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- 2021_J2_第19節・・ヴェルディ・・もっと、もっと、「意識と意志とイメージング」という「熱量」に支えられた、攻守ハードワークとリスクチャレンジを!!・・(相模原vsヴェルディ、0-2)・・(2021年6月20日、日曜日)
- ・・あの試合では、とにかく「熱量」が足りなかった・・
・・このゲームでは、その反省をしっかりと内容に活かしたい・・
試合前のダゾンインタビューで、ヴェルディ永井秀樹が、そう語っていた。
あの試合・・
それは、数日前に行われた、ファジアーノ岡山との天皇杯マッチ(0-1で岡山の勝利)のことだよ。
そして・・
どうして私が、冒頭で、この永井秀樹の言葉を採りあげたかといえば・・
それは、永井秀樹が、「熱量」という、素敵な表現を使ったからに他なりません。
そう、ホンモノの心理ゲームであり、意志のボールゲームとも表現できるサッカーだからこそ・・。
その「基本的な理解」だけれど・・
私は、ドイツ留学中に、繰り返し、世界サッカーを引っ張りつづけたレジェンドのオッサン連中から、その大原則を、叩き込まれたんだよ。
だから・・
わたしの言説は(そのほとんどは!?)、そのコンセプトを踏襲しているっちゅうわけです。
そりゃ、ヘネス・ヴァイスヴァイラーとか、リヌス・ミケルスといった、世界サッカーの発展に、限りなく貢献した(そして今でも世界サッカーのレジェンド達にレスペクトされている!)オッサン連中の、原則的な「サッカー理解」だから、外せるわけがない。
もちろん、その「学習プロセス」では、私も、オッサン連中やドイツサッカーを、「反面教師」にしていたという「側面」もあったわけだけれど・・さ。
へへっ・・
あっと・・
だからこそ私は、「意識と意志とイメージング」っちゅうキーワードを使いつづけるんだよ。
さて、ゲーム・・
厳しいかも知れないけれど、やっぱり、「ヴェルディの熱量」が、十全じゃなかったってな評価がフェアかもしれない。
そのことは、もちろん、ボール奪取プロセス(守備)に如実に現れてくる。
そう、相模原がブチかましつづけたボール奪取プロセスの機能性(意志)の方が、一枚も二枚も上手だと感じさせられていたんだよ。
特に、ボールホルダーへの(次のパスレシーバーへの)チェイス&チェック(寄せ!)の内実。
そんな「意志の勢い」じゃ、相模原に「水を空けられて」いたという印象が強く残るわけさ。
もちろんヴェルディ選手たちは、そんな「相模原の気合い」を体感し、その「気」の勢いの「ウラ」を突いていこうっちゅうイメージだったのは分かる。
相手の爆発的な「寄せ」を、スッ、スッという、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションで、スマートに「かわしていく」プレー・・とかね。
そう、柔道において、三船久蔵があみ出したと言われている「空気投げ」・・ね。
でも、うまくいかない。
途中で、不用意にボールを失ってしまったり、出して走る、出して動く、という、忠実な組織サッカーのアクションが足りないことで、相手の「協力プレス」を勢いづかせたりする。
要は、攻撃での「人とボールの動き」が足りないことで、相模原に、ボール奪取ポイントを、より明確にイメージさせちゃった・・っちゅうわけだ。
もちろん、ヴェルディの、全体的な「ボールキープの内実」は、相模原よりも格段に優れている。
でも相模原プレイヤーたちは、そんな「足りないトコロ」を、「意志のチカラ」で完璧に補っていたんだよ。
それは、それで、立派な「意志のサッカー」だったわけさ。
言いたかったコトは・・
もしヴェルディに、この、相模原の「熱量」があれば、彼らが秘める「個の才能」を、いまの何倍にも、光り輝かせられる・・っちゅうことなんだ。
もちろん・・
ボール奪取プロセス(守備)においても・・
また攻撃での、出して走る、出して動く・・っちゅう積極アクションにしても・・ね。
そして、ワンツーの基本を積み重ねるコトで、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションなど、組織サッカーの内実を、何倍にも増幅させる。
ヴェルディには、それを体現できるだけの「個の才能」が備わっているんだよ。
だからこそ・・
もっと、もっと、「意識と意志とイメージング」という「熱量」に支えられた、攻守ハードワークとリスクチャレンジを・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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