トピックス
- 2020_J2_
第38節・・なんていう低級な「プレー姿勢」なんだ・・強い意識と意志なんて、まったく感じられない・・とにかく・・リスクチャレンジ(勇気ある積極プ
レー)のないところには、進化&深化なんて、望むべくもないんだよ・・(東京ヴェルディvsジェフ千葉、1-1)・・(2020年12月2日、水曜日)
- フ〜〜・・
いま、とっても、ガッカリしています。
もちろん、ヴェルディの、意識と意志の内実が、ヒド過ぎたから。
彼らが、この時期に、唯一、意識しなきゃいけないのは、来シーズンでの美しい質実剛健サッカーを目指して、攻守にわたって、積極的に(攻撃的に!)プレーすることでしょ。
そう、攻守ハードワークとリスクチャレンジを、勇気をもって探しまくるプレー姿勢。
そんな、主体性こそが、進化&深化の、唯一のリソースなんだよ。
それが・・
とにかく、彼らのプレーを観ていて、とても落胆していたんだ。
攻守にわたって積極的に「仕掛け」ていかず、失敗を恐れて、安全プレーに終始する。
まあ、そんなプレー姿勢は、ジェフも変わらず・・ではあったけれどサ。
ということで、ゲームが、「静的」な低級サッカーに落ち込んでしまうも道理だった。
そりゃ、そうだ。
誰も、攻守にわたって、「仕掛けて」いかないんだから。
逆に言えば・・
そんな静的な(人とボールの本物の動きがない!!)サッカーだったからこそ、前半と後半に一つずつ、佐藤優平がメインアクターになって、チャンスを創りだせた・・とも言える。
後半のチャンスは、もちろん、藤田チマの戦線ゴールシーンだよ。
言いたいことは・・
全体を通じて(まあ部分的には活性化する雰囲気もあったけれど・・)、とにかく、パッシブなプレー姿勢に、とても落胆させられた・・っちゅうことなんだ。
来シーズンへ向けて進化&深化していくためには、攻守ハードワークとリスクチャレンジを、自分が主体になって(誰にも文句なんか言わせない・・っちゅう姿勢で!)、積極的にブチかましていかなきゃいけないんだ。
そう、リスクチャレンジのないところに、決して、進化&深化なんて、望めないんだよ。
あんな、「自分はミスしたくない・・」なんていう、後ろ向き態度のプレー姿勢だったら、プロを張る資格なんて、まったく、ない。
とにかく、守備でも、攻撃でも、まったくと言っていいほど、リスクへ挑んでいく姿勢(意識と意志のパワー!)が、感じられなかったんだ。
もう一つ・・
リスクチャレンジしていくことで、もちろん、後方を「空け」てしまったり、カウンターから失点してしまう危険性は高まるさ。
でも・・
リスクチャレンジを、主体的にブチかましつづけるなかでの「失敗」は、ホントに、繰り返し、冷や汗とともに体感しつづけなければならないんだよ。
そう・・
「それ」があって初めて、本当の意味での、「次のボール奪取プロセス」への意識と意志が、最高潮レベルまで高めることが出来るんだ。
そして、どんなに、バランスを崩してリスキーに仕掛けていったとしても、次のボール奪取プロセス(守備)では、素早く、効果的な攻守の切り替えと、全力で
のチェイス&チェックやカバーリング、マーキングを忠実にこなすコトで、危機を(余裕をもって!?)回避できるようになっていくものなんだ。
そのことは、世界サッカーのレジェンドプロコーチ、故ヘネス・ヴァイスヴァイラーも、故リヌス・ミケルスも、異口同音に語っていた。
でも・・
そう、今日のヴェルディのように、「自分は、ミスをしたくない・・」なんていう、アナタ任せのプレー姿勢だったら、いくら場数を踏んでも、決して優れたプレイヤーになんて、なれない。
そのコトは、フットボールネーションでの、友人プロコーチ連中も、絶対的な「大原則」として、共通に理解されている事実なんだよ。
だからこそ・・
そう、プロコーチの第一のミッションは、選手たちの、自分から考え、工夫し、勇気をもって、主体的にリスクへチャレンジしていくプレー姿勢を養うコトなんだ。
それが浸透し、チーム内で確立してくれば、確実に、チーム力はアップするし、理想的な「美しい質実剛健サッカー」への扉が開くのさ。
もちろん、その「意識と意志のレベル」に到達する前にポシャッてしまうプロコーチは、多い。
でも、だからといって、パッシブなプレー姿勢や、「自分はミスをしたくない・・」なんていう、プロにあるまじき態度が、許されるはずがないんだよ。
とにかく、ヴェルディ選手たちには、猛省をうながしたい。
アタマにきた、筆者の、乱筆、乱文、お許しあれ。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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