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2021_J2_第33節・・後半は、エキサイティングな「動的均衡マッチ」へと成長していった・・とにかく、有馬賢二が率いる岡山の積極的&攻撃的サッカーを賞賛します!!・・(ヴェルディvs岡山、1-2)・・(2021年10月9日、土曜日)

とっても魅力的でエキサイティングな勝負マッチだった。

何がって!?

そりゃ、両チームともに、攻守にわたって積極的&攻撃的なダイナミックサッカーを展開したわけだからね。

そう、強烈な「意識と意志」の迸(ほとばし)り。

とはいっても、実際のゲーム展開は・・

前半・・

そこでは、完璧に、岡山が「実効イニシアチブ」を掌握した。

彼らが魅せた、強烈なボール奪取プロセス(前からプレス守備)には驚かされた。

そしてブチかまされる、ボールがないところでの「人とボールの動き」。

そう、ものすごくエキサイティングに躍動するダイナミックサッカー。

ホント、素晴らしかった。

岡山を率いる有馬賢二には、敬意を込めた拍手をおくります。

ところで、試合後のダゾンインタビュー・・

ヒーローの一人、岡山の、上門知樹(うえじょうさとき・・と読むんだそうな・・)が、こんな素敵なコメントでインタビューに応えていた。

・・チームの誰もサボらず、攻守にわたってハードワークを積み重ねた結果だと思っている・・

・・これからも、この(久しぶりの)勝利を糧に、もっと進化していければと思う・・

フムフム・・

その高質なインテリジェンスとパーソナリティーに舌を巻いた。

それもまた、有馬賢二の「仕事の内実」を投影したモノなんだろうね。

ホントに、岡山が魅せつづけたダイナミックサッカーは、賞賛に値する。

でも、後半は・・

そうなんだよ。

後半も10分が過ぎたあたりから、徐々に、岡山の「プレスの内実」が、甘くなっていったと感じられるようなったんだ。

プレス(チェイス&チェック!)での「寄せ」の勢いと、「相手との間合い」が甘くなっていったんだ。

後半のヴェルディは、前半で岡山にブチ込まれた「順当な失点」を取り返すべく、前半よりは、積極的&攻撃的なプレー姿勢を魅せはじめていた。

そんなヴェルディのポジティブ変化に、岡山の協力プレスの「微妙な減退」が重なったというわけだ。

そしてヴェルディが、同点ゴールをブチ込む。

まあ、このゴール「も」、ゲーム展開の「変化」からすれば、順当なモノだった。

そんなゲームの変化に、これまで「勝ち切れない」ゲームがつづいていた岡山が抱える課題の一端が見えてきたモノさ。

でも・・

そう、そのヴェルディ同点ゴールの4分後。

パウリーニョからの必殺スルーパスを受けた、ヒーロー上門知樹が、必殺シュートを、ヴェルディゴールの「天井」にブチ込んだんだ。

ヴェルディGK柴崎貴広が、まさにノーチャンスの、スーパーシュート。

そしてゲームが、エキサイティングな「動的均衡マッチ」へと成長していったというわけだ。

もちろん、それ以降は、ヴェルディ「も」、攻守にわたって、素晴らしい闘いを展開した。

とにかく彼らは、前半、岡山に「やり込められた」ゲーム展開については、心から反省しなきゃいけない。

そこでは、完璧に、岡山の、攻守にわたる「爆発スタート&全力スプリント」の勢いに呑み込まれていたんだよ。

そして陥った、擬似の(!?)心理的な悪魔のサイクル。

そんなジリ貧のゲーム展開を修正するために必要だったのは、本物のリーダーシップ。

そのテーマについては、ラモス瑠偉も登場する「このコラム」を参照してください。

また・・

そう、このコラムじゃ、攻守にわたる「爆発スタート&全力スプリント」というテーマにも言及したいね。

そこで・・

調子が出ない森保一ジャパン「も」、無理矢理、引っ張りだす筆者なのさ。

わたしは、攻撃において、人とボールの動きが加速していかないという、彼らが抱える課題の「元凶」の一人が、鎌田大地だと思っている。

まさに、「トンコ・トンコ・・」ってな怠惰なリズムの動き・・

ボール奪取プロセス(守備)でも、その怠惰なリズムはアップしない。

そして、「アリバイ」そのままってな感じに、怠惰に、相手ボールホルダーへ「寄せ」ていく。

彼の周りじゃ、大迫勇也、南野拓実といったスーパースター連中が、必死に、ボールを追い掛けているというのに。

彼については、「中国戦コラム」で、軽く書いた。

でも、一昨日の「サウジ戦」では、呆れかえっていたから、まったく無視した。

彼には、現役当時の、ヴェルディ監督、堀孝史の「爪の垢を煎じて飲ませたい」よね。

まあ、このテーマについては、「このコラム」も、ご参照あれ。

ということで・・また・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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