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2021_日本代表(WM最終予選)・・ホントに、勝って、よかった・・(日本vs中国、1-0)・・(2021年9月8日、水曜日)

ヨシッ!!!・・ヨシッ、ヨシッ、ヨ〜シッ!!!!!

そのとき、そんな頓狂な声が出た。

まあ、ダゾン解説の岡田武史と牛若丸も、同じ「感性」だったはず。

そう、森保一ジャパンの先制ゴール。

「こんなゲーム展開」だから、その先制ゴールが内包するコノテーション(言外に含蓄される意味)を、ステーキホルダー全員が、感覚的に、理解していたんだよ。

そして、実際に、「それ」が決勝ゴールになった。

それにしても・・

ダゾン解説の岡田武史が、ゲーム中に語っていた内容が、いいね〜〜・・

まさに、「現場監督の生の声」が、そこにはあった。

変に「着飾った戦術論」などはではなく、心理マネージメントのKFS(キー・ファクター・フォア・サクセス)にも絡んでくるような、素敵なハナシだったんだよ。

もちろん、牛若丸の「気づき」も素晴らしかった。

この解説コンビ、いいね〜、ホントに。

さて、ゲーム。

まったく攻め上がろうとせず、リトリートし(戻って下がり)ながら、ファイブバック&トリプルボランチ(!?)の守備ブロックを固める中国。

中国に帰化した、「あの」エウケソンでさえ、必死に戻ってディフェンスに就いていたゼ。

岡田武史も牛若丸も、「どして、あれ程??」なんて、疑問符を振りまいていたっけね。

まあ、そんなだから、森保一ジャパンは、簡単にはスペースを攻略していけない(シュートまで持ち込めない)。

それでも・・

そう、両サイドゾーンのマークが甘く、立ち上がりの15分くらいまでは、「そこ」からのクロス攻撃で、チャンスの雰囲気は醸(かも)し出せていた。

とはいっても、「本物のゴール機会」というトコロまでは持ち込めていなかった(久保建英の左ポスト直撃シュートはあったけれど・・)。

そして、徐々に、「重たい雰囲気」に包み込まれはじめてしまうんだよ。

・・このまま、ゴールを奪えずに後半に入ったら・・

・・そして、どんどん高まる心理プレッシャーに押し潰されるようにプレーが縮こまり、逆に中国にワンチャンスを決められてしまったら・・

そんな、経験ベースの「最悪メモリー」が甦ってきそうな雰囲気だったんだ。

でも・・

そう、そこで、伊東純也と大迫勇也コンビによる決勝ゴールが生まれたっちゅうわけさ。

そして、「そこ」からの私は・・

より冷静に、森保一ジャパンのサッカー内容を、より冷静に観察できるようになったっちゅう体たらくだったんだよ。

フ〜〜ッ!

さて、ということで・・

まず何といっても、岡田武史が語っていたように、この(まあ前半の!?)サッカーこそが、森保一ジャパンが秘める「本来ポテンシャル」っちゅうテーマから入りましょうか。

グラウンド上の現象面では・・

もちろん、攻守ハードワークとリスクチャレンジの内実が(闘う意志の内実が!?)、オマーン戦とは、まったく違った。

とにかく、2列目の久保建英、伊東純也、そして突貫小僧(古橋亨梧)がブチかましつづけた、攻守ハードワークが素晴らしかった。

だからこそ・・

あれだけ人数をかけて守備ブロックを固める中国に対しても、人とボールを、クリエイティブに動かしつづけられた。

たしかに、「猫の額ほど」のスペースを攻略し切る・・というトコロまでは、簡単には、行き着けなかったにせよ・・ね。

でも・・サ・・

たしかに表面的には、「攻略した・・」とは見えない仕掛けプロセスだったにしても・・

我らが強者どもの天賦の才からすれば、まさに決定的なスペース攻略(!)だったって言えなくもない・・

そう、コンパクトな動作のシュートまで行けたシーンとかネ。

まあ、とにかく・・

ワンツーを積み重ねるような、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション「も」、何度も魅せてくれたよね。

また、サイドスペースを、両サイドバックが参加してくるなかで、とても効果的に活用しつづけたというポイントもある。

あっと・・

そうそう、我らがダブル・ボランチ(柴崎岳と遠藤航)。

たしかにオマーン戦でも、攻守にわたって、効果的なプレーは魅せたけれど・・

でも、この試合では、より効果的に、その実効プレーを「次」につなげられていた。

オマーン戦では、いくら彼らが、良いボール奪取を魅せても、「前」の闘う意志ポテンシャルが高くなかったから(!?)、攻守にわたる共同作業を、うまく機能させられなかった。

でも、このゲームでは、前線の強者どもの、攻守ハードワークが抜群だったコトもあって(!?)、とてもうまく「前後の攻守アクション・リンク」が機能していた。

そして後半・・

リードされた中国は、選手を交代させることでフォーバックに移行するなど、徐々に「反撃ムード」を前面に押し出すようになっていった。

そんな、ゲーム展開が少し「揺動」するなかで、ちょっと日本の「足」も止まり気味になる時間帯があったんだよ。

これは、良くない・・

そんな心配がアタマをもたげてきた時間帯。

そこで、効果を発揮したのが、積極的なボール奪取プロセス(守備)だった。

岡田武史・・

・・足が止まり気味になりはじめたとき、そんなネガティブな雰囲気をガラリと変えてくれたのが、伊東純也の、爆発的なチェイス&チェックやカバーリングだったんですよ・・

・・チームが後ろ向きの雰囲気のときに、あの勢いのチェイス&チェックやカバーリングをブチかましてくれるコトこそが、チームに勇気を与えるんです・・

・・あれで、みんな気付きましたよね・・

・・立っているだけじゃ、ダメなんだってね・・

いいね〜、岡田武史。

そんな、ボール奪取プロセス(守備)での積極的&攻撃的ハードワークを、主体的に「探すというプレー姿勢」。

そうそう・・

その視点で、課題が見えた選手がいた。

オマーン戦でも、そうだったけれど、交替出場した鎌田大地には、大いなる課題が見え隠れしていたんだよ。

たしかに、パス展開(仕掛け)能力は、ある程度のレベルにある。

でも、このような、アジアでの一発勝負マッチ(極限の意志のぶつかり合い!!)では、彼のクオリティーは、十分に発揮されない・・ということなのかもしれない。

また、ボールを持っても、タテへ仕掛けてかず、単なる「キープ・ドリブル」ばかり。

まあ、彼に言わせれば、「誰も、タテに走ってくれない・・」っちゅうコトなんだろうけれど・・さ。

それに対して、大迫勇也、古橋亨梧、久保建英、伊東純也、また両サイドバックやダブルボランチは、しっかりと「タテへ」仕掛けていった(闘う意志がある!)よね。

そう、本物のリスクチャレンジ姿勢・・

それこそが、チームを勇気づけ、進化&深化させるんだよ。

そう、前半の森保一ジャパンのようにね。

でも、まあ、とにかく・・

ホントに、勝って、よかった。

ちょっと、もう限界。

ということで、今日は、こんなところです。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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