慮せず!?)もっと、もっと・・って、期待しちゃうわけだ。
もう一人の、藤田チマについては・・
何といっても、相手の「前からプレスエネルギー」を、ものすごくスマートに「いなしてしまう」クレバーなボールコントロールとパスが特筆だよね。
その多くは、ダイレクトパス。
そのスマートさには、目を見張るモノがある。
もちろん、彼らにしても、まだまだ多くの課題をかかえている・・
まあ、簡単にいったら、攻守ハードワークをもっと充実させなきゃいけないっちゅうコト。
もちろん彼らも、しっかりと波に乗るカタチで攻守ハードワークに勤しんでいる。
でも、私の眼には、まだまだ「足りない」って映るんだよ。
いつも書いているように、天賦の才のレベルが高ければ高いほど、攻守ハードワークにリキを入れさせなきゃいけないんだ。
そうすれば、彼らの才能が、最大限に活きるようになるのさ。
その正しさは、歴史が証明しているし、私も、世界サッカーを引っ張りつづけた伝説的なオッサン連中に、そのコトの重要性を叩き込まれた。
もちろん、ディエゴ・マラドーナとかメッシ、ロナウジーニョ等などの「世紀の天才」連中は、そのディスカッションの範疇(はんちゅう)じゃネ〜よな。
そんな特別な才能を扱うのは、困難の極みだね・・
監督連中は、「それを、いかに活かすのか・・」っていう、とても錯綜したテーマと格闘しなきゃいけなくなるわけだから・・さ。
「それ」を活かすために、周りの選手たちの戦術プレーを、より厳格に「規定・制限」せざるを得なくなる・・とかさ。
詰まらネ〜仕事になっちゃうよな、そんなテーマと向き合わなきゃいけなくなったときの監督さんは。
だから・・
天才は、監督にとっての「大いなる挑戦」っちゅうわけさ。
このテーマについては、「The Core Column」で発表した「このコラム」をご参照あれ。
とにかく・・
前節のダゾーンインタビューで、佐藤優平が、とてもクールに語っていた「連勝」を成し遂げたヴェルディ。
まあ、どこまで(成績で)上り詰めていけるかは神のみぞ知る・・だけれど、それでも、その上昇ベクトルに「乗るところ」までは、明確に、到達できたと思うよ。
だからこそ、選手たちのモティベーション(もっと楽しもうとする姿勢)は、際限なく高まっていく!?
そして、だからこそ・・
まあ、期待しましょう(・・というか、観ている自分が、イチバン楽しんでいる!?)。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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