トピックス


2023_ナデシコ・・オリンピック予選・・2点を奪うまでが「サッカー」だった・・だからテーマも、そこまでの内容からピックした・・(ウズベキスタンvsなでしこ、0-2)・・(2023年10月29日、日曜日)

巧くなっているな〜〜・・

まあ、当たり前なんだろうけれど・・

それでも、昔から女子サッカーを観ている筆者は、どうしても、「以前のイメージ」が重なって観戦しちゃうんだよ。

ということで・・

サッカーの絶対的な基本は、ボールをしっかりと止め、しっかりと蹴られるコトだよね。

その「止め方」や「蹴り方」だけれど・・

柔軟性というか、バリエーションというか、池田太ナデシコでは、シチュエーションに応じた「止め方と蹴り方」の実効レベルが、大きくアップしているって感じるんだよ。

ナデシコ選手たちは、その多くが、フットボールネーションで活躍しているというコトだから、まあ、当然の進化&深化なんだろうな。

そう、環境こそが「人」を育てる・・

ということで・・

基本で、明確なアドバンテージをもっているナデシコだから、人とボールの動きと「そのリズム」でも、ウズベキスタンを圧倒しちゃうのも道理っちゅうコトか。

各ステーション(ボールホルダー)でのプレー内容に、実が詰まっている。

だから、相手のボール奪取プロセス(守備)を、振り回せる。

相手ディフェンスを振り回す!?

そうネ、相手のイメージングの「ウラ」を突くっちゅうコトかな。

別な表現をしたら・・

人とボールの動きに、相手を誘う(騙す)モノと、勝負を仕掛けるスペース攻略プロセスを、しっかりとミックスできているっちゅうコトかな。

もちろん、味方まで、イメージ的にダマしちゃったら、元も子もない。

でも、池田太ナデシコでは、互いの「仕掛けイメージング」が、とてもうまくシンクロしているんだ。

だから、相手のボール奪取イメージングを「絞り込ませない」というハイレベルな仕掛けをブチかませるっちゅうわけさ。

例えば・・

・・タテパスを、「ズバッ」とブチ込む・・

・・もちろんウズベクのボール奪取イメージングは、そのタテパスを中心に組み立てられる・・

・・そんな状況で、我らがナデシコは、タテパスを受けたレシーバーが、ポンッてな感じで、ダイレクトでバックパスを戻したりするんだ・・

・・そして、相手のイメージングが緩んだ(足が止まった!?)スキを突き・・

・・少しのタメから(またはダイレクトで)、まったく同じタテパスを、強烈にブチ込むんだ・・

・・でも、そのときは、3人目、4人目のフリーランナーが、同時にアクションを仕掛ける・・

・・相手のイメージングが緩んでいるからこその、効果的なコンビネーションっちゅうわけだ。

池田太ナデシコは、そんな創造性&想像性だけじゃなく、フィジカル面でも、大きく進化している。

特に、ボール奪取プロセス(守備)での局面デュエル。

巧みで力強い身体のつかい方が、もう抜群。

それは、たぶん、フットボールネーションで鍛えられているんだろうね。

そう、環境こそが「人」を育てる・・

さて・・

前記した内容は、あくまでも、池田太ナデシコが、2点をリードした前半15分までのハナシ。

その後は、両チームともに、まったくリスクを冒さず、時間を、無為に経過「させ」たんだ。

というのも・・

このゲームには、次に待ち構える「勝負の準決勝」の相手を「調整」しようとする意図があったんだよ。

そう、池田太ナデシコは、予選リーグの同じグループで戦うウズベキスタンに、その準決勝へ、「二位通過」して欲しかったわけだ。

何か、すこし錯綜した(不健康な!?)予選システムではあるけれど・・

それでも、ドイツなどの強豪チームが、オリンピック本大会に出場できないという、ヨーロッパの予選システムからすれば、まあ、恵まれているっちゅうコトか。


============

ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

-------------------

あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


============

最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





[ トップページ ] [ Jワンポイント ] [湯浅健二です。 ]
[ Jデータベース ] [トピックス(New)] [ 海外情報 ]