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2024_オリンピック女子・・大岩剛ジャパンもそうだけれど・・この池田太ナデシコにも、胸を張って、ご帰国くださいと言いたい・・ホントに、お疲れ様でした・・(ナデシコvsUSA、 延長 = 0-1)・・(2024年8月4日、日曜日)

フ〜〜ッ・・

とにかく、我らがナデシコは、最後の最後まで、本当に、よく頑張った。

歴史に残るよ、この勝負マッチは・・

まあ、たしかに・・

誰がみても、実力では、アメリカに、一日の長がある。

でもナデシコは、そんな「チカラの差」を、「極小」になるように抑制しつづけたんだ。

そのバックボーンは、いうまでもなく、ものすごく忠実で、創造的なボール奪取プロセス(守備)だった。

アメリカは、ボールはキープできるけれど、まったくといっていいほど、組織的にスペースを攻略できなかった。

まあ、カウンター状況は、除いてネ。

人数とポジショニングのバランスが崩れたときこそ、チャンス。

そのことは、両チームに言える。

スペースを攻略できないアメリカに対し、我らがナデシコは・・

徐々に、自分たちの「やり方の実効レベル」が、とても高いコトを体感し、自信と確信レベルを進化&深化させていった。

そんなプロセスは、彼女たちの、どんどん充実していったプレー内容を観ていれば、一目瞭然。

その、充実した進化&深化・・

それは、今回のオリンピックでのギリギリ勝負マッチを体感しつづけたことで・・

いや、そこで、彼女たちが・・

勇気をもって「リスク」にも「チャレンジ」しつづけたからこそ、その進化&深化を、より大きく、飛躍させられたんだと思う。

大会の初戦では、スペインに、かなり「やられて」しまった。

でも彼女たちは、そんな劣勢のなかでも、決して、ネガティブな感性に押し潰されることなく、どんどんチャレンジしていったんだよ。

だからこそ、そこで発展させられた、自信と確信が・・

次の、ブラジル戦、ナイジェリア戦での、「確信に満ちあふれた」積極サッカーとなって、ナデシコの存在感を、大きく押し上げた。

そう・・

そのコトは、このアメリカ戦にも、あてはまる。

解説の矢野喬子が、こんなコトを語っていたっけね。

・・彼女たちは、戦術プランに則り、(主体的に!)ゲームを進めています・・

そう、まさに、その通り。

とはいっても、決して、ステレオタイプの、徹底(戦術)サッカーなんかじゃない。

彼女たちは、獲得した、自信と確信を、ゲームのなかで発展させ、そして、攻守にわたる仕事(ハードワーク)を、積極的&攻撃的に、探しまくったんだよ。

素晴らしい、主体性プレーだった。

 とにかくナデシコは・・

主体的なチャレンジプレーを絶対ベースに・・

「あの強い」アメリカに対しても、進化&深化の高揚スピードをアップさせたとまで感じた。

だからこそ、時間の経過とともに、より実効レベル高くボール奪取プロセス(守備)を機能させられるようになった。

そして、だからこそ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でのチャレンジプレーも、どんどん増幅させられるようになった。

たしかに、かなり「フィジカル」に劣ることで、局面デュエルで優勢に立ったり、スピードやパワーで相手を置き去りにしたりすることは、かなわなかった。

それでも彼女たちは、あくまでも、人とボールの動きを活性化させることで、強いアメリカに対抗していったんだ。

ナデシコが魅せつづけた、そんな活性化プロセスには、サッカーの美しさと魅力を「形作る」、根源的なメカニズムが内包されていた。

わたしは、ナデシコに対し、また監督の池田太に対して、サッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手をおくっていた。

大岩剛ジャパンもそうだけれど、この池田太ナデシコにも、胸を張って、ご帰国くださいと言いたい。

ホントに、お疲れ様でした。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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