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- 2022_ACL・・後半、ゲーム戦術の修正をベースに盛り返してきたテグ・・でもサッカー内容自体では、明らかにリカルド浦和レッズに一日「以上」の長がある・・だから、残念な結果ではあった・・(レッズvsテグ、0-0)・・(2022年4月24日、日曜日)
- 前半がはじまって、すぐに、こんな頓狂な声が口をついた。
・・そうだよ・・やっぱり仕掛けだよ、仕掛け・・
もちろん、積極的にタテへ勝負していこうとする意識と意志とイメージングの(サッカーの!)内実が、数日前の第一戦とは雲泥の差があったっちゅうコトだよ。
圧倒的なボール奪取プロセス(守備)もそうだったけれど・・
やっぱり、積極的&攻撃的に、タテへ仕掛けていったプレー姿勢が特筆だったんだ。
そう・・
ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだけじゃなく、「タメ」から送り込む、決定的スルーパス、そして何といっても、個の勝負が(組織と個のバランスが!)素晴らしかったんだよ。
アレックス・シャルク、ダビド・モーベルグ、そして関根貴大といった天賦の才が、危険なドリブル勝負「も」ブチかましていったんだ。
そしてリカルド浦和レッズは、イニシアチブを握るだけじゃなく、スペース攻略からのゴール機会も、つづけざまに創りだしつづけた。
そんな仕掛けシーンを観ながら、誰もが、ゴールへの期待に胸を膨(ふく)らませたはず。
でも・・
そう、そんな(前半の!)危険な仕掛けの流れを、高みで維持しつづけたリカルド浦和レッズだったけれど、結局は、ゴールを生み出すことは叶わなかった。
そして後半・・
テグも、(特に!)ダビド・モーベルグを抑えるイメージで、ゲーム戦術を組み直すなど、しっかりと対応するんだ。
そしてゲーム内容が、ものすごくダイナミックな動的均衡マッチへと成長していった。
もちろん、サッカーの質では、リカルド浦和レッズに一日(以上!?)の長がある。
それでも、ゲーム自体は、動的に均衡する展開へと変容していったんだ。
その背景には、テグ選手たちの、攻守ハードワークとリスクチャレンジへの「意志」が、何倍にも増幅したコトがあった。
彼らは、ボール奪取アタックや攻撃的なマーキングを外されても、決して「そこ」でプレーを止めることなく、次、その次ってな感じで、全力チェイス&チェックをブチかましつづけるんだよ。
私は、そんな、極限の「意識と意志のプレー」に対して、心からの拍手をおくっていた。
いや、ホント、素晴らしい「主体性プレー」じゃないか。
あっと、後半のゲーム・・
そんな、テグの、ハイレベルな「闘う意志」に対して・・
最初のうちは、前半の圧倒的な優勢イメージに引っ張られていた(!?)レッズのプレーが、少し、戸惑い気味になっていた。
まあ、その背景には、ダビド・モーベルグとアレックス・シャルク、また関根貴大といったドリブラーが、抑えられ気味になったコトもあるね。
テグ選手たちは、前半とは違い、決して、安易にアタックを仕掛けず、粘り強くマークしつづけるような「やり方」に修正してきたんだ。
わたしは、強烈な(前からの)チェイス&チェック、レッズのドリブラーの抑制など、ハーフタイムでの、テグ監督アレッシャンドレ・ガマの「ウデ」に称賛の拍手をおくっていた。
とはいっても・・
そう、全体的な「ゲームの趨勢」は、もちろん、リカルド浦和レッズが握っていた。
そして何度も、スペースを攻略したゴール機会を創りだした。
でも結局は・・
まあ、たしかに難しい勝負マッチではあった。
ということで・・
こうなったら、期待イメージを修正しよう。
そう、グループリーグ突破という期待値ターゲットへの絞り込みね。
最後に・・
長いあいだ、ケガなどでチームを離れていた平野佑一が、やっと戦列に復帰した。
そして、攻守にわたって、サスガのパフォーマンスを披露したんだよ。
少し、焦り気味に(!?)仕掛けていこうとするチームを、一旦、落ち着かせるように・・
そう、タメから、サイドチェンジやタテパスなどで、効果的にスペースを活用するんだ。
この、「熱くなった」チームをクールダウンするような、とてもクールな(!)タメも含めたゲーム&チャンスメイカー振りに、頼もしさを感じていた。
とにかく、次だ、次だ。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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