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2025_ACLの15(決勝)・・準決勝と同じ「ゲームの構図」・・結果は、違ったけれど・・長谷部茂利フロンターレは、よく頑張った・・胸を張って、ご帰国あれ・・(アル・アハリvsフロンターレ、2-0 )・・(2025年5月4日、日曜日)
そりゃサ・・
個のチカラの総体じゃ、世界選抜的なキャラクターの(!?)アル・アハリには、後れを取っている。
・・ってな感じで、準決勝とまったく同じフレーズで書きはじめたわけだけれど・・
でも結果は、準決勝とは違い、残念なモノになってしまった。
それにしても・・
内容では(準決勝と同様に!)互角以上のモノを魅せつけたコトは確かな事実だから、わたし自身は、とても悔しい思いに苛(さいな)まれていたよ。
とにかくフロンターレは、攻守にわたって、相互信頼ベースの「組織」を前面に押し出しながら、とても立派な闘いを、「世界選抜」に対して、挑んでいった。
だからこそ、準決勝の「顛末」に近づくことができたんだよ。
まあ、結果は、別にしてね。
ところで・・
この勝負マッチを、さまざまな視点で追いながら、自然と、2011年にドイツで行われた、FIFA女子W杯のコトにも思いを馳せていた。
そう、そこでも、「組織vs個」というゲームの構図が、アリアリだったんだ。
でも、澤穂希ナデシコは、最後の最後まで諦めず、ドラマチックな「粘勝」を、手にした。
わたしは、その大会を、全日程、現地で、追いかけつづけた。
それについては、2011年の「トピックス倉庫」を、探ってみてください。
ちなみに、決勝のコラムは「こちら」。
また、大会のアトのハナシだけれど・・
ナデシコの大会初戦がおこなわれたボーホムで開催された、ドイツ(プロ)サッカーコーチ連盟主催の「国際会議」に招待されていたんだ。
そこで、当時の会長ホルスト・ツィングラーフ(個人的にも、親しい友人です)が、我らが澤穂希ナデシコに対して、とても素敵な賛辞をおくってくれたんだ。
そのときのコラムは「こちら」。
要は・・
誰もが分かっていたことだけれど・・
そう、特にフィジカルで、ナデシコが、絶対的に「不利」だったという事実。
でも、我らが澤穂希ナデシコは、最後の最後まで、「組織」で、闘い抜いた。
そして、会長のホルスト・ツィングラーフは、そのポイントを強調し・・
「我々は、サッカーの本質的な価値と魅力で勝ち切った日本の女子代表を、とても誇りに思う・・」なんて、そんな素敵なフレーズで、開会挨拶をしめくくったモノさ。
とても誇らしい気持ちだった。
そして、澤穂希ナデシコに対し、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手を(心のなかで)おくっていたよ。
サッカーの基本は、組織プレーなんだよ。
そう、英語で「Association Football」と呼ばれるようにね。
だからこそ、世界トップクラスで仕事をするプロサッカーコーチ連中の「コアなテーマ」は・・
世界トップの「個の才能」連中に・・
いかに、「疲れる」攻守ハードワークを、自ら、主体的に(!!)探しまくるようなプレー姿勢(発想)や態度を、植えつけられるか・・
とにかく、これだけは、確かだと思う。
そう、世界トップスポーツであるサッカーの「文化と伝統」を、カネで支配しようとする輩は、世界中の誰にも認められないし、敬意も払われないという、厳然たる事実が、そこにはある。
それにしても、長谷部茂利フロンターレは、よく頑張った。
胸を張って、ご帰国あれ・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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