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2022_J1_ (変則)11節・・二人の優秀なプロコーチが演出した、エキサイティングな動的均衡マッチ・・また、リカルド・ロドリゲスが演出した「ハーフタイムの奇 跡」という意地のぶつかり合い!?・・(レッズvsマリノス、3-3)・・(2022年5月18日、水曜日)

そうそう、コレだっ!!・・

この、意識と意志のダイナミズムこそがプロの醍醐味なんだヨッ!!・・

ところで、このゲーム・・

チカラのある両チームの激突だからネ・・

最高レベルの、ダイナミックな「動的」均衡マッチを期待するのも道理だった。

でも・・

そう、前半のリカルド浦和レッズは、ケヴィン横浜マリノスに「やられ」まくったんだよ。

そんなレッズだったけれど・・

3点をリードされて入った後半になって、やっと、本当にやっと、サッカー内容(主体的な闘う意志!?)が甦(よみがえ)ってきたんだ。

そしてゲームが、期待に違わぬ、エキサイティングな「せめぎ合い」へと成長していった。

そこで口をついたのが、冒頭の雄叫びだったっちゅうわけだ。

その前半だけれど・・

たしかに、リカルド浦和レッズ「も」、立ち上がりは、ダイナミックなプレーを魅せた。

でも、前半12分・・

「忠実な走り込み」から、水沼宏太に「先制ゴッツァン・ゴール」を奪われちゃう。

「そこら辺り」から、リカルド浦和レッズの、ボール奪取プロセス(守備)におけるダイナミズムが、どんどん減退していったんだよ。

特に・・

そう、攻守の切り替え(トランジション)とチェイス&チェック(寄せ)の内実が、ケヴィン横浜マリノスに凌駕されるようになっていったんだ。

それでは、リカルド浦和レッズが、ケヴィン横浜マリノスに、ゲームの「実質イニシアチブ」を握られちゃうのも道理。

そして・・

アンデルソン・ロペスが魅せたヘディング一閃と、宮市亮のテクニカルシュートにやられちゃうわけだけれど・・

そこでは、様々な意味を内包する「寄せの甘さ」が、課題として残ったね。

要は、最終勝負シーンでの「最後の半歩」の甘さ・・

そしてリカルド浦和レッズは、前半のうちに、ケヴィン横浜マリノスに、3点のリードを奪われちゃったっちゅうわけだ。

でも、ここから、エキサイティングな「勝負ドラマ」がはじまるんだ。

そこじゃ、まず何といっても、ハーフタイムの奇跡に注目しなきゃ・・

その後半・・

リカルドは、選手交代なしで、「同じチーム」をグラウンドに送り出すんだ。

たぶん・・

リカルドは、ハーフタイムに、何らかの「刺激」をブチかましたんだろうね。

それが、後半立ち上がりからの、ポテンシャルが何倍にも増幅したって感じさせられる
ような、素晴らしい攻守の切り替え(トランジション)とチェイス&チェック(寄せ)となって、グラウンド上に現れた。

フットボールネーションじゃ、そんな、ハーフタイム後からの、急激な(心理的&物理的!)ポジティブ変化のコトを、「ハーフタイムの奇跡」って呼ぶんだよ。

実は、わたしは・・

前半のレッズ選手たちが、粘りのない攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢だったから、後半立ち上がりから、選手を入れ替えるだろうなって思っていたんだ。

でも実際は、違った。

リカルド・ロドリゲス「も」、プロコーチとして、究極の「意地」を、選手たちにブチかましたということなんだろうね。

そう、リカルドには・・

選手たちの「意識と意志」が、上限を「突き破る」という確信があった・・!?

わたしも現役コーチ時代は、何度も、選手たちと意地をブチかまし合い、そのテンションを、成功に結びつけた経験がある(もちろん失敗もあるけれど・・サ)。

また、友人のドイツ人プロコーチが(ブンデスリーガ2部)、同じような「ハーフタイムの奇跡」を演出するシーンを体感させてもらったコトもあった。

ということで、最後に、二つだけ・・

まず、何といっても・・

ケヴィン・マスカットとリカルド・ロドリゲスが、とても良い仕事をしている(素晴らしいチームを創りあげている!)という成果に対する称賛。

両チーム選手たちが魅せつづける、攻守にわたるハードワークとリスクチャレンジを、「自ら」探しまくる「主体性プレー」。

素晴らしい・・

そして、もう一つが・・

シュートを「決め切る」という、ある意味で、不可思議な現象。

もちろん、キャスパー・ユンカーが放ったシュートの「コース」が素晴らしかったコトは言うまでもないけれど・・

それ以外にも、何か「得体の知れない感性」も、「そこ」には、あるのかもしれないって思うわけさ。

そう、「シュート決定力・・」っちゅう、魔物。

このテーマについては、「このコラム」も、ご参照あれ。

ということで・・

素晴らしい二人のプロコーチが創りあげた、スーパーにエキサイティングな動的均衡マッチを、心から楽しんでいた筆者なのだ。

あ〜、面白かった。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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