トピックス
- 2022_WM_25・・
準々決勝・・またまた神様スクリプトのドラマが・・クロアチアが魅せつづけた、強烈な「意識と闘う意志」に、同じサッカー人として、心からの拍手と感謝を
おくります・・(クロアチアvsブラジル, 1-1, PK=4-2 )・・(2022年12月10日、金曜日)
- すごかった!!
まさに、神様スクリプトの極限ドラマ・・
そして、スーパーに動的な均衡マッチ・・
とにかく、両チームともに・・
攻守にわたって、まさにスーパーな「主体性プレー」をブチかましつづけたんだ。
特に・・
ブラジルの才能たちがブチかますペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を・・
しっかりと受け止めつづけた、クロアチアのボール奪取プロセス(守備)が秀逸だった。
とにかく、選手たち一人ひとりのイメージング(予測能力)がレベルを超えている。
カバーリングにしても、マーキングにしても、協力プレスへの集散にしても・・
そしてもちろん、「最後の半歩というファクター」にしても。
「あの」ブラジルが、そう簡単には、スペースを攻略できないのも道理だった。
そのクロアチアは・・
ボールを奪い返す「だけ」じゃなく、そこから、モドリッチを中心に、しっかりと人とボールを動かしながらスペースを攻略し、チャンスまでも創りだすんだよ。
相手が、「あの強力な」ブラジルのボール奪取プロセス(守備)だからね、その自信と確信にあふれる「主体性プレー」には、もう、拍手しかなかった。
ところで、その、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)だけれど・・
そこでの最終勝負プロセスでは、やっぱりブラジルに、一日の長を感じる。
言うまでもないけれど、そのバックボーンは、ネイマールに代表される、個の才能だよね。
優れた組織サッカーのなかに、強烈なスパイスとしての「天賦の才」を効果的にミックスするっちゅうわけだ。
そして・・
とても「狭いスペース」で交わす、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、ヤバイ。
うまく回れば、まさに夢のようなコンビネーションじゃないか。
そして、そのコンビネーションと、ネイマールという天賦の才が、決定的スペースの攻略から、先制ゴールまで奪っちゃうんだよ。
それに対してクロアチア・・
(特に前半!)右サイドで、攻守にわたって鬼神の活躍を魅せる、前田大然のチームメイト、ユラノビッチと、左サイドで気を吐くペリシッチを中心に、サイドゾーンから、オーソドックスな最終勝負を仕掛けていく。
オーソドックス・・
中盤で、しっかりと人とボールを動かしながら、サイドゾーンの「選手密度」を薄くさせ、「そこ」へボールを展開すながら攻め上がるんだ。
そして最後は、クロスからのピンポイント勝負。
ブラジルのセンターゾーンは、チアゴ・シウバを中心に、メチャクチャ強力だからね。
「そこ」へ入っていく(仕掛けていく)のは、得策じゃない。
でも、クロスからのピンポイント勝負だったら、「個のチカラ」は、決定的KFSにはならない・・。
KFS=Key Factor for Success・・ね。
そしてクロアチアは、「クロス攻撃を・・」ってな意識で、ゲームに臨み、そのカタチで、グラウンダークロスを、ダイレクトで叩いて、同点ゴールをブチ込んだ。
延長後半も、あと2分でタイムアップってなタイミングで・・だよ。
まさに、神様スクリプトのドラマ!?
たしかにブラジル「も」・・
ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだけじゃなく、クロス攻撃や、一発ロングのシンプルな仕掛けだって繰り出すよ。
でも、やっぱり・・
彼らの強さの源泉である、レベルを超えた「テクニックとスキル」による最終勝負は、実効だけじゃなく、魅力的だから、わたしも含めた観る側は、「それ」を期待するよね。
もちろん、観る方にとってだけじゃなく、やっている本人(プレイヤーたち!)にとってもね。
フ〜〜ッ・・
ということで、今大会では、そんなブラジルの「魔法」は、店じまいというコトになった。
残念だけれど・・
とにかく、クロアチアが、最後の最後まで魅せつづけた、強烈な「意識と闘う意志」に、同じサッカー人として、心からの拍手と感謝をおくる筆者なのです。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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