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2021_J2_第22節・・群馬は、気合いが充満した「攻守ハードワークとリスクチャレンジ」をブチかましつづけた・・結局サッカーは、究極の「心理ゲーム」なんだよ・・(群馬vsヴェルディ、2-2)・・(2021年7月11日、日曜日)

・・もっと、引けよ〜っ!!・・

そんな怒声を張り上げつづけた。

そう、ダゾンのカメラワーク(ズーミングワーク)のことだよ。

ダゾン中継については、このところ、このタイプのフラストレーションを感じることが、また多くなっているんだ。

とにかく、カメラが、寄り過ぎ。

そして、ロングパスや、一発クロス(放り込み)のシーンでは、カメラをぶん回す。

でも結局は、結果としてのシュートシーンや競り合いシーン「しか」観られない。

そう、そこに「至るプロセス」を、まったく観られないんだ。

前段階での、パスレシーブの動き(フリーランニング=意志の内実)や、相手マーカーとのせめぎ合い・・などね。

そこにこそ、サッカー醍醐味のエッセンスが集約されているのに・・

そう、サッカーでは、ボールがないところで勝負が決まるんだよ。

それが・・

あ〜〜っ、ホント、アタマにくる。

このところ、そんな「寄り過ぎカメラワーク」が、またまた多くなっているという印象があるのです。

ホント、どうにかしてくださいよ、ダゾンさん。

もちろん、そんな稚拙なカメラワーク(ズーミングワーク)については、カメラマン氏だけじゃなく、ディレクター氏の責任も大きいんだろうね。

わたしは、このゲームを・・

永井秀樹ヴェルディの、攻守にわたる「人とボールの動き」に注目して観戦するつもりだったんだよ。

守備では、さまざまな「経緯」を内包するボール奪取プロセスが、どのような「意図と意志」によって有機的に連動しているのか。

また攻撃では・・

ワンツーを積み重ねる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションによる美しいスペース攻略、「そこ」からの長短織りまぜた「勝負パス」や個のドリブル勝負など。

わたしは、そんな興味でゲームを観はじめたんだよ。

でも結局は、今日の観戦が台無しになってしまった。

特に、ゴールシーン・・

ゴールを挙げた選手が、その「直前」に、どんな「動き」をしたのか、とても分かり難かったという、信じられないカメラワークに、まさに閉口状態だった。

まあ、とはいっても・・

加藤弘堅がブチかました、同点キャノン・ミドルの「無回転シュート」についてだけは、明確に、その「内実」を視認できたけれど・・さ。

そのシュート。

無回転の「ブレ」を、とても鮮明に確認できたんだ。

そりゃ、「あんなプレ球」だから、GKが確実にセーブするのは、まさに至難のワザだったでしょ。

そのブレ球だけれど・・

無回転だからこそボールの背面に発生する、カルマン波(渦!?)と呼ばれる空気の「乱れ」によってボールが(どちらかに!?)引っ張られて変化する現象(マグヌス効果)だと言われています。

そう、野球の「ナックルボール」ね。

あっと・・ゲーム・・

永井秀樹ヴェルディは、二試合つづけて、監督が交代した直後のチームと対戦するということ(不運)になった。

そりゃ、相手のモティベーションは、天井知らずでしょ。

ということで・・

このゲームでの群馬も、ものすごい「闘う意志」でゲームに臨んできた。

そう、エネルギーに満ちあふれた忠実さとダイナミズムの、素晴らしいボール奪取プロセス(守備)を魅せつづけたんだ。

とはいってもヴェルディは、かなりの時間帯、そんな群馬の前からプレス守備を、うまく「いなす」ことで試合のイニシアチブを握ったけれど・・

でも、徐々に、群馬の「意識の勢い」が勝るようになっていったんだよ。

たしかに最後の仕掛けプロセスでは、大前元紀はのぞいて、十分な創造性を魅せられずにいたけれど・・

それでも、単純な放り込みや一発スルーパスでも、チャンスは創りだせる。

また、この試合のヴェルディは、気合いの乗ったフリーランニングをブチかます相手に対するマークが「ルーズ」になるシーンが多かったよね。

群馬は、ヴェルディの、そんな「心理的な穴」を感じ、それをうまく活用していた!?

そうそう・・

この試合では、そんな、ヴェルディの「心理的な穴」が目立った・・というポイントもあった。

走り込む相手を「簡単に行かせて」しまったり、最後の瞬間に、十分にカラダを「預けられなかったり」、「最後の半歩」が出なかったり、・・等など。

気合い(集中力)という視点で、この試合でのヴェルディは、「意識と意志とイメージング」という心理ファクターで、完全に、群馬の後塵を拝していた。

言いたいことは、もちろん、ボール奪取プロセス(守備)でのダイナミズム(意識と意志!!)が足りない・・という1点に集約される。

たしかにヴェルディは、その視点で、大きく発展している。

いつも書いているようにね。

でも、この試合では、そんな、ボール奪取プロセス(守備)を活性化させる「意識と意志とイメージング」が、明白に、群馬に後れを取っていたんだ。

そのボール奪取プロセス(守備)が、うまく連動しさえすれば、永井秀樹ヴェルディ本来の、美しい質実剛健サッカーを展開できたハズなのに・・。

そう、ボールを奪い返す「カタチ」が良ければ、次の、人とボールの動きを大きく活性化させられるんだよ。

この試合では、守備と攻撃の「イメージング・リンク」がチグハグだったということか。

とにかく永井秀樹ヴェルディは、このゲームも「貴重な学習機会」として脳裏に刻み込みましょう。

大いなる目標を達成するためにね・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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