トピックス


2025_ACLの11・・ラウンド16第1戦・・ボールがないところでの「攻守イメージングの内実」に、両者の、決定的な差が生まれていると感じていた・・(上海海港vsマリノス、0-1 )・・(2025年3月4日、火曜日)


やっぱりサ・・

そう、勝負は、ボールがないところで決まるんだよ。

たしかに、上海海港も、優れた「個のチカラ」を擁している。

それでも・・

そう、やっぱりサッカーは、究極の「組織ボールゲーム」なんだ。

それも、足であつかうことで、不確実なファクター満載だよね。

それこそが、「Association Football」と呼ばれる所以なんだよ。

そう、組織パス(人とボールの動きとその優れたリズム!?)こそが、命。

ということは・・

パスレシーバーの動き(フリーランニング)こそが、雌雄を決するとも言い表わせられる。

そして、この試合でも・・

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ボールがないところでのアクションの量と質が、微妙な、両者の「差異」を表現していた。

そして、先制決勝ゴール・・

それも、まさに、そんな勝負パスを「呼び込む」、植中朝日の、決定的フリーランニングによって生まれたんだよ。

そのときのパサーは、松原健。

植中朝日は、松原健がボールを持ち、ルックアップした瞬間に、爆発した。

いや・・

植中朝日は、松原健がルックアップする直前には、スタートを切っていた。

だからこそ、マークする相手も、反応が、遅れ、背後の決定的スペースを攻略された。

とにかく、素晴らしい、組織コンビネーションではあった。

そんな、ボールがないところでのアクション「も」シェアする、イメージングの内実。

そのレベルが高いからこそ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)において、もっとも危険な、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだって、繰り返し、ブチかましていける。

対する上海海港・・

彼らは、優れた「個のチカラ」を前面に押し出しながら、攻め上がっていく。

それでも、やっぱり、ホールがないところの「動きのイメージング」が、うまくチームのなかで、シェアされていない。

そんなだから・・

ボールがないところでのアクションを「抑える」という「守備イメージング」に長けたマリノスは・・

上海海港の「単純」なウラ取りパスを「読んで(最後の半歩ファクターね)、完璧に抑えちゃう。

微妙だけれど、そんなボールがないところでの「攻守イメージングの内実」に、両者の、決定的な差が生まれているんだろうな〜〜・・

・・なんてコトを考えながらの観戦だった。


============

ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

-------------------

あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


============

最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





[ トップページ ] [ Jワンポイント ] [湯浅健二です。 ]
[ Jデータベース ] [トピックス(New)] [ 海外情報 ]