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2021_U24オリンピック日本代表(親善マッチ)・・世界トップとの最後の僅差が「極小化」している・・このチームだったら、世界とのギリギリの勝負にもタメを張れる・・(日本vsスペイン、1-1)・・(2021年7月17日、土曜日)

・・たしかにボールポゼッションという意味合いでは、スペインに主導権を握られてはいるけれど、それでも、まだ失点ゼロでしょ・・

・・全体的な印象としては、本大会になれば、こんな「戦い方」もあるっちゅうことですね・・

日テレ解説(ゲスト!?)の中澤佑二が、そんなお洒落なコメントをするんだよ(後述)。

いいね〜・・

そして、そのコメントの数分後・・

久保建英のスーパー突破ドリブルからのラストクロスを、堂安律が、ダイレクトで、先制ゴールをブチ込んだ。

フムフム〜〜っ!!

あっと、内容あるコメントをもう一発・・

それは、オーバーエイジの星、吉田麻也。

彼も、こんなニュアンスの内容を語っていたとか。

曰く・・

・・一人も(物理的にも、心理&イメージング的にも!!)サボることなく、全員が全力で闘えば、世界の強豪とも、しっかりとしたゲームを展開できる・・

そう、その通り。

以前、「世界トップとの最後の僅差・・」なんていう「The Core Column」を発表したことがある。

そのコラムを読み返しながら、こんなコトに思いを巡らせていた。

・・日本サッカーは、着実に、高い実効レベルの「進化&深化」を遂げている・・

もちろん、世界トップとの「最後の僅差」は、まだまだ残っている。

でも、着実に「それ」は、縮まっているのも確かな事実なんだ。

グラウンドで闘っている選手たちは、そのことを、体感しているはず。

だからこそ、スペイン代表も・・

ものすごい勢いのリトリート(守備ブロックの再構築!)や、ボール奪取プロセス(守備)での全力ハードワークなど、まさに「本気」の闘いを披露した。

そして、だからこそ、「最後の僅差」が、まだ厳然と、そこに在るコトも体感させられた。

たとえば、攻撃・・

私は、最終勝負プロセスでの「人とボールの動き」の内実に、微妙な「僅差」を感じていた。

そう、さまざまなコノテーション(言外に含蓄される意味)を内包する、チームメイト同士の仕掛けイメージングの「共有レベル」。

要は、次、その次の「スペース攻略」へのイメージングが、どのレベルまで「重なり合って、共有できているのか・・」っちゅうテーマだよね。

その視点で、やっぱりスペインに一日の長があった・・と感じていたんだ。

ヤツらは、「トントントント〜ン・・」ってなリズムの、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションで、ウラの決定的スペースを攻略するシーンを、いくつか創りだしていた。

もちろん森保一ジャパン「も」、そんなダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションで、何度か決定的スペースを突き「かけ」はしたけれど・・

また、そんな決定的ピンチでの「ギリギリのボール奪取プロセス」の内実でみ、やはりスペインに一日の長があった・・と感じていた。

とはいっても・・

そう、冒頭の中澤佑二の発言に、ニュアンス的に、含まれていたように・・

・・イニシアチブを握られ、自分たちが集中力を切らした「スキ」を突かれてゴールを奪われて、ジリ貧のサッカーに落ち込んでしまう・・ってな低級サッカーではなく・・

あっ、そうそう(ゴメン、ここで少し脱線)・・

ドイツでは、「あいつ等もうダメだぞっ!!」ってな表現をすることがあるんだ。

そう、ドイツのトッププロ達は、相手が、ギリギリの「勝負所」で、我慢し切れずに集中力を切らしはじめているコトを敏感に感じ取り、そんな表現をすることで、仲間を鼓舞するんだ。

まあ、そのテーマについちゃ、何度も、「あの」ギド・ブッフヴァルトとも話し合ったことがあったね。

あっと、中澤佑二の発言ニュアンス・・

そう、吉田麻也も言っていたように、誰一人として集中を切らすことなく(サボらず!)最高レベルの忍耐力をもって闘うようなサッカーが展開できていれば・・

おのずと、「勝負のチャンス」は訪れるし、それをしっかりと掴み取れる・・

そのコトを、中澤佑二や吉田麻也が語っていたっちゅうことだね。

私も、森保一ジャパンと、世界トップとの「最後の僅差」が、「極小化」しているって体感できた。

だからこそ・・

このゲームを見終わって・・

希望と期待に満ちあふれたハッピーな感性につつまれていた筆者だったんだ。

とにかく・・

ガンバレ〜、森保一ジャパン〜〜っ!!!


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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