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- 2021_ACL_ラウンド16・・フロンターレの敗退は、本当に残念だった・・(グランパスvsテグ、4-2)、(ウルサンvsフロンターレ、0-0、PK=3-2)・・(2021年7月14日、火曜日)
- ■グランパスvsテグ、4-2・・
いや、ホント、グランパスは、すギョい大逆転劇を完遂した。
そんな印象が残った背景は・・
そう、テグに「1-2」とリードされてからは、彼らのブロック守備の「堅さ」ばかりが目立っていたんだ。
対するグランパスは、まったくといっていいほど、スペースを突いていけない(ある程度フリーな選手を創りだせない!)。
そんな、テグが演出しつづけた、強烈に堅いブロック守備・・
とにかく、チェイス&チェック(寄せ)やカバーリングが忠実でダイナミック。
極限の「意識と意志」の充実を感じさせられた。
もちろん・・
「ボールへの寄せ」だけじゃなく、その「ディフェンス初動」に合わせ、周りが、イメージが連動したボール奪取アクションを積み重ねていく。
忠実マーキングにしても、カバーリングにしても、協力プレスへの集散にしても。
たしかに、テグが奪った二つのゴールは、まさに「ワンチャンス」ではあった。
それでも前線にチカラのある外国人選手を揃えている彼らは、そんな「ワンチャンス・ゴール」を奪えるだけの底力を備えているんだよ。
そして、シンプルなプロセスから創り出す「ワンチャンス」でゴールを奪い、そこから、しっかりと守り切るってなイメージ(自信と確信!)が浸透している。
でも、この試合では・・
そう、グランパスが、まさに「唐突」の極みってな、同点&逆転&追加ゴールを決めちゃうんだよ。
ホント、ビックリさせられた。
ポーランド代表のシュヴィルツォクのハットトリックだけじゃなく、コーナーキックから、キャプテン、中谷進之介が、素晴らしい「ニアポスト・ヘッド」をブチ込んだ。
この、同点&逆転&追加の三つのゴールは、どちらかといったら「個の勝負テイスト」が強かった。
それに対して、グランパスのがブチ込んだ前半12分の(最初の!)同点ゴールは、得も言わぬ美しさだったんだよ。
そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、見事に決まったんだ。
もちろん、シュヴィルツォクのシュートも素晴らしかったけれど、そこに至るまでの人とボールの動きが、もう秀逸だった。
このゴールについては、どこかの動画を参照してくださいね。
ということで、とても厳しい一発勝負マッチを勝ち抜いたグランパスに、賞賛の拍手を。
■ウルサンvsフロンターレ、0-0、PK=3-2
日韓リーグ首位同士の、激突。
サッカーの内容的にも、結果でも、まさに死闘というエキサイティングマッチになった。
とはいっても・・
ボール奪取プロセス(守備)は互角(両チームともに、『最後の半歩』が素晴らしい過ぎた!!)。それに対して、攻撃での人とボールの動きのコノテーション(言外に含蓄される意味)という視点じゃ、フロンターレに一日の長があった・・と思う。
だからこそ、この結果を、とても残念に思うのさ。
ということで、この悔しさは、グランパスに晴らしてもらいましょう。
ゴメン・・
今日は、もう、これ以上キーボードに向かう気力が湧いてこないっていう体たらくなんだ。
もちろん、それには、素晴らしいサッカーを展開した鬼木達フロンターレが敗退してしまったという奈落の落胆もあるサ。
まあ、サッカーだから仕方ないけれど、やっぱり・・ね。
鬼木達フロンターレには、「J」で、この悔しさを晴らしてもらいましょう。
とにかく、お疲れ様でした。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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