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2022_WM_開幕・・サッカーの伝統(文化の積み重ね!?)は、カネじゃ、買えない・・(カタールvsエクアドル、0-2)・・(2022年11月21日、月曜日)

あ〜あっ・・

また、ワールドカップ史上、初めての出来事が、記録されてしまった。

そう、開幕戦に登場する「開催国」が、一敗地にまみれてしまったんだ。

それも、悔しい敗戦なんかじゃなく、まさに完敗。

観ていて、まさに順当な結果ではあった。

そんな試合を観ながら、思った。

我らが、森保一ジャパンは、ドイツ、スペインに目を奪われ過ぎちゃ、ダメだ。

北中米カリブ海の予選を突破したコスタリカも、勝負マッチとなったら、決して侮れない相手なんだよ。

森保一ジャパンが決勝トーナメントへ駒を進めるためには・・

もちろん、ドイツ、スペインとは、最高の、意識と意志とイメージングで臨めるだろうけれど・・

「中日」のコスタリカ戦で、少し「気抜け」することが心配になったっちゅうわけさ。

まあ、「あの」森保一のことだから、そこのところは、十分な準備(心理・精神的な部分と戦術的な部分)を積み重ねているはずだけれど、どうも老婆心が・・ね。

スミマセンね、森保さん・・

とにかく・・

このゲームでエクアドルが魅せた、得も言われず美しく、忠実、そして実効レベルが高いボール奪取プロセス(守備)には、舌を巻いた。

皆さんも、思いだすでしょ、「あの」強かったカタール代表のことがね。

そう、2019年アジアカップ決勝で、森保一ジャパンを打ち負かしたカタール代表。

そのコラムは、「こちら」をご参照あれ。

そのときは、とても強いディフェンスにやられたっちゅう印象が残ったっけね。

そう、この日のカタールが、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)で、まったく歯が立たなかったエクアドル守備のようにね。

まあ、試合の(戦術的、心理精神的な!?)実質コンテンツからすれば、当時のアジアカップ決勝とは、かなり異なってはいたけれど・・さ。

ということで・・

そんなゲームのバックボーンを体感しながら、考えた。

いくら、これ以上ないほど尽力しても、ローマは一日にして成らず・・

そう、伝統という「文化的な背景」は、カネじゃ買えないんだよ。

最後は、それこそが、モノを言うっちゅうわけさ。

文化的バックボーン・・

それは、攻守イメージングの(心理的、物理的な「機微ニュアンス」が支配する!?)せめぎ合いで、存在感を発揮する。

・・次、その次の展開について「想像力&創造力」を機能させられるか・・

・・攻守にわたる、ボールがないところでの効果的プレーを、探しまくるというプレー姿勢・・

・・そう、攻守にわたる、主体性プレーの内実・・

・・まあ、攻守にわたる局面プレー(戦術イメージング)については、際限のないテーマだから、ここじゃ入り込まない・・

わたしは、そんな、「文化や伝統は、カネじゃ買えない・・」っちゅう、普遍的な哲学を体感し、ホッと胸をなで下ろしていたっちゅう次第でした。

さて、W杯が、はじまった。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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