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2024_U23 アジアカップ・・この勝利による、意識と意志パワーの(格段の!?)充実と進化は、パリ本大会でこそ、その本領が発揮されるはず・・とにかく大岩剛ジャパ ンに対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(カタールvs日本U23、 2-4)・・(2024年4月26日、金曜日)

2日もつづけて、こんな、ギリギリの勝負を、魅せつけられて・・

昨夜は、マリノス、そして今夜は・・

ほんと、疲れました。

もちろん、嬉しい疲労だよ。

それでも、やっぱりため息が・・

フ〜〜ッ・・

いま夜中の、0230時あたり。

内野航太カが、延長後半7分に、日本の4点目を流し込んでから、既に1時間ほどが経ったタイミングです。

そう、日本U23が、「2-4」と、リードを広げたゴールね。

もちろん、その前の延長前半10分には・・

細谷真大が、素晴らしい抜け出しから、GK股抜きシュート(日本の勝ち越し3点目)を決めていた。

そのゴールには、観ている誰をも「確信」させるに足る、ものすごく重要なコノテーション(言外に含蓄される意味)が、内包されていた。

さて、この、ものすごく難しいゲーム展開になった、カタールとの準々決勝だけれど・・

その経緯を追ってみると・・

まず、なんといっても、前半2分に飛び出した、山田楓喜の、「キャノン」スーパーゴールから、すぺてがはじまったんだ。

日本U23の勇者たちは、その後も、見た目でのゲームイニシアチブ「は」握りつづけていた。

何せ、日本U23は、ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても、明確に、カタールを凌駕していたからね。

そんなポジティブ展開から、わたしは、心静かにゲームを観察できていたんだよ。

でも・・

そう、一発クロスから、カタールに同点ゴールを奪われちゃう。

前半24分のことだった。

その、アフメド・アルラウィの同点ヘディングシュートは、もう、見事としか言いようがなかった。

でも、その後の前半41分には、カタールGKが、細谷真大を「蹴った」ということで退場になってしまうんだよ。

そんな退場劇を観ながら、チト、複雑な心境になったモノさ。

そう、個のチカラでは十分なポテンシャルを秘めているカタールが、ファイブバックを中心に、「もっと」しっかりとブロックを創って守りはじめるわけだからね。

そして、そこからの、一発カウンターやセットプレーから、危険な仕掛けをブチかますんだ。

それが現実のモノとなったのが・・

後半4分に飛び出した、フリーキックからの、超スーパーなヘディング逆転ゴールだった。

それもまた、相手を誉めるしかないってな、見事なヘディングシュートではあった。

そして、わたしの観戦マインドは、どんどん複雑化していくことになるんだよ。

ゲームの、実質的な内実の「変遷」だけれど・・

前半の半ばあたりからは、日本U23チームは、うまくスペースを攻略できなくなっていったんだ。

たしかに、相手は、一人足りなくなった。

でもカタールは、一点をリードされた状況で、守備ブロックを、より強固にマネージするんだよ。

そんな、ゲームの流れを観ながら・・

・・これは、難しい状況に陥ってしまった・・

・・とにかく、何とかして、どんなカタチでもいいから、同点ゴールだけは、奪わなきゃ・・

でも・・

効果的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を展開できない日本U23なんだ。

そう、仕掛けプロセスに、うまく「変化」を付けられないんだよ。

そして、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が単純だから、カタール守備に、簡単に潰されてしまう。

そこじゃ、ミドル弾や、放り込みからのこぼれ球勝負を狙うとか、とにかく、とても堅いカタール守備ブロックが、驚くような「何らかの変化」が求められていたんだ。

でも結局は、日本U23「も」、セットプレーからのヘディングシュートで追いつくことになる。

CKから、木村誠二が、素晴らしい「流しヘディング」を、逆のサイドネットに突き刺したんだ。

そして、そこから、やっと・・

日本U23のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が、より実効あるカタチで活性化していったっちゅうわけだ。

わたしは、ゲーム展開の「推移」を、そう感じとっていたのさ。

そこで、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の活性化を託されたのが・・

そう、キャプテン藤田チマ。

彼の、正確かつ創造的なボールキープ(タメ)と仕掛けパスは、秀逸。

彼は、最前線へ向け、とても危険なタテパスを「差し込む」んだ。

もちろんカタールは、中盤の後方で、藤田チマがボールをもったら・・

・・コイツは危ないヤツだ・・

・・そう感じ、すぐさま「そこ」へ急行しようとするんだよ。

でも、カタールは、一人足りない。

だから、そのボール奪取プロセス(守備)でのカタール選手たちは、殊の外のエネルギーを費やさざるを得ない。

それが、彼らの疲労度を、より深刻なレベルまで高めたっちゅうわけだ。

また藤田チマは、中央ゾーンへの「タテパスの差し込み」だけじゃなく、状況に応じて、サイドへもボールを展開していった。

わたしは、それが、日本U23のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が、サイドから活性化していったバックボーンだったと思っている。

とはいっても、藤田チマが「差し込む」、中央ゾーン最前線への勝負のタテパスもまた、とても高い効用を発揮していたんだよ。

そして、それはまた、チームに勇気を与えたに違いない。

そして実際に・・

藤田チマの「タテへの仕掛け」は、延長前半7分の、細谷真大の勝ち越しゴールを演出した。

まず藤田チマは、「素晴らしいタイミングと内容のタテパス」を、荒木遼太郎へ送り込む。

そこで荒木遼太郎は、素早く、正確に、その前にポジションしていた細谷真大へ、「効果的なつなぎパス」を、送り込むんだ。

それが、細谷真大の勝ち越しゴールを呼び込んだっちゅうわけだ。

チト、アタマが回らなくなってきている。

また明日にでも・・

ゲームを見直しながら、足りないところがあったら、書き足すことにしますよ。

ということで、今日は、こんなトコロで・・

オヤスミナサイ・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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