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2022_日本代表(親善)・・さまざまな視点で、「あの」ブラジルに、かなりのレベルまで「互角」に闘えたことは、確実に「次」につながっていく・・森保一ジャパンに乾杯!!・・(日本vsブラジル、0-1)・・(2022年6月6日、月曜日)

立ち上がり・・

ブラジルが、積極的&攻撃的にボールを奪いにきた。

アブナイ・・

ここで心理的に押されたら、すべてのプレーが萎縮しちゃう危険が・・

そんな恐怖感で、身体を堅くしたモノさ。

観戦するこちらも、かなりテンションが高かったんだよ。

でも・・

そう、そんな心配は、杞憂だった。

森保一ジャパンは、これまで積み重ねてきた自信と確信をベースに、すぐにイニシアチブを奪い返していくんだ。

そう・・

ブラジルに押し込まれ、日本選手が「後追い」になってしまうようなネガティブ展開ではなく・・

あくまでも、次の仕掛けのために、積極的&攻撃的にボールを奪い返すという「意識と意志とイメージング」のダイナミズムをブチかましつづけたんだ。

ところで、このゲーム、わたしは、まず・・

局面デュエルの内実を体感しようと思っていた。

そこには、スキル、パワー、スピードなど、すべての個人戦術ファクターが凝縮されているんだ。

そして、その内実を体感しながら、徐々に、わたしのなかの確信が深まっていった。

そう、森保一ジャパンは、やれる・・

世界トップと闘ううえでの、一味、違った(進化&深化している)ファクター・・

それは、言うまでもなく、意識と意志という、心理・精神的なバックボーンだよね。

そんな絶対ベースがしっかりとしているからこそ、自分たちの「チカラ」について、勘違いすることがない。

そう、森保一ジャパンには、心理・精神的な「コンプレックス」が、ないんだ。

だからこそ、局面デュエルでも、決して「焦る」ことなく、しっかりと落ち着いて、ブラジルが誇る天才連中のスキルに、対応できた。

もちろん、そのバックボーンが、フットボールネーションで(本場の猛者連中とのライバル争いで!?)培った自信と確信の「広がりと深さ」っちゅうわけだ。

とはいっても・・

そう、ボール奪取プロセス(守備)の内実をベースに、徐々にブラジルに、ゲームと勝負の「流れ」のイニシアチブを握られはじめてしまう。

とはいっても、そんな現実のなかでも・・

我らが森保一ジャパン選手たちの「意識と意志とイメージング」の内実が減退することは、ない。

もちろん、その本質的なチカラが発揮されたのは、ボール奪取プロセス(守備)において。

攻守の切り替え(トランジション)、チェイス&チェック、局面デュエル、マーキングやカバーリング(ボールがないところでの実効プレー!)、協力プレスへの集散、そして最終勝負シーンで伸ばし切る「最後の半歩」などなど。

特に、最終勝負シーンでの「最後の半歩」が、常に、伸ばし切れていた。

だからこそ、ブラジル得意の、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをブチかまされても、ドリブル勝負でウラを取られても、最後のシュートや決定的クロス、スルーパス場面で、しっかりとした「ブロック」を機能させられたんだ。

そう、そう、それだよ、それ・・

私は、そんな極限の勝負シーンを観ながら、森保一ジャパンがブチかましつづける、「魂の勝負プレー」に、心からの拍手をおくっていた。

一人の例外もなく、誰もが、「主体的」に、攻守ハードワークを探しまくっている。

だからこそ、「可能性が薄い」とはいっても、次のスペース攻略プロセス(攻撃)での勢いが、減退することがない。

そう、全員が、あふれる「勇気」をもって、攻守にわたる極限の勝負シーンを(その可能性を!!)、主体的に、探しつづけられていたんだ。

素晴らしい・・

ということで、W杯・・

そう、ドイツとスペイン。

彼らの、人とボールの動き(意識と意志とイメージングの内実)は、まさに世界一。

ボール奪取プロセス(守備)においても、スペース攻略プロセス(攻撃)においても。

そう、「ボールがないところで勝負を決める・・」という視点じゃ、やっぱり、コンチネンタルに、一日の長があると思うわけさ。

まあ、このブラジル代表も、素晴らしい組織サッカーを魅せたけれど・・ネ。

それでも・・

組織サッカーの、物理的&心理・精神的な根源リソースという視点では、欧州トップチームに、(まだ!?)一日の長がある・・と思っているんだよ。

そこには、生活文化的な「感性リソース」も関係している・・からね。

へへっ・・

ということで、今日は、こんなところです。

さて、次は、AFC-U23アジアカップだ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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