トピックス
- 2022_AFC_U23アジアカップ(3位決定戦)・・スペース攻略プロセス(攻撃)における「人とボールの動き」でオーストラリアを圧倒した大岩剛ジャパン・・(日本vsオーストラリア、3-0)・・(2022年6月18日、土曜日)
- 内容と結果が、一致した勝負マッチだった。
その大岩剛ジャパン・・
この前のゲーム(ウズベキスタン戦)でも、内容を、うまく結果につなげられていれば・・
・・ってな、タラレバの感性が、うずく。
でも、そこは、サッカーだから・・。
ということで、3位決定戦での大岩剛ジャパン。
とても良いサッカーを展開した。
その「良い」のコノテーション(言外に含蓄する意味)は・・!?
もちろん、良いサッカーの大前提であるボール奪取プロセス(守備)は、とてもダイナミックに安定していたよ。
攻守の切り替え(トランジション)、チェイス&チェックや局面デュエル、マーキングとカバーリング、協力プレスへの集散、そして最終勝負シーンでの「最後の半歩」など・・
それらのボール奪取プロセス(守備)ファクターが、有機的に、とてもうまく連動していたんだ。
そう、選手たち自身の「強烈な意識と意志」があふれ出すような主体性プレーのオンパレード。
素晴らしかった。
でも、この試合での「良さ」については・・
スペース攻略プロセス(攻撃)における「人とボールの動き」に、オーストラリアとの「有意差」が明確に見えていたこともあって、そのポイントに焦点を当てることにします。
とにかくオーストラリアは、ほとんどの局面で、ドリブル突破に代表される「個の勝負」を前面に押し出して(押し出し過ぎて!?)、仕掛けていたんだよ。
だから、それぞれの「局面プレー」が「ブツ切り」になって、どうしても、スムーズにリンクしていないってな雰囲気になってしまう。
それに対して大岩剛ジャパンでは、人とボールの動きが、スムーズに「流れ」つづける。
要は、大岩剛がアタマに描く「良いサッカー」のイメージが、しっかりとチーム内に浸透させられているっちゅうことだね。
そして・・
だからこそ、スペースを、より効果的に「突いて」いける。
だからこそ、個の勝負も、より有利なカタチで仕掛けていける。
特に・・
そう、各ステーション(パスレシーバー)の、コントロール(ワンタッチ)&パスという個のアクションが、とても良い「動きのリズム」を奏(かな)でるんだ。
だからこそ・・
ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション「も」、とてもうまく機能しつづける。
ということで・・
相手は、「あの」強いオーストラリアだからね、3位決定戦とはいえ、さまざまな意味を内包する自信と確信を深める、心理リソースになったに違いない。
まあ、もちろん・・
たぶん実力では、今トーナメントの最高峰にいるはずの大岩剛ジャパンだから、3位というのは本意じゃないはずだけれど・・ね。
でも、まあ、フランスへ向けた船出としては、悪くない結果だったと思いますよ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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