トピックス
- 2020_J1_
第11節・・チーム成長プロセスというテーマについて、素晴らしいコノテーション(言外に含蓄される意味)を内包する、意義ある学習機会を提供してくれる
キンミョンヒ(金明輝)鳥栖に、乾杯!!・・(ベガルタvs鳥栖、0-3)・・(2020年11月8日、日曜日)
- すごかったネ〜、キンミョンヒ(金明輝)鳥栖。
彼らのサッカーは、これまでにコラムを発表したゲームでも、単なるダゾン観戦でも、かなりの頻度で観ています。
何せ・・
そう、彼らのサッカーには・・
「美しい質実剛健サッカーには、このような、物理的&精神的プロセスを経て成長していくのが王道なんだな・・」なんていうヒントが山盛りなんだよ。
そこでの「成長ファクター」だけれど・・
やっぱり、選手個々の「主体的な意識と意志とイメージング」という優れた自己主張ダイナミズムこそが、もっとも大事なポイントなんだと思うよ。
そう・・
選手たちが、例外なく、それぞれの(攻守アクションの!)瞬間において、正確に状況を判断し、考え、勇気をもって積極的にアクションしている・・って感じるわけさ。
もっと言えば・・
選手たちが、攻守にわたって、自ら、具体的な勝負イメージを描写し、それを、忠実に「トレースしてやるっ!!」って、強烈に主張しつづけているってコトかな。
もちろん、「前から協力プレス守備をブチかましていく・・」っていう、全体的なカタチに対する意識も大事だけれど・・
たしかに、「それ」はベースではあるけれど・・
彼らの場合は、あくまでも・・
「ボールを奪い返す・・」という守備の目的を絶対ベースに・・
それぞれの瞬間において、自分主体で(自らの判断と決断で!)、次のプレーイメージを構築し、勇気をもって実行しているって感じるのさ。
だから、彼らの場合は、「前から協力プレス守備・・」というのではなく、あくまでも、自分たちの主体的判断ベースに、臨機応変な、積極ボール奪取プロセスをブチかましていく・・ってな感じかな。
だから・・
そう、決して、「シャカリキに寄せつづける・・」のではなく、臨機応変に、ポジショニングバランスを執りながら、相手攻撃を「追い込んだり」するシーンだって魅せちゃうんだ。
そんな、ボール奪取プロセスは、とてもスマートで高効率だよね。
だからこそ私は、「優れた自己主張の積み重ね・・」って表現したいわけさ。
また、ボールを奪い返したあとの攻撃でも・・
今シーズンの彼らは、どんどんと、人とボールの動きが(そのリズム変化と広さが!)進化しつづけているって感じるんだよ。
ここでも、前述した、自分たちの判断&決断ベースの「優れた自己主張」が、とことん活かされている。
もしかしたら、彼らの場合は・・
選手たち相互の「仕掛けイメージに対するレスペクトが徹底している・・」ってな表現だって「アリ」かもしれない。
その相互レスペクトがあるからこそ、「クリエイティブなムダ走り」ってな感性だって共有できるし、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションなど、良いサッカーに対する「確かな共通イメージ」も維持できる。
そう・・だからこそ・・
3人目、4人目のフリーランニングに対して、それがムダに終わったとしても、互いに「サンキュー!」&「オ〜〜ッ!」ってな有意義なコミュニケーションだって成立するのさ。
とにかく・・
一つのチームが、このような「進化&深化」しつづけるプロセスを体感できることは、サッカー人として、喜びの極みじゃありませんか。
そう、素晴らしいコノテーション(言外に含蓄される意味)を内包する、意義ある学習機会。
キンミョンヒ(金明輝)さんには、その意味でも、とても感謝し、レスペクトしている筆者なのであ〜る。
へへっ・・
PS:ダゾンカメラワークについて・・
良かったですよ。でも・・
そう、あと少し、もう5メートルだけ、最前線での攻守の「意識と意志とイメージング」のせめぎ合いを体感できるように「ズームを引いて」くれたら、心から感謝するんですが〜・・
へへっ・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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