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2022_日本代表(親善)・・まあ、結果論だけれど・・このゲームでは、そこに、ものすごく貴重な「価値」が内包することになった!!・・(エクアドルvs日本、0-0)・・(2022年9月27日、火曜日)

・・我慢強く、粘り強く、そして最後は、自分たちの「勝負ペース」に持ち込めた・・

試合後インタビューで、森保一が、そんなニュアンスの内容をコメントしていた。

それを聞きながら・・

「なるほど、なるほど〜・・」って、とても深く、納得していた。

そうなんだよ・・その通りっ!!・・

まさに、本大会モードの、ゲーム&勝負展開だったっちゅうわけだ。

本番で対峙するのは、「あの」ドイツとスペイン。

だからこそ・・

・・我慢強く、粘り強く、自分たちの「勝負の流れ」に持ち込む(さそい込む!?)・・

このコラムでは、そんな森保一の「マインド」を深掘りしながら、テーマを抽出します。

まず前半・・

そこじゃ、エクアドルに、イニシアチブを握られつづけた。

とにかく、ボール奪取プロセス(守備)が、うまく、はまらない。

たぶん、日本代表では・・

協力プレスへの(周りのサポートやカバーリングへの!)集散イメージングが、うまくシンクロしていなかったコトが要因として挙げられるかもしれない。

要は、チェイス&チェックの「勢い」が足りなかったことで、周りが「寄せるタイミング」を測りかねていた・・っちゅうことだね。

それに対してエクアドルは・・

とにかく、彼らの人とボールの動きが、素早く、巧い・・

日本にプレスを掛けられそうになった次の瞬間には、「トントント〜ンッ・・」ってな軽快なリズムのダイレクトパスで、ボールを、スペースへ動かしちゃう。

もちろん、局面でのボールコントロール(ドリブル突破!?)も、力強く、巧み。

また、パワー勝負の「局面デュエル」でも、力強い。

そんな強いエクアドルに対して、森保一ジャパンは・・

たしかに、協力プレスへの集散が、うまく機能しないことで、周りチームメイトも、「勝負所への予測」うまく描けなかったけれど・・

それでも・・

最後のトコロでは、しっかりと「最後の半歩」を機能させるだけじゃなく、我慢強く、粘り強く、局面勝負に持ち込んで、ボールを奪い返していた。

そして、前半の最後の時間帯では、逆に、日本がペースを握るような時間帯も創りだせはじめたんだよ。

試合後インタビューを受けていたときの森保一は、たぶん、その時間帯の「ゲーム展開プロセス」を、イメージしていた!?

そして、後半・・

やっと、日本代表も、イニシアチブを、互角以上に握れるようになっていくんだ。

このコラムじゃ、選手についてのコメントは、しません。

そりゃ・・

チーム全体が「うまく機能していない」状況じゃ、誰が出たって、良いプレーなんか、出来やしないんだよ。

だから、前半だけで交代した古橋亨梧は、解説の福田正博や戸田和幸が、異口同音に語っていたように、悔しかっただろうね。

もちろん、後方からのパスを「引き出せなかった」という部分もあったわけだから、彼自身も、反省するポイントはありそうだけれど・・さ。

まあ、仕方ない。

ということで、後半・・

たしかに、そこでも、我慢強く、粘り強くプレーせざるを得ない時間帯もあったけれど・・

それでも、前半よりは、積極的&攻撃的な「押し上げ」は観られたし、その、ボールがないところでのサポートの動き(フリーランニング)も、うまく活かせるようになった。

そして・・

そう、森保一がインタビューで語っていたように・・

シュミット・ダニエルの「PK阻止」も含めて、「まさに本番」ってなゲーム(勝負)展開にまで、サッカー内容を、高揚させられたんだ。

この、「まさに本番のゲーム&勝負展開」っちゅうテーマについては・・

先日のエネーチケー番組で、吉田麻也が、こんな興味深いコトを語っていたっけね。

・・ドイツにしてもスペインにしても・・

・・あるゲーム(勝負)展開に、はめ込むことが肝要・・

ご興味がある方は、そのテーマで書いた「このコラム」も、ご参照あれ。

ということで・・

仮想「本番」という視点で、とても価値のあるゲームに(最後は!)なったと思う。

たしかにメンバーがどうなるかなんて分からないけれど・・

そうそう、森保一によるメンバー絞り込み・・

それは、いろいろな意味で、(精神的にも!)ものすごく大変な作業だろうし、その意味で、森保一をレスペクトし、「日本サッカー人」の一人として、心から感謝する筆者なのだ。

あっと、言いたかったコトは・・

・・森保一ジャパンの選手たちが・・

・・今日のゲーム&勝負展開を・・

・・出場したかどうかにかかわらず・・

・・ものすごく深〜く、「体感」し・・

・・脳内の記憶タンクに、鮮明に刻み込んだに違いないっちゅうコト。

そして「本番」では、その体感記憶を呼び覚まし(相手によって呼び覚まされ!?)、「意識と意志とイメージング」が、格段にアップする・・。

その意味でも、このゲームは、内容でも、結果でも、ものすごく重要な価値を内包していたと思うのさ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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