トピックス
- 2020_J2_
第32節・・優れたプロコーチ、リカルド・ロドリゲス率いる強い徳島ヴォルティス・・そんな強敵に対しても、熱気あふれる積極サッカーを展開した永井秀樹
ヴェルディに乾杯っ!!・・(ヴェルディvs徳島ヴォルティス、1-2)・・(2020年11月7日、土曜日)
- 何でなんだろうね〜・・ダゾンのカメラワーク。
ホントに、微妙に「寄り過ぎ」なんだよ。
もっと、単純に「引く」ことで、俯瞰(ふかん)画面フレームワークにするのは無理なんだろうか?
要は・・
後方からの組み立てプロセスで、最前線での、攻守にわたる「イメージのせめぎ合い」を体感できないというフラストレーション。
もちろん、もっと「寄り過ぎ」のカメラマン氏はいるし、そんな「最悪ズーミングワーク」からすれば、まあ耐えられるんだけれど、「そこ」まで引くならば、なんで、あと20メートルだけワイドな「画面フレームワーク」にできないのだろうか・・
もちろん、そのフラストレーションは・・
このゲームが、とても、とてもハイレベルな、攻守にわたる「意識と意志とイメージング」のせめぎ合いマッチだったから他ならない。
だからこそ、ボールがないところでの攻守せめぎ合いを、もっともっと体感したかったのさ。
とにかく・・
両チームともに、前から協力プレス守備をベースにイニシアチブを握り、それをベースに、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをブチかましていくっちゅう戦術イメージだからね。
だからこそ、パスレシーバーとディフェンダーの「イメージングのせめぎ合い」が、とても興味深いんだよ。
あっと・・
そんな、イニシアチブ掌握(積極的&攻撃的)サッカーを標榜する両チームなんだけれど・・
前半の立ち上がりは、ヴェルディの中途半端な「前からプレス守備」が、とても心配になった。
彼らは、次のプレスアクションがうまく絡めないことで、何度も、徳島ヴォルティスの素早い人とボールの動きに「置き去り」にされちゃうんだ。
ダゾン解説の渡邉一平も言っていたけれど(彼の解説は、戸田和幸とともに、とても良いよネ)、ヴェルディの「前から協力プレス」が首尾一貫していないことで、何度も、前へ突っ掛けていくエネルギーの「逆を突かれ」て、ピンチに陥っていたんだよ。
だから、ボールを奪い返したあとの徳島の攻めの流れのなかで繰り出す、後方からの押し上げに対するマークが、遅れ気味になって、大ピンチに陥ったりしちゃう。
皆さんもご存じのように、わたしは、ヴェルディにとって、これからリーグ終了へ向けての1試合、1試合が、とても大切な意味をもつ・・って書きつづけている。
もちろん、その意味は、選手の「意識と意志とイメージング」を、最高レベルの「高み」に高揚させることだよ。
それがあれば、確実に、次(来シーズン)が見えてくるのさ。
だから、前半の立ち上がりの、とても中途半端な「前から協力プレス守備」の内実が、心配になったっちゅうわけだ。
でも・・
15分もしたら、そんな「イメージの空白」が、どんどんと、強烈な意志で充填されていったんだ。
そう、攻守ハードワークとリスクチャレンジを、主体的に「探しまくる」ってな、正しい「自己主張」の雰囲気が、チームのなかに充満していったんだ。
それにともなって・・
前から協力プレス守備での中途半端なアクションが消え、すべてのプレーが、とてもうまくシンクロしはじめたっちゅうわけだ。
そしてゲームが、ダイナミックな「動的均衡マッチ」へと成長していったんだ。
まあ・・とはいっても・・
そう、前半の途中からは、攻守イメージの「ダイナミズム」を再活性化させたヴェルディが、様々な意味合いを内包する「ゲームの主導権」は握っていたわけだけれど・・さ。
あっと・・
徳島ヴォルティスのスペイン人監督、リカルド・ロドリゲス・・
とても、とても優秀なプロコーチだよね。
何度か、英語で、立ち話したことがあるけれど・・
まあ内容は、そんなに深くはならなかったけれど、でも、彼のインテリジェンスと優れたパーソナリティは、ビンビンと、感じさせられた。
そんなリカルドに率いられた徳島ヴォルティス。いま、J2でトップを突っ走っている。
まあ、あのサッカー内容だから、まさに理の当然という成りゆきだよね。
そんな「強い徳島ヴォルティス」を相手に・・
ヴェルディは、まったく引けを取らない、熱気あふれる素晴らしい「積極&攻撃的サッカー」を展開したんだよ。
もちろん、一人ひとりが、「オレがやるっ!!」ってな、「熱い思い」をブチかますように、ボール奪取プロセスに積極的に絡んでいくんだ。
そんな「ボールを奪い返すことに対する強烈な意志」こそが全てのスタートライン。
ということで、「まあ、引き分けがフェアな結末だったかな・・」なんて恨み節も出ちゃうよな。
最後に・・
この試合でのヴェルディ。
ものすごく、気合いが入っていた(意識と意志のレベルがハンパなく高かった)。
だからこそ、タイムアップの笛を聞いた選手たちは、(悔しさイッパイに!?)グラウンドに倒れ込んだ・・と思う。
もちろん「結果」は残念なモノに終わっちゃったわけだけれど、それでも、この、「強い徳島ヴォルティス」との熱戦には、ものすごく大事なコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されていたと思うんだよ。
そう、美しい質「実」剛健サッカーの更なる「高み」と、「大いなる目標」を目指して。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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