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2024_EURO_7・・攻守にわたって両チームがブチかましつづけた、スーパーサッカー・・堪能させてもらった・・(オランダvsフランス、0-0)・・(2024年6月22日、土曜日)

世界最高レベルの実力を誇る、両国。

最高の、攻守にわたる、「組織」と「個」のせめぎ合いだった。

堪能した・・

・・というか、ずっと、最高緊張感のなかで、フリーズ気味に、集中観察していたんだよ。

両チームの、ボール奪取プロセス(守備)・・

変幻自在な、「ポジショニングバランス」オリエンテッドな「発想」と、「バランス状態」から瞬間ブレイクしての、マンマークへの移行(間合いの詰めとアタック!)・・

・・そして、そのときの、柔軟な「爆発」が、秀逸・・

また両チームの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・

ヤツらが描く、仕掛けイメージングが、とにかく、世界トップだと感じたよ。

もちろん・・

カウンターが、もっとも実効を期待できる「狙い目」というコトは、両チームに共通するし・・

セットプレーの集中度も、両チームともに(攻守ね)、とてもハイレベル。

そして・・

ここで特に強調したかったのは・・

そう、仕掛けプロセスでの、「組織プレー」と「個人勝負プレー」がミックスしたイメージング。

とにかく、両チームともに、危険な香りを振りまきつづけていた。

なんだ・・

同じ「タイプ」の二つのチームの激突・・っちゅう、構図か!?

そんな声が聞こえてきそうだけれど・・

まあ、イメージングの「量と質」という視点じゃ、そう表現できるかな。

もちろん、だからこそ、「隠し味」が、その存在感を、ハンパなく主張するわけさ。

そう、「個の天賦の才」・・

言いたいことは、両チームともに、「最終勝負のツボ」を、しっかりと理解し、それを駆使しようと、秘術を尽くしているっちゅうこと。

そのツボを代表するのが・・

そう、勝負ドリブル(ここじゃ、突貫小僧っちゅう表現は、控えます)と、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション。

両チームともに、その「効果的ミックス」で、ゴール機会を創りだすんだよ。

鳥肌が、立ちっぱなしだったね。

あと、攻守のリンクマン(ゲーム&チャンスメイクの隠れたリーダー!?)という発想。

そんな「発想」が浮かんだのは・・

なんといっても、フランスの肺と心臓といっても過言じゃない、守備的ハーフの、エンゴロ・カンテがブチかましつづけた、攻守にわたる、抜群の存在感によって刺激を受けたからね。

とにかく彼は、攻守にわたって仕事を探しまくるんだ。

その、攻守にわたるハードワークと創造性プレーの「実効コンテンツ」は、素晴らしいの一言だった。

やっぱり、こんな(ある意味、目立たない!?)中盤リーダーがブチかます、仲間を(その能力を!)活かし切ろうとする、積極的&攻撃的プレー姿勢こそが、チームを引っ張り上げるんだろうね。

とにかく、その実効レベルには、舌を巻いたモノさ。

そんな、カンテのプレーを観ながら、あるスーパープレイヤーを思い起こしていた。

そう、澤穂希・・

・・厳しくなったら、わたしの背中を見てっ!!・・

貴女には、いまでも、心の底から、感謝しているよ。

2011年ドイツ女子W杯の直後に開催された、ドイツ(プロ)サッカーコーチ国際会議で、ものすごく言い思いを「させて」もらったコトも含めてネ。

それについては、2011年の「コラム倉庫」を、ご覧あれ。

ということで、今日のスーパー勝負マッチに、舌つづみを打っていた筆者なのであ〜る。

へへっ・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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