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2021_日本代表同士の勝負マッチ・・(フル代表)年月をかけて確立し、シェアされた攻守イメージングが結果に反映された・・やっぱりサッカーは、究極の組織ボールゲームだ・・(フル代表vsU24代表、3-0)・・(2021年6月3日、木曜日)

とても微妙な感性で観はじめた、日本代表同士の勝負マッチ。

まず、何といっても・・

長い間、一緒にやっているフル代表だから・・

攻守イメージングを共有している(相互信頼が確立した!?)組織サッカーという視点で、やっぱり、フル代表に「一日の長」があるのは理の当然っちゅうことでしょ。

まず何といっても、ボール奪取プロセス(守備)での、効果的な「選手の集散」というポイントは言うまでもないよね。

特に、ボールがないところでのサポートの動き(協力プレスなど!)が秀逸。

そんなボールがないところでの守備アクションの「量と質」がハイレベルだからこそ、次の攻撃でも、しっかりと組織プレーが機能する。

その集大成が、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・っちゅうわけだ。

ワンツーを「複合的」に積み重ねることで、ときに「ワン・ツー・スリー」なんていう素敵なリズムまで高揚していく、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション。

でも、U24代表では、そんな組織コンビネーションの流れが加速していかない。

まあ・・

U24代表の前線には、久保建英っちゅう大天才がいることもあるのかもネ。

そう、「そこ」で、どうしても(ダイナミズムの炸裂が期待される!?)人とボールの動きが、逆に「集中・集約」しちゃう傾向があるんだ。

そして久保建英は、仕掛けドリブル等、最終勝負プロセスの主役として機能しようとする。

あっと・・

ここで扱っているのは、人とボールの動きの量と質・・っちゅうテーマですよ。

ということで・・

「個の能力の単純積算・・」という視点じゃ、大きな差がない両チームだけれど・・

でも、組織的な「人とボールの動き」のイメージングシェア(相互信頼)という視点じゃ、やっぱり、フル代表に一日の長がある・・っていうのが、最初のポイントだね。

さて、ゲームの流れ・・

前半の立ち上がりは、フル代表の独壇場だった。

そんな展開に、チト、「こんなハズじゃない!」ってな違和感に苛(さいな)まれたモノさ。

でも・・

そう、時間の経過とともに、U24代表も、しっかりとゲームをコントロールし、効果的に攻め上がれるまでに、サッカー内容を充実させられるようになった。

もちろん、ボール奪取プロセス(守備)の内実アップを絶対ベースにしてね。

そして、そんなゲーム展開を観ながら・・

前述した、両チームの、攻守イメージング内容の「差異」に思いを馳せていたっちゅうわけだ。

でも、後半は・・

そう、U24代表も、本格的に盛り返していったコトで、ゲームが、エキサイティングな「動的均衡マッチ」へと成長していったんだ。

だからこそ、フル代表がブチかました(カウンターも含む!)鋭危険な仕掛けが光り輝く。

彼らは、あくまでも「組織」ベースで仕掛けプロセスをマネージする。

でも最終勝負プロセスじゃ、効果的に「個の特性」も活かし切る。

そんな、「組織と個のバランス」をうまく司る、老練なイメージングが光り輝いていたんだ。

あっと・・

U24代表で、最後の時間帯に交替出場したオーバーエイジの遠藤航。

すごい存在感をブチかましたよネ〜〜・・

ボール奪取プロセス(守備)でのハードな寄せと、ダイナミック&フェアな「局面デュエル」。

また攻撃でも、しっかりと勝負のタテパスを送り込んだり、自身がチャンスメイクに参加したり、シュートポジションに入っていったり・・。

チームメイトたちのプレーからも、彼に対するレスペクトを感じる。

あと、彼だけじゃなく、オーバーエイジの吉田麻也もいるし、酒井宏樹もいる。

さすがに森保一。とても良い選択をしたと思うよ。

彼らは、なか1日でガーナ戦に臨む。

とても、楽しみだね。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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