トピックス


2020_J2_第36節・・時間が経つのを忘れるくらいエキサイティングな勝負マッチだった・・堪能した・・(東京ヴェルディvsアビスパ福岡、1-1)・・(2020年11月25日、水曜日)

・・相手がマークし切れないような鋭い動きから、背後(決定的スペース)を突いていく・・

・・そんな、緻密なプロセスの仕掛けを魅せたかったのだけれど・・

優れたプロコーチ、アビスパ監督の長谷部茂利が、ダゾン・インタビューに応えて、そんなニュアンスの内容をコメントしていた。

フムフム、いいね〜・・

実はわたしも、そんな視点で、エキサイティングな勝負マッチを繰り広げた強い両チームの「微妙な違い」をポイントアウトしていたんだ。

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションと、個のドリブル勝負の、ハイレベルなコラボレーションという視点。

そのポイントで、この試合では、たしかに、ヴェルディに一日の長を感じたんだよ。

たしかにアビスパは、とても強いチームだよね。

現在のリーグ順位も、まさに順当に勝ち取った成果だと思う。

ストロングハンド、長谷部茂利に、賞賛の拍手をおくりますよ。

とはいっても・・

冒頭のインタビューで言っていたように、このゲームでは、少し、スピードとパワーに「モノ言わせ過ぎる!?」最終勝負プロセスの「傾向」が強かったって感じた。

鋭い一発タテパスや、タテへ突き抜けるような、スピーディー直線ドリブルなど、タテ方向へズバッと抜け出していく「仕掛けの流れ」が目立ったんだ。

まあ・・

堅牢なブロック守備からの(ショート!?)カウンター気味のチャンスメイク・・!?

もちろん、それは、それで、とても危険な仕掛けだし、「結果」につなげられそうなシーンだって、何度も創りだした。

またアビスパは、ブロック守備だけじゃなく、何度も、チーム全体が積極的に押し上げ、効果的な「前からプレス守備」だってブチかました。

そう、彼らもまた、ブロック守備と、前から協力プレス守備を、とても効果的に「使い分けられる」良いチームなんだよ。

長谷部茂利も、「タイプ」の違う外国人プレイヤーを、そんな、臨機応変に「戦術イメージ」を変容させるサッカーに、うまくフィットするように使いこなしていたよね。

でも、長谷部茂利は・・

たぶん、彼が志向するサッカーは、もう一段「上」の、組織と個がハイレベルにバランスするような、創造性&想像性あふれる高質サッカーなんだろうね。

まあ、これからのアビスパの発展「も」、楽しみに観察しよう。

ということで、ヴェルディ・・

この試合でも、とても優れた「意志のサッカー」を誇示した。

これからも、こんな「強いチーム」との対戦を、しっかりと勝ち切れるだけの「ホンモノの力」を突き詰めていかなきゃいけない。

あっと・・

いま、永井秀樹ヴェルディが志向し、実際に、内容という視点で「成果」を積み上げているサッカーは、とても「正しいベクトル上」にあるんだよ。

だから、これからも「それ」を、もっと「強烈な自己主張」をブチかますコトで、進化&深化させていけば、いいのさ。

そう、継続こそチカラなり・・なんだよ。

・・攻守ハードワークとリスクチャレンジを、自ら、全力で探しまくる、意志のサッカー・・

・・そんな、正しい自己主張を積み重ね、増幅していけば、彼らの(才能いっぱいの!!)戦術的なチカラからすれば、おのずと、スーパーサッカーへと脱皮していく・・

まあ、時間が経つのを忘れるくらいエキサイティングだった勝負マッチを観ながら、そんなコトを考えていた筆者でした。

とにかく、これからも、(このゲームのように!)しっかりと「攻守の仕事」を、積極的に探しまくることで、しっかりと、進化&深化を「体感」しつづけましょう。

そう、ハイレベルで純粋な「個人事業主」として。


============

ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

-------------------

あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


============

最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





[ トップページ ] [ Jワンポイント ] [湯浅健二です。 ]
[ Jデータベース ] [トピックス(New)] [ 海外情報 ]