トピックス
- 2020_AFC_U23・・
大会を通じて森保一ジャパンの高いクオリティーは、誰もが認めたところでしょ・・でも、タテへの仕掛けが・・これは「意志」という内的な課題だから、選手
諸君には、イメージトレーニングをつづけて欲しいと思う・・(森保一ジャパンvsカタール、1-1)・・(2020年1月15日、水曜日)
- 今日「も」、ライブ感を前面に押し出しまっせ・・
・・何せ、私のなかでのフラストレーションを「解放」しなきゃ、やってられないしネ・・
・・そうなんだよ・・
・・あれだけ、ゲームの流れをコントロール(支配)しているにもかかわらず・・
・・やっぱり、タテへ仕掛けていく「意志と勇気」に、とても不満なんだ・・
・・どうして、もっと積極的に仕掛けていかないんだ〜〜っ!!・・
・・カタール守備ブロックの「スペース」を、もっと積極的にタテへ仕掛けていくことで攻略するんだよ・・
・・でも・・
・・そのための、ボールがないところでのサポートの動きが足りない・・
・・個のドリブル突破シーンにしても、組織コンビネーションでの仕掛けシーンにしても・・
・・要は、「ここに勝負パスを出せっ!!」ってな感じの、ボールがないところでの「仕掛けアクション」への意志が、十分に感じられないんだよ・・
・・個でも組織でも・・
・・仕掛けプロセスへの「イメージング」が、うまくシンクロしていない!?・・
・・まあ、そういうことなんだろうね・・
・・何せ、仕掛けの流れはスタートしているのに、前線も含めた「周り」が、様子見になってしまうシーンが続出したわけだから・・
・・ゴール機会を創りだすためには、「オレが仕掛けてやるっ!!」という、強烈な闘う意志こそが、もっとも重要なファクターなのに・・
・・もちろん、たまには、ドリブル勝負でタテへ突っ掛けていくリスクチャレンジはある・・
・・でも、周りのチームメイトは、その「仕掛けの流れ」を、傍観しているだけ・・
・・前述したように、その流れに乗って、「ここに出せ〜〜っ!!」ってな、決定的スペースへのフリーランニングが出てくるわけじゃないんだよ・・
・・単なる、様子見の集団に成り下がっていた!?・・
・・そんな、失礼な表現だって、アタマに浮かんできたりして・・
・・フ〜〜ッ!!・・
・・また、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションで、仕掛けの流れを創りだしても、3人目、4人目が、十分に「乗って」こない・・
・・だから、まさに単発のコンビネーションしか繰り出していけない・・
・・それじゃ、カタール守備は、まったく怖くない・・
・・これじゃ、決定的スペースを攻略できるはずがない・・
・・それじゃ、シュートなんて打てないし、ゴール機会を創りだせるはずがない・・
・・そんなフラストレーションが溜まっていた前半のロスタイムのことだった・・
・・信じられない(あり得ない)VAR判定が出されたんだ・・
・・田中碧は、完璧にボールを「押さえて」いた・・
・・その足に、カタール選手が引っ掛かった接触プレーだったんだ・・
・・それが、田中碧の、アンフェアで危険なファールだって判断されたらしい・・
・・そしてレッドカードが提示された・・
・・VARと話し合い、ディスプレイで確認したにもかかわらず・・
・・信じられない・・
・・記者席のディスプレイにも、そのシーンが映し出された・・
・・完璧に、田中碧の足が「先に」ボールに触り、「押さえて」いるにもかかわらず・・
・・まさに、何か、「悪魔の意図」が働いたとしか思えないレッドカードではあった・・
・・ガマンできそうになかったけれど・・
・・そこで、何とか、次の「ポジティブな発想」を、絞り出した・・
・・そう・・
・・日本代表の若武者たちは、この「逆境=強烈な刺激」を、どのように次に活かすのだろうか・・
・・もし、反発心からの、極限の闘いを魅せられないとしたら・・
・・それこそ、胸を張って帰国できなくなるじゃないか・・
・・後半は、旗手怜央が退き、ボランチの齊藤未月がグラウンドに登場した・・
・・そして最終ラインを、フォーバックに変更した・・
・・まあ、予想された変更ではあったけれど・・
・・とにかく・・
・・後半、運動量を格段にアップさせることで、ゲームを支配し、相手の裏の決定的スペースを攻略するような「タテへの仕掛け」を魅せられるかが唯一のテーマ・・
・・対するカタールは、イメージ的な思い込み(オレたちは一人多いんだ〜っ!?)で、前へ仕掛けていこうとしている・・
・・さて〜・・
・・とにかく日本が、少し、攻守ハードワークとリスクチャレンジの「爆発オーラ」を放散しはじめているのは確かな雰囲気ではあった・・
・・そう、(アンフェアな!?)退場という刺激が、そして一人足りないというネガティブな事実が、選手たちの「闘う意志」を、少しはアップさせているようだ・・
・・そして実際に・・
・・前半よりは、確実に、ボールがないところでのアクションラディウス(行動半径)が広がった・・
・・また、リスクチャレンジの一つひとつに、より明確な「意志」が感じられるようになった・・
・・それって、オレの、希望的観測!?・・
・・どうだろうね〜・・
・・微妙ではあるよね・・
・・でも、その後も日本は、積極的にゲームをコントロールしながら、攻め上がっていたんだ・・
・・また、「タテへの仕掛け」も、「ボールがないところでのサポートの動き」でも、少し、積極的になったと思う・・
・・そして、何度か、前半には見られなかった(より、リスクチャレンジへの姿勢を魅せるような!?)仕掛けプロセスから、よりゴールに近づいたと思う・・
・・そう、一人足りないにもかかわらず・・
・・でも・・
・・時間の経過とともに(カタールの選手交代も含めて)、カタールが、より攻撃的に仕掛けていくシーンが増えていく・・
・・もちろん日本ディフェンスが、スペースを攻略され、明確なゴール機会を創りだされたというわけじゃない・・
・・逆に、そんな相手のイニシアチブを握る雰囲気のなかでも、日本の若武者は、より積極的に押し上げることで人数をかけ、そしてリスキーな仕掛けをブチかますシーンも連続した・・
・・あっと、ゴール機会という視点じゃ、イニシアチブを握っていたカタールよりも優っていたとするのがフェアな評価でしょ・・
・・でも・・
・・そう、「あの」PKが・・
・・そのシーンに絡んだ齊藤未月は、明確に、「先に」ボールに触り、押さえた・・
・・その、齊藤未月の足とボールを、カタール選手が蹴ったんだ・・
・・それで、カタール選手は、ブッ倒れた・・
・・だからPK!?・・
・・まあ、あり得ない判定だと感じた・・
・・日本協会には、この二つのVAR判定について、明確に、AFCに対して「協議」を申し入れて欲しいと思いますよ・・
・・そう、次の改善に意図してね・・
・・ということで、大会を通じた、森保一ジャパンの全体的な印象・・
・・もう何度も、タテへの鈍重な仕掛けからのフラストレーションについては書いたけれど・・
・・でも、様々な視点で、このチームのサッカーの「質」が高いコトには、疑う余地がありません・・
・・だからこそ、もっと、もっと・・
・・ってな、期待が(要求が!?)膨らみ、逆に、フラストレーションが溜まりつづけたっちゅうわけだ・・
・・最後に、森保一さんについても一言・・
・・彼は、とても優秀なプロコーチです・・
・・それは、私も保証します・・
・・だから、このまま、日本サッカーのために、良い仕事を積み重ねて欲しい・・
・・とはいっても、そこはプロサッカー・・
・・様々な「価値交換」のメカニズムが蠢(うごめ)くよね・・
・・まあ、とにかく、森保一ジャパンは、これからも続いていくし、日本サッカーに対する希望と期待のコンテンツを積み重ねていってくれると確信します・・
では、また〜〜・・
あっと・・わたしは、決勝まで残ってレポートしますよ。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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