トピックス
- 2021_ACL_1・・まさに美しい質実剛健サッカー・・日本サッカーのアイデンティティ(誇り)として、今回こそ、タイトルを勝ち取って欲しい・・(フロンターレvsテグ、3-2)・・(2021年6月27日、日曜日)
- アジアチャンピオンズリーグ・・
フォローは、していますよ。
でも、とにかく、「コロナ変則」がスゴすぎて(オーストラリアが辞退、中国が三軍派遣!?等など)、どうも観戦モティベーションをアップさせられない。
もちろん、観ていますよ。
ガンバ、グランパス、セレッソ。しっかりとしたサッカーをやっているし、(ここまでは!)しっかりと結果も残している。
でも、やっぱり、サッカー内容的に、フロンターレに集中するのがいいかな・・ってなコトで、初めてコラムをアップする次第。
ご容赦あれ・・
そのフロンターレ。
相手は、ダゾン解説の水沼貴史が「タフな相手」と評する、「あの強い」テグ。
それも、二度も、自分たちの、ちょっとしたミスからリードを奪われちゃうんだ。
サスガに韓国チーム。とても「覚醒したチャレンジサッカー」を魅せてくれる。
そう、群を抜いて(相手が日本だから!?)、攻守ハードワークとリスクチャレンジ等など、忠実でダイナミックなんだよ。
強烈な「意識と意志とイメージング」を(ヴェルディ永井秀樹の言う、熱量を!?)ブチかましつづけるテグなんだ。
だからこそ、(無観客のなかでも!!)興味深くゲームを追いかけられた。
そのフロンターレ。
とても冷静に、「自分たちのサッカー」を構築し、しっかりと機能させていた。
・・出して走る・・出して動く・・
そう、そんなシンプルなワンツーを積み重ねるコトで創りだす、美しい、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション。
特に、大逆転ドラマを完遂してからの(3-2と逆転した!)フロンターレが、テグの大パワー逆襲を、しっかりと「受け止め」、短い時間で、再びゲームをコントロールしはじめたことは特筆だった。
「そのプロセス」には、フロンターレが秘める「底力のエッセンス」が内包されていたって感じられたわけだ。
今シーズンのフロンターレは、ACLのタイトル奪取にも「本気で」取り組みはじめた!?
あっ・・スミマセン、鬼木さん・・チト言葉が過ぎた・・
とにかく、今回の(JリーグとACLのダブルタイトルを目指す!?)フロンターレには、特別なオーラを感じるんだよ。
あっと、最後に・・
フロンターレ、レアンドロ・ダミアンが、オーバーヘッドでブチ込んだ「最初の同点ゴール」シーン。
そうそう、2度目の「同点ゴール」も、レアンドロ・ダミアンだったよね。
その、最初の同点ゴールシーン・・
たしかに、ダミアンのオーバーヘッドは、目立ちに目立っていたけれど・・
わたしは、その直前、ジェジエウが最前線に送り込んだ、決定的タテパスに、注目させられた。
そう、ダミアンをマークする相手の、まさに「眼前スペース」をイメージした決定的タテパス。
そして、眼前スペースを「狙われた」相手マーカーの背後から「回り込む」ように、その「眼前スペース」へ、強引に入り込んだレアンドロ・ダミアン。
この、ジェジエウとダミアンの、「イメージ・シンクロ」プレーに、感心しきりだったんだ。
まあ・・ね・・
「あそこ」じゃ、レアンドロ・ダミアンと相手マーカーが、身体をぶつけ合っていたわけだから、「アバウトなタテパス」だっていう見方もあるだろうけれど・・
私は、「その」最前線での、身体をぶつけ合った「競り合い」のなかで、相手マーカーの眼前スペースをイメージした(!)ジェジエウのタテパスが秀逸だって感じたのさ。
もちろん、「それ」に合わせて、相手マーカーを(身体で抑えながら!?)回り込んだレアンドロ・ダミアンの動きも素晴らしかったわけだけれど・・
ということで・・
「強い」テグを、それも二度もリードされたにもかかわらず、持てる実力を存分に発揮し、ゲームを支配するなかで大逆転ドラマを完遂したフロンターレ。
たしかに、強い。
まさに、美しい質実剛健サッカーだった。
とにかく、日本サッカーの「アイデンティティ(誇り)」として頂点に立って欲しいって思ったのは、私だけじゃなかったに違いない。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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