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2020_J2_ 第23節・・伊藤彰に率いられ、大きくチカラをつけているヴァンフォーレ・・そんな強い相手にも、スマートで立派な闘う(爆発)サッカーで対抗し、勝ち点 1を獲得したヴェルディ・・その体感もまた「次」につながる・・(ヴァンフォーレvsヴェルディ、0-0)・・(2020年9月30日、水曜日)

ホントに、アタマに来るっ!!

これじゃ、ボールがないところでの「意志のせめぎ合い」を、俯瞰して認識できないじゃないか!!

そう、ダゾン・カメラマン氏のカメラワーク(ズーミングワーク)のことですよ。

まあ、ゲームを通して、そんな「低級カメラワーク」が改善されなかったことについては、プロデューサー氏やディレクター氏も「同罪」か・・。

とにかく、例によって、ズーミングが「寄り過ぎ」なんだ。

微妙に、観たいところがディスプレイ・フレームから外れ「つづけ」るんだよ。

こんな低級カメラワークは、久しぶり。

だから、そのことによるフラストレーションも天井知らずってな感じになってしまうし、コラム執筆のモティベーションダウンも計り知れない。

それでも、ヴェルディについて所見を述べることには、「ライフワーク」的な意味合いもあるから、ネグレクトできない。

フ〜〜ッ!!

まあ、仕方ない。

テーマ抽出のイメージング作業は限定されるだろうけれど、とにかく(怒りの!)感情を押し殺してキーボードに向かうことにした次第。

フ〜〜ッ!!

ということで・・

まず最初に気付いたことだけれど・・

それは、ヴァンフォーレが展開した、とても優れた「徹底サッカー」。

とにかく、チーム全体に、ゲーム戦術イメージ(どのようにボールを奪い返し、どのように仕掛けていくのかという全体ピクチャー!?)が、徹底的に浸透しているって感じるんだよ。

まず何といっても・・

ボールを失った直後のプレスがハマらなかった後に、どのゾーンから、ボール奪取プロセスを「活性化」させていくのかというイメージング。

要は、チェイス&チェック(寄せアクション)やカバーリング(集中プレスなど)を活性化させていくゾーンや状況のコトです。

それが、「高すぎず、低すぎず・・」ってな、とても要領を得たモノだって感じたんだ。

そう、まず、ポジショニング・バランス・オリエンテッドな守備組織(ブロックに入る前段階!?)を整え、「そこ」からボール奪取(守備)プロセスを活性化させるっちゅうわけだ。

そして、タイミングよく、そのバランスを「ブレイク」して、実際のボール奪取勝負を仕掛けていく。

でも、相手は、「上手い」ヴェルディだから、決して安易にアタックを仕掛けず、粘り強く追い込みながら、「次」でアタックするというイメージを徹底する。

ヴァンフォーレは、そんな、効果的に連動する(イメージが連鎖しつづける!)ボール奪取プロセスを展開していたんだ。

そして、次の攻撃でも・・

まず、相手ゴールに近い選手への「一発ロング」を意識することを徹底する。

それが難しい場合は、ボールをキープしてサイドゾーンへ運び(着実なボールの動き!)、そこから、シンプルなタイミングで(内容は、単純ではないよ!)クロスを送り込む。

観ていると、そのクロスのイメージもまた「徹底」しているんだ。

ニアポストへの「鋭い勝負」とか、ファーポストの、ヘディングが強いヤツをイメージしたりとか。

それが(徹底的にイメージをシェアしているからこそ!)殊の外、効果的。

彼らは、セットプレーでの得点が多いと言うことだけれど、「然(さ)もありなん・・」って感じた。

また・・

そう、そんな「大きな仕掛けプロセス」だけじゃなく、たまには、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションから、3人目、4人目が絡む「緻密なパス攻撃」も魅せる。

そんなヴァンフォーレを観ながら、監督(プロコーチ)の伊藤彰は、とても良い仕事をしているって(心のなかで!)賞賛したモノさ。

グッド・ジョブッ!!

ということで、ヴェルディ・・

前半は、ヴァンフォーレがブチかます、攻守にわたって質の高いサッカーに、少し驚かされ、ドギマギしてしまった!?

そう、攻守ハードワークとリスクチャレンジに、「伸び伸び感」が足りないと感じたんだ。

伸び伸び感・・!?

いや・・スミマセン・・要は、攻守ハードワークとリスクチャレンジを「探しまくる」ってな、積極プレー姿勢(闘う意志が爆発する積極プレー!)のことだよね。

その姿勢は、もちろん、まずディフェンスに、如実に現れる。

わたしは「爆発」ってな表現をよく使うけれど・・

要は、自分から、次の相手パスレシーバーをイメージし、「そこ」でボール奪取勝負をブチかます「覚悟」が放散されるかどうか・・ってな視点だね。

もちろん、「そのこと」は、攻撃でも・・

そう、ボールがないところでのサポートの動き(3人目、4人目の攻撃参加フリーランニング)とか、前線や中盤選手による「タテパスを呼び込む動き・・」等など。

その視点で、前半だけで交代した松橋優安と、後半20分に佐藤優平と交替した井出遥也に、少し不満が残ったネ。

あんな素晴らしい才能に恵まれているからこそ、彼らは、もっともっと、攻守ハードワークとリスクチャレンジに精を出さなきゃいけないんだ。

そう、日本サッカーの将来のために・・ネ。

あっと・・

その「爆発」という視点じゃ、攻守にわたって、井上潮音が、完璧なイメージリーダーだという視点も強調しなきゃいけない。

以前、彼のプレー姿勢について、「爆発がない・・」なんて酷評したことがあった。

もちろん、ここで、「前言撤回」なんて、しない。

だって・・「あのとき」は、ホントに、様々な意味合いで「自信なさげに、迷いまくっていた」わけだからさ。

でも今では、攻守ハードワークとリスクチャレンジのチャンスを探すことに「爆発」しまくっている。

だからこそ、何度も、決定的「ゴール機会」を創りだせたわけさ。

自分自身でも、またチームメイトに対しても・・

ということで・・

前半は、「ゴール機会」という視点で、ヴァンフォーレに上回られたヴェルディだったけれど、人(≒攻守の仕掛け=変化の=イメージ拡張ファクター!?)が入れ替わった後半は、大きく持ち直し、互角以上のサッカーを魅せた。

だから・・

伊藤彰が率いる、「とても強い」ヴァンフォーレを相手に、どちらに転んでもおかしくないギリギリの勝負マッチで「勝ち点1」を残したことは、わたしは、良い結果だったと思っていますよ。

そう・・

これからの「大いなる目標」に向かって・・ね。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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