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2021_U24(オリンピック)・・森保一ジャパンは、オリンピックであるからこそ(!?)日本にとっての、本物のアイデンティティ(誇りのリソース!)になりつつある・・(U24日本vsフランス、4-0)・・(2021年7月28日、水曜日)

・・このチームじゃ、ホントに、誰一人として、守備(ボール奪取プロセス)への絡みをサボらないですよね〜〜・・

・・フランスは、パスコースをすべて塞(ふさ)がれるって感じているんじゃないですか・・

フジテレビ(エネーチケーも!?)解説の森岡隆三が、そんな素敵なコトを語るんですよ。

まさに、おっしゃる通り。

でも・・

森保一ジャパンは、決して、守備重視(偏重)のサッカーをやろうとしているわけじゃない。

そうではなく・・

全員が、一人の例外もなく全員が、積極的&攻撃的に、ボール奪取プロセス(守備)へ「絡んでいこう」としているっちゅうコトなんだと思う。

たぶん森岡隆三も、そんなニュアンスで、前述の発言をしたと思うわけさ。

・・素早い攻守の切り替え・・

・・ゲーゲンプレスという意味合いも含む、忠実でエネルギッシュなチェイス&チェック・・

・・効果的なカバーリングや協力プレスへの選手たちの集散アクション・・

・・ボールがないところでの忠実マーキング・・

・・そして、ピンチで伸ばし切る「最後の半歩」・・

・・等など。

とにかく、そんなボール奪取プロセスに絡むアクションが、一人の例外もなく、スムーズに、そして実効レベル高く「連動」しつづけるんだ。

もちろん「それ」は・・

選手全員が、積極的な「主体性プレー」をつづけているからこそ・・だよね。

攻守ハードワークとリスクチャレンジ機会を、探しまくる選手たち。

だからこそ・・

次の攻撃でも、人数をかけ、ワンツーを積み重ねる(!?)ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでスペースを攻略できる。

そして、だからこそ・・

堂安律や久保建英、旗手怜央、上田綺世といった個の才能連中も、より効果的に、個人勝負をブチかましていける。

フムフム・・

とにかく・・

名将の誉れ高い「優れた心理マネージャー」、森保一の面目躍如といったスーパーサッカーではあった。

ところで・・

森保一が代表チームを受けもってからというもの・・

何度も、何度も、世界トップとの対戦で、「コイツ等、ホントに、タメを張れているじゃネ〜か・・」って、とてもハッピーな感覚に浸らせてもらった。

あっと・・世界トップとの対戦といえば・・

過去にも何度か、世界が「身近に見えてくる」ような親善マッチがあった。

例えば・・

2002年3月に、アウェーで対戦した、ポーランド代表とのゲーム

当時の日本代表は、フィリップ・トルシエが率いていた。

それは、サッカーが着実に「世界に近づいている」と体感できた時代だったんだ。

とても、ハッピーだったよ。

フィリップ・トルシエ・・

彼は、(格上の!?)相手に合わせた「戦術サッカー」ではなく、選手たちを「挑発」しながら、彼らを、本当の意味で「解放」し、主体的に、限界まで闘わせたよね。

そこには、本物の、主体性リスクチャレンジ・スピリットがあった。

それは・・

森保一ジャパンが放散している強烈な意志(スピリット)と、同義だね。

まあ、今日は、こんなところで締めます。

とにかく、森保一ジャパンは、オリンピックであるからこそ(!?)日本にとっての、本物のアイデンティティ(誇りのリソース!)になりつつある(・・と思う)。

ニュージーランドとの決勝トーナメント1回戦が、楽しみです。

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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