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- 2021_なでしこ・・いいね〜、池田太ナデシコ・・もちろん課題は見え隠れしているけれど、志向ベクトルには完璧にアグリーだね・・(なでしこvsアイスランド、0-2)・・(2021年11月26日、金曜日)
- 池田太ナデシコ・・
志向ベクトルは、とても良い・・。
何といっても、その、ボール奪取プロセス(守備)への取り組み方。
選手たちの、意識と意志とイメージングの内実が、とてもハイレベルに連動している(チーム内でしっかりとシェアされている!)と感じた。
そう、積極的&攻撃的な、美しい質実剛健サッカー(トータルフットボール)を目指して。
皆さんもご覧になったとおり、総体サッカー内容では、一日の(以上の!?)長がある。
でも「実」の部分では・・
そう、悔しいことに、アイスランドの「飛び道具」に、やられてしまうんだよ。
飛び道具・・!?
それには、スピード、パワー、高さというファクターだけじゃなく、「シンプルにタテへ!」で統一された「仕掛けイメージング」も含まれるかな・・。
そう、一発ロング・カウンター、ロング・スローインも含めたセットプレー、そして「個」の突破チャレンジ・・等など。
アイスランドでは、そんな仕掛けプロセスに対するイメージングが、統一され、完璧にシェアされているんだ。
どんなサッカーでも、チーム全体で統一され、深く浸透している「攻守イメージング」を基盤にするグループは、まあ、勝負強くはあるよね。
「攻守にわたる主体性プレー・・」という、サッカーの本質的な「社会的価値」を体現できるかというディスカッションは別にして・・ね。
あっと・・
それに、アイスランドのブロック守備にも、カッチリとした、組織的なボール奪取プロセス(守備)のイメージングが浸透していたね。
彼らは、池田太ナデシコの仕掛けプロセスを「どのように抑えるのか」というアイデアを、しっかりとシェアしていたんだよ。
そう、活発な、人とボールの動き・・ね。
たしかに、ボールがないところでのサポートの動き(フリーランニング)は、ほとんどのケースで完璧にマークされつづけた。
もちろん、ナデシコ側にも、「単発」な人とボールの動きが原因で、スペースを攻略し「切れない」という課題は残った。
ワンツーを積み重ねる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを、うまく機能させられなかったんだ。
「人」は、いるけれど、それを活用し「切れない」・・
選手それぞれが脳裏に描く、仕掛けコンビネーションに対する「イメージング」が、うまく連動していない!?
だから、「ダイレクト」の「ボールの動き」を、うまく活性化させられない。
例えば・・
タテパスが出る・・
素早く戻った最前線プレイヤーが受ける・・
でも、そこに、ダイレクトでの「落とし」を受けられるチームメイトがいない(そのスペースに入ってこない!?)・・
また、「そこ」にサポートが入ったとしても、(確信をもてない!?)最初のタテパス・レシーバーが、そのパスをトラップしちゃったりする・・
そんな「コンビネーション・イメージング」が、「まだ」うまく機能していない・・
ゲームを観ながら、そんな「小さなコト」が気になっていたんだ。
そりゃ、局面デュエルに「持ち込まれ」たら、多くの場面で、スピードやパワー勝負になっちゃうでしょ。
そしたら、勝ち切ってスペースを攻略していくのは、簡単じゃないよね。
だからこそ・・
そう、ナデシコは、彼女たち伝統の「空気投げ」を、もっともっと磨いていかなきゃいけないんだよ。
そう、軽快な人とボールの動き(ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション)。
さて・・
次は、強豪のオランダが相手。
彼女たちは、攻守にわたって、「より」組織サッカーを前面に押し出してくるでしょ。
逆に、そんなサッカーが相手の場合、池田太ナデシコは、より「効果的」に、自分たちの特長を表現できるかもしれない。
とにかく、相手に取って不足なし。
いまから、オランダ戦が楽しみで仕方ありません。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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