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2024_ACL・・個のゴリ押しサッカーと、ハイレベルな組織サッカーの対峙という構図だった・・興味深かったけれど、やっぱり、組織と個のバランスこそが志向されるべき・・そうマリノスのようにね・・(山東vsマリノス、1-2)・・(2024年3月6日、水曜日)

このゲームの構図は・・

ブツ切りの個人プレー vs 組織フットポール・・ってなコトかな。

サッカーの、スペルは「Soccer」だよね。

そして、それは、正式名称である「Association Football」から、きているんだ。

そう、サッカーは、生まれたときから、「組織的」っていうのが絶対ベースなんだよ。

そう、パスを積み重ねる(足であつかう!)ボールゲーム・・ね。

ただ、このゲームでは・・

しっかりと、攻守にわたって、組織的なコンビネーションを積み重ねるマリノスに対して・・

山東は、まさに、個人プレーを、ブツ切りにつなぎ合わせる低次元サッカーだった。

そのことは、両チームのプレー内容に、如実に現れていた。

そう、ボールホルダー周りのチームメイトたちの、ボールがないところでのアクションの量と質に、決定的な(発想の!?)違いがあったんだよ。

山東プレイヤーたちは、ボールをもつチームメイトが、ドリブルをはじめたら、多くが「傍観者」になり下がり、その行方を眺めているだけ。

それに対してマリノスは・・

1人がドリブルで仕掛けている最中でも、周りのチームメイトたちは、次、その次のスペースで、パスを受けようと動いているんだ。

両チームの、基本的な違い!?

その骨子は・・

山東のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、そのイメージングが、個の勝負に集約しているっていないっちゅうコトなんだろうね。

とはいっても・・

そう、そんな山東にしても、その「やり方」について、チームのなかで、しっかりとイメージングが共有されているという視点は、はずせない。

それもまた、「超絶の徹底サッカー」っちゅうコトだね。

そんな、「サッカーのやり方」を貫こうとする、バックボーンだけれど・・

選手たちが、個の勝負で、抜群のチカラを発揮できるだけの能力を備えているっちゅうコトだね。

フィジカルやテクニカル、サイコロジカルで、たしかに、高いレベルにある。

でも、タクティカルじゃ、大いなる課題が、見え隠れしている。

そんな「個の強者」どもが、ドリブル突破にしても、強引でパワフルなシュート、クロスからの強烈ヘディングにしても、激烈な「個の勝負」をブチかますんだよ。

それは、それで、とても危険なヤツらっちゅうコトさ。

そんな、超絶の徹底サッカーに対して・・

我らがマリノスは、日本サッカーの、「戦術的発想の次元の高さ」を証明してくれた。

選手たちは、全員が、人とボールの動きと「その良いリズム」について、まさに、共通の「ピクチャー」を描けているんだよ。

だからこそ、ボールがないところでのアクションの量と質で、山東を、完璧に凌駕していたんだ。

そして彼らは、何度も、究極の「Association」とも言える、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをブチかましていく。

とにかく、この試合では、結果としての「数字」では、なんとなく互角に近いモノが出ているけれど・・

でも我々サッカー人は、ボール奪取プロセス(守備)と、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の実効レベルだけじゃなく・・

そこに潜んでいる内実と、結果としての「ゴール機会の量と質」を見比べるのさ。

その視点で、マリノスには、完璧な「一日以上の長」があった。

とはいっても・・

そう、山東は、追い込まれたときの「個の爆発」という視点で、危険極まりないチームなんだ。

一週間後に、横浜国際競技場で行われるリターンマッチ・・

いまから楽しみで、仕方ありません。

お互い、とことん、楽しみましょう。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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