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2021_U24 オリンピック日本代表(親善マッチ)・・たしかに、フル代表とオリンピック代表のサッカーは瓜二つ・・まあ、個の才能タイプや、チームのフォーム(物理的 &心理的な状態)によるニュアンス的な差異はあるけれどサ・・(日本vsガーナ、6-0)・・(2021年6月5日、土曜日)

圧倒的なゲーム内容を観ながら、こんなことを思ったモノさ。

・・ということは・・

・・森保一ジャパンの強さは、ホントに、レベルを超えているっちゅうことか・・!?

とにかく、横内昭展ジャパンは、「組織と個」が高質にバランスする、まさに美しい質実剛健サッカーと呼ぶに相応しいプレーを魅せてくれた。

「そうですね・・フル代表とのゲームで見えた課題を、しっかりと修正できたということですね・・」

ゲーム後のインタビューで、横内昭展が、そんなニュアンスの内容をコメントしていた。

それにしても・・

森保一と横内昭展による、二人三脚の(二つの!)チーム創りは、とても、とても素晴らしい成果を挙げているじゃないか。

その、フル代表とオリンピック代表のサッカーコンセプト・・

たしかに「そこ」には、明白な「統一感」がある。

まあ、数日前の「兄弟対決」じゃ、兄の方が、様々な視点で「一日の長」を魅せたけれど・・

とはいっても、そのゲームでも、後半は、オリンピック代表も盛り返し、まさに「美しく動的に均衡する勝負マッチ」ってな様相を呈するまでにゲームが成長していったよね。

その横内昭展ジャパン。

兄弟対決コラムでは、久保建英について、少しネガティブなニュアンスの内容を書いた。

でも・・

そう、この試合での彼は、「使う」だけじゃなく、「使われるプレー」でも存在感を発揮したんだ。

もちろん、全力で「攻守ハードワーク」を探しまくるプレー姿勢も含めてネ。

だからこそ・・

彼が秘める、レベルを超えた「個の才能」も、本来あるべきカタチで(!)光り輝いた。

もしかしたら・・

横内昭展が試合後のインタビューで述べていた「課題の修正」というポイントには、久保建英の(フル代表を意識し過ぎた!?)アピール姿勢というニュアンスも含まれていた!?

そうなんだよ・・

特に才能に恵まれた選手は、攻守ハードワークという汗かきプレーを意識すべきなんだ。

もちろんディエゴ・マラドーナは、別格だけれど・・

そういえば、「あの」オランダのレジェンド・スーパーコーチ、故リヌス・ミケルスも、私の目を見つめながら、こんなニュアンスの内容を話して聞かせてくれたっけね。

曰く・・

・・ヨッハンだけれど、あの才能が、本当の意味でブレイクスルーを果たしたのは、攻守ハードワークを、しっかりと、自らの意志で、全力で探せるようになってからなんだよ・・

・・彼にしても、周りのチームメイトたちの協力が必要だったわけだからね・・

・・その協力がなければ、彼に有利な状態でポールを持てなかっただろうし、彼がドリブルするときに、周りも、しっかりとスペースへ走ってくれなかったはずだ・・

・・そんな協力があったからこそ、彼のドリブルの才能が、光り輝けるようなったんだよ・・

ヨッハン・・

もちろん、ヨハン・クライフのことだよ。

あっと・・横内昭展ジャパン・・

彼らの、素晴らしい組織サッカーが、本来のチカラを発揮できた背景には、(インテリジェンスあふれる!)久保建英の、「主体的なイメージ修正&積極実行」だけじゃなく、三人のオーバーエイジによる、戦術的&心理的な「リード」もあったよね。

とにかく、吉田麻也、遠藤航、そして酒井宏樹が放ちつづけた「オーラ」と、チームメイトたちがレスペクトする「実効プレー」は、光り輝いていた。

相手は、東京オリンピックのアフリカ予選で惜しくも敗退したとはいえ、誰もが認める強豪のガーナだからね。

そこで横内昭展ジャパンが魅せつづけた・・

・・素晴らしい「イメージングの連動性」を魅せつづけるボール奪取プロセス(守備)での、目が釘付けになるほどダイナミックで(力強く)フェアな局面デュエル・・

・・そんな「ボール奪取プロセスでの組織イメージング」の流れに乗る、次の攻撃プロセスでの、爽快な人とボールの動き・・

・・そんな組織の流れに乗っているからこその、効果的な「個の勝負」・・

・・そして、スペース攻略からブチかます、目の醒める決定力のシュート・・

・・等など・・

とにかく、観ているコチラは・・

このチームだったら、関塚隆に率いられ、素晴らしいサッカーで、頂点まで上り詰めかけたロンドン大会を(また手倉森誠に率いられ、これまた素晴らしいサッカーを展開したリオ大会をも!)、確実に上回ってくれるに違いない・・」なんていう期待に、胸を膨らませちゃうわけさ。

とにかく、森保一と横内昭展コンビは、素晴らしい、ホントに素晴らしい「仕事」をしている。

日本のサッカー人の一人として、この「お二人」に対して、心からの敬意と感謝を捧げる次第です。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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